朝ドラ「ばけばけ」第22週あらすじ・ネタバレ【超わかりやすく】

朝ドラ「ばけばけ」第22週(第106話・第107話・第108話・第109話・第110話)のテーマは「」です。本記事では、第106話から第110話までのあらすじ(ネタバレ)と感想を、わかりやすくまとめました。
「ドラマをもっと深く味わいたい方」
「忙しくて見逃してしまった方」
「短時間で内容を知りたい方」
――そんな皆さまに向けて、第22週の見どころや注目の展開をわかりやすく紹介します。
目次
朝ドラ「ばけばけ」あらすじ一覧
朝ドラ「ばけばけ」第22週(106〜110話)放送日
放送期間は2026年3月2日(月)〜3月6日(金)。第22週のテーマは「」でした。
「ばけばけ」第106話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
熊本での生活が続く中、トキは慢性的な眠気に悩まされながらも、ヘブンのリテラリーアシスタントとして英語の勉強に励んでいました。しかし努力とは裏腹に、思うように身につかず、焦りを感じています。そんな折、トキはロバートの家を訪ね、妻のランと親しくなります。ランは、自身が行ってきた発音を書き留める勉強法を教え、トキは希望を見出します。
帰宅後、丈や正木も勉強に付き合い、家の中はにぎやかな空気に包まれます。たどたどしい発音ながらも、トキは懸命に言葉を覚えようとします。その一方で、ヘブンのもとにはイライザから手紙が届き、『日本滞在記』の成功を受け、フィリピン滞在記の執筆という新たな仕事の依頼が舞い込みます。破格の条件に、ヘブンの心は大きく揺れ動きます。
学校でロバートや作山に相談すると、二人は口をそろえて海外行きを勧めます。夜、ヘブンはトキに英語を教えながら、例文に「フィリピン」という言葉を使います。意味も分からぬまま繰り返すトキでしたが、ある一文だけは不思議なほど自然に口をついて出ました。
ヘブン:「I want to be with you.」
その発音に、ヘブンは思わず息をのみます。
感想
第106話は、トキの努力と不器用さ、そして愛情がにじむ回でした。英語という壁に何度もつまずきながらも諦めない姿は健気で、丈や正木が自然に支える家族の空気も温かく感じられます。一方で、ヘブンに届く海外からの誘いは、物語に大きな転機を予感させました。「I want to be with you」という一文を、意味を超えて自然に発音できたトキの姿は、言葉以上の想いが心に根づいていることを象徴しています。学ぶことと生きること、愛することが静かにつながる印象的な導入回でした。
「ばけばけ」第107話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
イライザへの返事として、ヘブンは「心はすでにフィリピンに向かっている」と書き送ります。その後もトキは英語の勉強を続けますが、上達の実感が得られず、ついにヘブンは一度区切りをつけようと提案します。数日後、トキはランのもとを訪ね、英語の勉強をやめたことを告げました。
するとランは、フィリピン滞在記の話題を持ち出し、西洋人が日本を離れる際、妻を置いて一人で行くことも珍しくないと語ります。その言葉に、トキは大きな衝撃を受けます。ヘブンから何も聞かされていなかったことに動揺し、帰り道で体調を崩してしまいます。
偶然通りかかった丈と正木に助けられ、病院へ運ばれたトキ。診察を終えた医師は、穏やかな笑顔で告げます。
医師:「おめでとうございます」
トキは思わず礼を述べ、胸いっぱいに喜びを感じますが、同時にヘブンの決断への不安が押し寄せます。帰宅すると、その様子からフミが察し、静かに問いかけます。
フミ:「やっぱり、そげ?」
トキ:「……そげ」
喜びと不安が入り混じる中、トキは身重である事実を胸に秘める決意をします。
感想
第107話は、祝福と不安が同時に訪れる非常に繊細な回でした。妊娠の喜びが描かれる一方で、それを素直に伝えられないトキの葛藤が胸に迫ります。ランの何気ない言葉が、異文化の現実として重くのしかかる描写も印象的でした。「おめでとうございます」という一言が、希望にも恐れにも変わる構成は見事です。幸せなはずの出来事が、選択を迫る試練になるという展開が、この物語らしい深みを感じさせました。
「ばけばけ」第108話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
トキは家族に妊娠を打ち明け、皆から祝福を受けます。司之介は大喜びし、家の中は一時明るさを取り戻します。しかしトキは、ヘブンにはまだ伝えないと決めていました。彼がフィリピンへ行ってしまうかもしれないという不安が、どうしても拭えなかったのです。
一方、ヘブンもまた迷いの中にいました。ロバートの家を訪ねると、ランからトキに話してしまったことを打ち明けられます。トキが自分の決断を待っていると知り、ヘブンは印税を家族に残し、日本を離れる覚悟まで考え始めます。
