朝ドラ「ばけばけ」まとめ(あらすじ・生涯・キャスト・放送時間)

2025年後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ばけばけ』は、明治時代の島根・松江を舞台にした物語です。主人公は、怪談が大好きな松野トキ。武士の時代が終わり、急速に変わる社会の中で、自分の居場所を探し続けます。
本作は、日本人女性と外国人教師との出会いと絆を描きつつ、異文化交流や家族の姿を温かく表現しています。ここでは、あらすじや実在モデルとなった小泉節子とラフカディオ・ハーンの生涯、登場人物(キャスト)、さらに放送時間・チャンネルなどをまとめました。
目次
朝ドラ『ばけばけ』全話あらすじ一覧
| 第1週 あらすじ (1~5話) | 第2週 あらすじ (6~10話) | 第3週 あらすじ (11~15話) | 第4週 あらすじ (16~20話) | 第5週 あらすじ (21~25話) |
| 第6週 あらすじ (26~30話) | 第7週 あらすじ (31~35話) | 第8週 あらすじ (36~40話) | 第9週 あらすじ (41~45話) | 第10週 あらすじ (46~50話) |
| 第11週 あらすじ (51~55話) | 第12週 あらすじ (56~60話) | 第13週 あらすじ (61~65話) | 第14週 あらすじ (66~70話) | 第15週 あらすじ (71~75話) |
| 第16週 あらすじ (76~80話) | 第17週 あらすじ (81~85話) | 第18週 あらすじ (86~90話) | 第19週 あらすじ (91~95話) | 第20週 あらすじ (96~100話) |
| 第21週 あらすじ (101~105話) | 第22週 あらすじ (106~110話) | 第23週 あらすじ (111~115話) | 第24週 あらすじ (116~120話) | 第25週 あらすじ (121~125話) |
朝ドラ「ばけばけ」はどんな話?

物語の舞台は明治時代の松江。主人公の松野トキは、怪談が大好きな少し変わった少女です。かつて松野家は士族の名門でしたが、父が事業に失敗し、家族は一転して貧しい暮らしを余儀なくされます。急速に変化する時代の中で、取り残された人々に囲まれて育ったトキは、世の中を生きづらく感じながら日々を送っていました。
やがて極度の貧困に追い詰められたトキに、思いがけない仕事の話が持ち込まれます。それは、松江に赴任してきた外国人英語教師のもとで住み込みの女中を務めるというものでした。当時は外国人と接すること自体が珍しく、世間の偏見も避けられませんでしたが、トキは覚悟を決めてその仕事を引き受けます。
この外国人教師はギリシャに生まれ、アイルランドにルーツを持つ人物。幼い頃に家族から見放され、親戚の家を転々としたのちアメリカへ渡り、居場所を求めて最後に日本へ流れ着いたという複雑な過去を背負っていました。最初は言葉も通じず、文化の違いに戸惑うトキでしたが、次第に彼の孤独な人生に自分を重ねるようになり、心を通わせていきます。
さらに二人には共通の趣味がありました。それは怪談を語り合うこと。やがて奇妙な人々に囲まれながら、風変わりな二人が夜な夜な怪談を楽しむ、不思議で賑やかな日々が始まっていきます。
※実在の人物・小泉セツをモデルにしていますが、登場人物や設定はフィクションとして再構成されています。
朝ドラ「ばけばけ」実在モデル・小泉セツの生涯
『ばけばけ』の主人公・松野トキと外国人教師ヘブンには、それぞれ実在のモデルが存在します。彼らはのちに夫婦となった小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)です。ここではふたりの生涯を紹介します。ドラマのネタバレにもなりますので、ご注意の上ご覧くださいね。
小泉セツの生涯
小泉セツは1868年(慶応4年)、名家の家に生まれました。しかし幕末から明治への移行期は士族没落の時代であり、実家や養家も生活に苦しむようになります。
1891年、松江に赴任していた英語教師ラフカディオ・ハーン(後の小泉八雲)の家に住み込みで働き始めたことが、二人の出会いでした。やがて夫婦となり、熊本・神戸・東京と移り住み、三男一女に恵まれます。1896年にはハーンが帰化し、セツの戸籍に入り「小泉八雲」として正式に結婚しました。
