朝ドラ「ばけばけ」第16週あらすじ・ネタバレ【超わかりやすく】

朝ドラ「ばけばけ」第16週(第76話・第77話・第78話・第79話・第80話)のテーマは「未定」です。本記事では、第76話から第80話までのあらすじ(ネタバレ)と感想を、わかりやすくまとめました。
「ドラマをもっと深く味わいたい方」
「忙しくて見逃してしまった方」
「短時間で内容を知りたい方」
――そんな皆さまに向けて、第16週の見どころや注目の展開をわかりやすく紹介します。
目次
朝ドラ「ばけばけ」あらすじ一覧
| 全話あらすじ | ||||
| 第1週 あらすじ | 第2週 あらすじ | 第3週 あらすじ | 第4週 あらすじ | 第5週 あらすじ |
| 第6週 あらすじ | 第7週 あらすじ | 第8週 あらすじ | 第9週 あらすじ | 第10週 あらすじ |
| 第11週 あらすじ | 第12週 あらすじ | 第13週 あらすじ | 第14週 あらすじ | 第15週 あらすじ |
| 第16週 あらすじ | 第17週 あらすじ | 第18週 あらすじ | 第19週 あらすじ | 第20週 あらすじ |
| 第21週 あらすじ | 第22週 あらすじ | 第23週 あらすじ | 第24週 あらすじ | 第25週 あらすじ |
朝ドラ「ばけばけ」第16週(76〜80話)放送日
放送期間は2026年1月19日(月)〜1月23日(金)。第16週のテーマは「未定」でした。
「ばけばけ」第76話〜80話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
長い時間をかけて書き上げてきたヘブンの「日本滞在記」が、ついに完成を迎えました。その喜びを分かち合うため、トキたちは松野家でささやかな祝宴を開きます。会には、親交の深い錦織や山橋も招かれ、穏やかであたたかな雰囲気の中、これまでの労をねぎらうひとときが過ぎていきました。
しかし、宴が盛り上がりを見せるさなか、新聞記者の梶谷が突然姿を現します。梶谷は、ヘブンやトキ、そして松野家の暮らしぶりを取材し、記事として紹介したいと切り出しました。思いがけない申し出に一同は戸惑いを隠せませんでしたが、話し合いの末、その提案を受け入れることになります。
その後、新聞紙上では「ヘブン先生日本録」という連載が始まり、次第に評判を集めていきました。注目されたのはヘブンだけではなく、松野家の日常そのもの。静かに営まれてきた暮らしは、いつの間にか町の話題となり、松野家は松江で知られる存在へと変わっていったのです。
感想
16週は、これまで家庭の中で育まれてきた物語が、初めて外の世界と強くつながった印象的な週でした。日本滞在記の完成は、ヘブンにとっての一区切りであると同時に、トキや松野家との日々が確かな形になった瞬間でもあり、祝賀の場面からは穏やかな達成感が伝わってきます。
一方で、梶谷の取材によって日常が記事として世に出る展開には、喜びだけでなく落ち着かない気配も感じられました。気づかぬうちに注目される側へと立場が変わり、これからの暮らしがどう揺れ動くのか、不安と期待が入り混じります。
物語が新しい段階へ進み出したことをはっきりと感じさせる一週でした。
次週/第17週の各話あらすじ・感想はこちら
前週/第15週の各話あらすじ・感想はこちら
朝ドラ「ばけばけ」に登場した場所(ロケ地)
小泉八雲旧居(島根県松江市)

第16週で描かれる 小泉八雲旧居 は、『ばけばけ』の物語世界と現実を強く結びつける象徴的な場所です。ここは、ヘブンのモデルとなった小泉八雲が実際に松江で暮らし、日本文化や怪談に深く傾倒していった住まいとして知られています。武家屋敷風の佇まいは、外来の文化を誇示するのではなく、日本の生活に静かに身を委ねようとした八雲の姿勢を今に伝えています。
第16週では、日本滞在記の完成によってヘブンの内面が一つの到達点に達し、彼が「書き手」としてだけでなく「松江で生きた人間」として周囲に認識され始めます。その流れの中で旧居の存在は、ヘブンが異邦人から“この土地の一部”へと変わっていく過程を重ね合わせる装置として機能します。怪談や日常を愛し、家族と共に暮らす現在のヘブンの姿は、まさにこの旧居が語る八雲の生き方と響き合い、『ばけばけ』が描く「居場所を得る物語」を静かに補強していました。
まとめ
第16週は、ヘブンが書き上げた「日本滞在記」の完成をきっかけに、物語が大きく外へと開かれていく転換点の週でした。家族や親しい人々に囲まれた祝宴は、これまで積み重ねてきた日常と努力が確かな形になったことを実感させる、温かな場面でした。
一方で、新聞記者・梶谷の取材によって、その私的な暮らしが記事として世に出ていく流れは、喜びと同時に新たな不安も呼び込みます。静かに守られてきた松野家の日常が、いつの間にか町の注目を集める存在へと変わっていくことで、物語の視点は「内側」から「外側」へと広がりました。
小泉八雲旧居に象徴されるように、ヘブンが異邦人から松江の一部として受け止められていく過程も印象的で、「居場所を得る」というテーマがより明確になります。祝福とざわめきが交錯する中、物語は次の局面へと静かに歩み出した一週でした。