数日後、トキはフミに「引き止めない」と自分の気持ちを語ります。その直後、ヘブンが散歩に誘い、決断を口にしようとします。しかしその瞬間、トキは突然倒れてしまいます。病院に行こうとするヘブンを制し、トキは静かに真実を明かしました。
トキ:「病では、ありませんでした」
小さくうなずくトキを見て、ヘブンはすべてを悟ります。
ヘブン:「……アカンボウ?」
ヘブンは息をのみました。
感想
第108話は、トキの覚悟が最も強く表れた回でした。自分の幸せより、ヘブンの夢を優先しようとする姿は痛々しくも美しく、視聴者の心を強く揺さぶります。倒れるまで秘密を抱え込む展開は切なく、同時にトキの芯の強さを際立たせました。ヘブンが気づく瞬間の沈黙と表情は圧巻で、言葉以上の感情が伝わってきます。夫婦のすれ違いと深い愛情が交差する、非常に密度の高い一話でした。
「ばけばけ」第109話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
妊娠を知ったヘブンは歓喜し、抑えきれない喜びを爆発させます。周囲が引き止めようとする中、トキは涙ながらに本心を語ります。ヘブンが「書く人」であり、フィリピン滞在記はその夢を叶える仕事だと理解しているからこそ、言えなかったのだと。
トキ:「どげしたらええのか、もう分からん」
その言葉を受け止めたヘブンは、はっきりと決断を示します。
ヘブン:「フィリピン、イカナイ。ニホン、イマス」
そして、静かに愛を告げました。
ヘブン:「I want to be with you.」
半年後、トキは無事に男の子を出産します。ヘブンはお百度参りを続け、産声を聞いた瞬間、言葉を失うほど感動します。家族は新しい命を囲み、喜びに満たされます。
感想
第109話は、感情の振れ幅が非常に大きい回でした。夢か家族かという問いに、ヘブンが即座ではなく、深く考えた末に出した答えだからこそ、その重みが伝わります。「I want to be with you」という言葉が、約束として響く名場面でした。出産シーンも過剰な演出に頼らず、静かな感動が積み重なる構成が秀逸です。選び取った日常の尊さを改めて感じさせる回でした。
「ばけばけ」第110話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
出産後、家族が集まり、子どもの国籍や戸籍の話題が持ち上がります。正木の一言から、三人が正式な家族になるためには籍を入れる必要があることが浮かび上がります。実はヘブンとトキは、正式な婚姻手続きをしていませんでした。
その夜、ヘブンはトキに改めて語りかけます。
ヘブン:「……シッカリ、ケッコン、シマセンカ?」
トキはその言葉をうれしく受け止めながらも、国籍の違いという現実的な問題を口にします。
トキ:「同じ戸籍、入れるんでしょうか」
ヘブン:「……ワカラナイ」
新たな命の誕生とともに、二人の前には次なる課題が静かに立ちはだかるのでした。
感想
第110話は、幸福の先にある「現実」を丁寧に描いた締めの回でした。子どもが生まれたからこそ浮かび上がる戸籍や国籍の問題は、避けて通れないテーマであり、物語に厚みを与えています。プロポーズの場面も派手さはありませんが、誠実さに満ちていて心に残ります。幸せはゴールではなく、責任と選択の始まりであることを静かに示す、非常に大人びた最終話でした。
次週/第23週の各話あらすじ・感想はこちら
前週/第21週の各話あらすじ・感想はこちら
朝ドラ「ばけばけ」に登場した場所(ロケ地)
島原城天守閣からの眺め

朝ドラ「ばけばけ」第22週の主な舞台は、引き続き 熊本市 です。物語は、近代化が進む熊本の町を背景に、個人の選択と人生の岐路が色濃く描かれます。ヘブンが勤める第五高等中学校は、知と未来を象徴する場所であり、海外へ羽ばたく可能性と同時に、日本にとどまる意味を問いかける舞台となっています。一方、ロバートとランの洋館は、西洋的価値観や国際的な生き方を体現し、トキに憧れと不安を同時に抱かせます。また、病院という場で明かされる新しい命の存在は、人生を大きく方向づける転機として描かれました。第22週の熊本は、「ばけばけ」が描く〈異文化のはざま〉と〈家族になる決意〉が交差する場所であり、物語が次の段階へ進むための重要な舞台となっています。
まとめ
第22週は、「夢」と「家族」という二つの価値が真正面からぶつかり合う、非常に濃密な一週でした。ヘブンに届くフィリピン滞在記の依頼は、作家としての飛躍を約束する一方で、トキとの生活を揺るがす現実的な選択を突きつけます。
その中で描かれるトキの妊娠は、祝福であると同時に、言い出せない重荷として胸に迫りました。ヘブンの夢を理解し、引き止めないと決めながらも迷い続けるトキの姿は、自己犠牲ではなく深い愛情ゆえの葛藤として丁寧に描かれています。
そして、すべてを知ったうえで「行かない」と選ぶヘブンの決断は、夢を捨てるのではなく、生き方を選び直す行為として胸を打ちました。新しい命の誕生と、国籍や戸籍という現実的な課題の提示により、幸せの先に続く責任まで描かれたことで、物語はより成熟した段階へ進んだと感じさせる一週でした。