セツは物語好きの特性を生かし、夫の執筆を支える語り部・助手となります。彼女の話から多くの怪談や昔話が作品に取り入れられ、八雲文学を形づくる重要な役割を果たしました。二人は独特な「ヘルン言葉」で会話し、強い信頼関係を築いていきます。
1904年、夫の急死により一家の大黒柱を失いますが、友人や知人の支えを受けながら、著作権や出版活動に奔走し、家庭を守り続けました。晩年は趣味の謡曲や茶道に親しみ、1932年、新宿の自宅で64歳の生涯を閉じました。現在は東京都豊島区雑司ヶ谷の小泉八雲の墓の傍らで眠っています。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1868年(慶應4年) | 出雲松江藩の家臣の家に生まれ、「セツ」と名付けられる。 |
| 生後7日 | 親戚で跡取りのいなかった稲垣家の養女となる。 |
| 1886年(明治19年) | 士族の前田為二と結婚。しかし貧しさに耐えられず夫は家を出る。 |
| 1890年(明治23年) | 前田との縁を解消し、実家の小泉家に戻る。 |
| 1891年(明治24年)2月 | ラフカディオ・ハーンの家で女中として働き始める。 |
| 同年8月 | ハーンと結婚。 |
| 同年11月 | 熊本に転居。その後、神戸・東京へと移り住む。 |
| 1902年(明治35年) | 西大久保に転居。この頃から夫の体調が悪化。 |
| 1904年(明治37年) | ハーンが死去。セツ36歳。 |
| 1932年(昭和7年) | 2月18日、64歳で亡くなる。 |
朝ドラ「ばけばけ」実在モデル・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯
それでは続いて、夫ヘブンの実在モデルであるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯を紹介します。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯
小泉八雲(本名パトリック・ラフカディオ・ハーン)は、1850年6月27日、ギリシャ西部のレフカダ島に生まれました。父はアイルランド出身の軍医チャールズ、母はギリシャ・キシラ島出身のローザです。当時アイルランドはイギリスに属していたため、ハーンはイギリス国籍を持っていました。
幼少期にアイルランドへ移り、その後はイギリスやフランスでカトリック教育を受けますが、信仰に疑問を抱くようになります。16歳の時に事故で左目を失明し、19歳の頃には彼を育てた大叔母の破産により、単身アメリカへ渡ることになりました。シンシナティでの貧しい生活を経てジャーナリストとして認められ、ルイジアナ州ニューオーリンズやマルティニーク島で取材・執筆活動を展開。多様な文化に触れ、旺盛な探求心を育んでいきます。この時期に万博で見た日本文化や『古事記』の英訳に出会い、来日を決意しました。
1890年4月、日本に到着。同年8月から松江の島根県尋常中学校で英語を教え、のちに熊本、神戸を経て、1896年から帝国大学で英文学を講じます。1903年には大学を解雇され、後任に夏目漱石が就任。その後は早稲田大学で教鞭を執りました。
私生活では1896年に士族の娘・小泉セツと正式に結婚し、日本に帰化。三男一女に恵まれ、家庭を築きます。著作家としては翻訳や紀行文、再話文学など幅広いジャンルで約30冊の著作を残しました。
1904年9月26日、心臓発作のため54歳で死去。異国から日本へ渡り、その文化や精神性を西洋へ伝えた文学者として、その名は今も語り継がれています。
幼少期(1850〜1868)
| 年 | 年齢 | 出来事 |
|---|---|---|
| 1850 | 0歳 | 6月27日、ギリシャ・レフカダ島に生まれる。父はアイルランド人軍医、母はギリシャ人。 |
| 1852 | 2歳 | 母とともにアイルランド・ダブリンへ移住。大叔母サラ・ブレナンに育てられる。 |
| 1857 | 7歳 | 両親が離婚。父は再婚しインドへ赴任。 |
| 1861 | 11歳 | フランスの教会学校に入学し、フランス語を習得。 |
| 1863 | 13歳 | イギリス・セント・カスバート・カレッジに入学。宗教教育に反発。 |
| 1866 | 16歳 | 学校で事故に遭い左目を失明。父がマラリアで死去。 |
| 1867 | 17歳 | 後援者が破産し、学業を断念。 |
アメリカ時代(1869〜1886)
| 年 | 年齢 | 出来事 |
|---|---|---|
| 1869 | 19歳 | 単身アメリカへ移住。シンシナティで印刷業を学び、ジャーナリストを志す。 |
| 1874 | 24歳 | シンシナティ・エンクワイアラー社に入社。事件記者として活躍。異人種間結婚で退社。 |
| 1877 | 27歳 | ニューオーリンズに移住。「デイリー・シティ・アイテム」紙勤務。 |
| 1881 | 31歳 | 「タイムズ=デモクラット」紙文芸部長に就任。自由に執筆活動を展開。 |
| 1882 | 32歳 | 翻訳集『クレオパトラの一夜』出版。 |
| 1885 | 35歳 | ニューオーリンズ万博で日本文化に強い関心を抱く。 |
カリブ時代(1887〜1890)
| 年 | 年齢 | 出来事 |
|---|---|---|
| 1887 | 37歳 | マルティニーク島に渡り、約2年間滞在。 |
| 1889 | 39歳 | 小説『チータ』出版。 |
| 1890 | 40歳 | 『仏領西インド諸島の二年間』出版。日本行きを決意。 |
日本時代(1890〜1904)
| 年 | 年齢 | 出来事 |
|---|---|---|
| 1890年 | 40歳 | 4月、日本に到着。松江の英語教師に就任。5月『ユーマ』出版。9月、出雲大社に参拝。 |
| 1891年 | 41歳 | 小泉セツと出会い、生活を共にする。熊本へ転任。 |
| 1893年 | 43歳 | 長男・一雄が誕生。帰化を考え始める。 |
| 1894年 | 44歳 | 9月『知られぬ日本の面影』出版。神戸へ転居。 |
| 1895年 | 45歳 | 3月『東の国から』出版。帝国大学から招聘の打診を受ける。 |
| 1896年 | 46歳 | 2月、日本に帰化し「小泉八雲」と改名。セツと正式に結婚。3月『心』出版。9月、帝国大学講師に就任。 |
| 1897年 | 47歳 | 二男・巌が誕生。9月『仏の畑の落穂』出版。夏は焼津で避暑を始める。 |
| 1898年 | 48歳 | 『猫を描いた少年』(お伽噺シリーズ)出版。長男一雄に英語教育を始める。12月『異国情緒と回顧』出版。 |
| 1899年 | 49歳 | 三男・清が誕生。9月『霊の日本』出版。『化け蜘蛛』(お伽噺シリーズ)出版。 |
| 1900年 | 50歳 | 7月『影』出版。大学内で孤立。 |
| 1901年 | 51歳 | 『日本雑記』出版。次男・巌をセツの養母の養子に出す。 |
| 1902年 | 52歳 | 新宿・大久保に新居を構える。10月『骨董』出版。 |
| 1903年 | 53歳 | 帝国大学を解雇され、後任は夏目漱石。長女・寿々子が誕生。『団子をなくしたお婆さん』出版。体調が悪化。 |
| 1904年 | 54歳 | 早稲田大学で講師を務める。4月『怪談』出版。9月26日、心臓発作で死去。同月『日本―ひとつの解明』が死後刊行。 |
朝ドラ「ばけばけ」原作についてはこちら
朝ドラ「ばけばけ」の主要キャスト

主人公と家族
- 松野トキ(髙石あかり)、幼少期のトキ(福地美晴)
物語の主人公。武家の家に生まれ、怪談を愛する少女。貧困に苦しみながらも強く生きる。実在の小泉節子がモデル。 - ヘブン(トミー・バストウ)
トキの夫となる外国人教師。実在のラフカディオ・ハーンがモデル。 - 松野司之介(岡部たかし)
トキの父。かつては松江藩の上級武士だったが、明治維新後に収入を失い事業を試みるも失敗。 - 松野フミ(池脇千鶴)
トキの母。出雲大社の上官の出自で、出雲の神話や生霊・死霊の話にとても詳しい。家計を内職で支える。 - 松野勘右衛門(小日向文世)
祖父。時代が変わっても武士の心を忘れず剣の稽古を続けるが、孫には甘い。いつまでも髷(まげ)を結っている。
松野家の親戚・雨清水(うしみず)家の人たち
- 雨清水傳(堤真一)
松江藩でも名の知れた人格者。親戚のトキを幼いころからかわいがり、松野家を陰ながら支える。 - 雨清水タエ(北川景子)
松江でも指折りの名家に生まれ、奉公人に囲まれて育った。厳格で格式を重んじる性格で、トキに礼儀作法や武家の娘としての心得を教える。 - 雨清水三之丞(板垣李光人)
雨清水家の三男。家督を継ぐ立場にないため存在感が薄く、居場所を求めてトキたちのもとに足を運ぶ。
松江の人たち
- 山根銀二郎(寛一郎)
トキの縁談相手。貧しい足軽の家に生まれるが、武士の誇りを失わずに生きようとする。 - 野津サワ(円井わん)
トキの親友で幼なじみ。下級武士の娘として育ち、家族を助けるため教師を目指す。 - なみ(さとうほなみ)
遊郭「天国」の遊女。家族の借金を背負い、八人兄弟の長女として一家を支える。 - 江藤(佐野史郎)
島根県知事。県を発展させるため、特に英語教育に力を入れ、外国人教師ヘブンを招聘する。 - 錦織友一(吉沢亮)
松江一の秀才と呼ばれる英語教師。「大磐石」の異名を持ち、ヘブンの教育活動を支え、トキの人生にも影響を与える。 - チヨ(倉沢杏菜)
雨清水家の織物工場で働く女工仲間。 - せん(安達木乃)
同じく工場の女工仲間。 - 森山善太郎(岩谷健司)
借金取りを営む父。性格は穏やかで、仕事には向かない人物。 - 森山銭太郎(前原瑞樹)
善太郎の息子。松野家の借金を取り立てる二代目。
トキとヘブンを見守る動物
- 蛇の声(渡辺江里子/阿佐ヶ谷姉妹)
二人の家の庭に住む蛇。まるで家族のように温かく見守る存在。 - 蛙の声(木村美穂/阿佐ヶ谷姉妹)
同じく庭に棲む蛙。ユーモラスに二人を見守る。
ヘブンのアメリカの勤め先の人
- イライザ・ベルズランド(シャーロット・ケイト・フォックス)
新聞社の同僚。強く知的で自立した女性として描かれ、若き日のヘブンに影響を与える。
制作陣
- 脚本:ふじきみつ彦
- 主題歌:ハンバートハンバート「笑ったり転んだり」
- 音楽:牛尾憲輔
朝ドラ「ばけばけ」キャスト詳しくはこちら
朝ドラ「ばけばけ」の放送時間・チャンネル

- 放送開始日:2025年9月29日(月)スタート
- 総合:月~金 午前8:00~8:15/午後0:45~1:00
- BSプレミアム:月~金 午前7:30~7:45
詳しい情報はこちら
朝ドラ「ばけばけ」のヒロインは高石あかり
ヒロイン・松野トキを演じるのは若手女優の高石あかりさん。これまで映画やドラマで存在感を示してきた彼女が、今回初めて朝ドラの主演に抜擢されました。明治の時代を生きる強くも繊細なヒロインをどう表現するのか、放送前から注目を集めています。
高石あかり|プロフィールと経歴
高石あかりさんは、2002年12月19日生まれ、宮崎県出身の女優です。幼い頃から芸能界を目指し、2014年にキッズコンテストで受賞したことをきっかけに活動を始めました。
2016年から2018年までは、ダンスボーカルユニット「α-X's(アクロス)」のメンバーとして音楽活動を行っていましたが、卒業後は俳優の道に専念。2019年から本格的に女優業をスタートさせました。
転機となったのは、舞台『鬼滅の刃』で竈門禰豆子役を演じたこと。原作の世界観を忠実に再現する演技と存在感で注目を集め、以降は映画やドラマに多数出演するようになりました。
特に映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズでの主演は高く評価され、アクションと繊細な心情表現を兼ね備えた演技で話題に。2023年にはTAMA映画賞の最優秀新進女優賞を受賞し、若手女優の中でも実力派として地位を固めました。
舞台、映画、ドラマ、さらには声優としても活動するマルチな才能を持ち、次世代を担う注目の存在として期待されています。
朝ドラ「ばけばけ」吉沢亮は何役?
吉沢亮さんが『ばけばけ』で演じるのは、錦織友一(にしこり・ともかず)。
松江随一の秀才と呼ばれる青年で、「大磐石」という異名を持つ英語教師です。異国からやってきた外国人教師ヘブンを支え、彼が松江に根を下ろしていくために大きな役割を果たします。さらにヒロイン・トキにとっても重要な存在となり、彼女の人生観や進む道に影響を与えていきます。
錦織は冷静沈着で頭脳明晰、そして人望も厚い人物。明治という激動の時代にあって、外国人教師と地元の人々をつなぐ架け橋となる姿が描かれます。
朝ドラ「ばけばけ」に出てくる方言(出雲弁)詳しくはこちら
まとめ
朝ドラ『ばけばけ』は、明治時代の松江を舞台に、武士の家に生まれながらも居場所を失ったヒロイン・松野トキと、異国から来た英語教師ヘブンとの出会いを描く作品です。物語は、二人が文化や言葉の違いを越えて心を通わせ、互いに支え合いながら生き抜く姿を軸に展開されていきます。
実在の小泉セツとラフカディオ・ハーンをモデルにしつつ、家族や仲間との関わり、社会の変化に翻弄される人々の姿をリアルに映し出す点が大きな魅力です。キャストの演技や音楽、舞台となる松江の風景が重なり合い、観る人の心に深く残る物語となっています。
放送が進むにつれて、ヒロインの成長や人々の葛藤、そして異文化交流の中で生まれるドラマが一層際立っていくでしょう。視聴者が共感し、毎日の楽しみになること間違いなしの朝ドラです。




