20000歩の距離と時間|男女別に解説!

「20000歩」と聞くと、かなりの歩数に感じられる方も多いのではないでしょうか。普段の生活で歩数計やスマホのアプリをチェックしていても、1日で1万歩を超えるのは意外と大変です。では、20000歩となると一体どのくらいの距離になり、どれくらいの時間が必要なのでしょうか。
本記事では、男女別の歩幅を基準に「20000歩でどのくらいの距離を歩けるのか」を計算し、さらに「歩く速さごとの所要時間」を表にしてわかりやすく解説します。加えて、20000歩を歩くシチュエーションやイメージしやすい例も紹介します。
身体づくりやリフレッシュを意識して歩数を増やしたい方にとって、20000歩という目安がどんな意味を持つのかを知ることで、日常生活の中での目標設定や行動のヒントになるはずです。
目次
20000歩の距離は?
20000歩がどれくらいの距離になるのかは、歩く人の歩幅によって変わります。ここでは、一般的な平均歩幅として、男性は約75cm、女性は約65cmを基準に計算してみましょう。
性別 | 平均歩幅 | 20000歩の距離 |
---|---|---|
男性 | 約75cm(0.75m) | 約15,000m(約15.0km) |
女性 | 約65cm(0.65m) | 約13,000m(約13.0km) |
20000歩の距離は、男性で約15.0km、女性で約13.0kmです。
- 男性の場合
0.75m × 20000歩 = 15000m(約15.0km) - 女性の場合
0.65m × 20000歩 = 13000m(約13.0km)
このように、男女で歩幅に差があるため、同じ20000歩でも距離は異なります。男性の場合は15kmとかなりの長距離になり、女性の場合でも13kmと、普段の生活ではなかなか歩くことのない距離感です。例えば、最寄り駅から数駅分を歩く、あるいは観光地を1日かけて回るようなイメージに近い距離といえるでしょう。
20000歩にかかる時間は?
20000歩を歩くのにかかる時間は、歩幅による距離の違いだけでなく、歩く速さによっても変わります。ここでは、ゆっくり歩く速度(時速3km)、普通の速さ(時速4km)、早歩き(時速5km)で計算してみましょう。
性別 | 距離 | ゆっくり(3km/h) | 普通(4km/h) | 早歩き(5km/h) |
---|---|---|---|---|
男性 | 約15.0km | 約300分(5時間0分) | 約225分(3時間45分) | 約180分(3時間0分) |
女性 | 約13.0km | 約260分(4時間20分) | 約195分(3時間15分) | 約156分(2時間36分) |
20000歩にかかる時間は、男性で約3〜5時間、女性で約2時間半〜4時間半です。
- 男性の場合(約15.0km)
ゆっくり歩けば約300分(5時間0分)、普通の速さで約225分(3時間45分)、早歩きだと約180分(3時間0分)。 - 女性の場合(約13.0km)
ゆっくり歩けば約260分(4時間20分)、普通の速さで約195分(3時間15分)、早歩きだと約156分(2時間36分)。
このように、20000歩は日常生活の中ではかなりまとまった時間が必要となります。旅行やハイキングであれば自然に達成できますが、普段の通勤や買い物では到達しにくい歩数といえるでしょう。
20000歩を歩くシチュエーション
20000歩はおよそ13〜15kmにあたり、普段の生活ではなかなか到達しにくい歩数です。では、実際にどのような場面で20000歩に到達できるのでしょうか。具体的なシーンを想定して紹介します。
- 観光や旅行での散策
有名な観光地や歴史的な街並みを1日かけて歩いて回ると、自然に20000歩を超えることがあります。特に広い観光エリア(京都の寺社巡り、東京や大阪の街歩きなど)では、移動と観光を繰り返すうちに歩数が積み重なりやすいです。 - 登山やハイキング
山道を登ったり下ったりする登山や、自然公園でのハイキングは長時間歩くことになるため、20000歩に到達する典型的なシーンです。平地よりも負荷は高いですが、その分達成感も大きい距離です。 - 都市部でのショッピングや街歩き
大型ショッピングモールや繁華街を何時間も歩いていると、気付かないうちに20000歩を超えることがあります。ウィンドウショッピングや買い物で店内を何度も歩き回ることも歩数の積み重ねにつながります。 - ウォーキングイベントやチャレンジ企画
市民マラソンのウォーキング部門や、健康づくりを目的とした長距離ウォーキングイベントなどでは、意識的に20000歩以上歩くケースも多いです。特に長距離専用のウォーキングコースでは、達成しやすい歩数です。 - 休日のアクティブな過ごし方
公園や河川敷を歩いたり、自転車を使わずに遠出をしたりすることで、20000歩を目指すことも可能です。1日を通して外出時間を長く取ることで、自然に歩数が積み重なります。
このように20000歩は、日常生活の中で自然に達成できる歩数ではなく、「特別な1日」や「意識的に動く日」に達成できる数字です。大切なのは歩数そのものではなく、歩くことを通して得られる体力づくりやリフレッシュの時間です。楽しみながら歩く工夫をすると、20000歩という数字も前向きに取り組める目標になります。
よくある質問
Q1:20000歩は毎日歩くべきですか?
20000歩はおよそ13〜15kmにあたるため、毎日達成するのは現実的ではありません。無理に続けるのではなく、休日や旅行など「特別な日」に取り入れるとよいでしょう。日常的にはもう少し短い距離でも、十分に身体を動かすことにつながります。
Q2:20000歩でどのくらい身体づくりにつながりますか?
20000歩は長時間にわたって歩き続けるため、全身をバランスよく使うことになります。これにより持久力を高めたり、体をしっかり動かす機会を増やすことができます。特に長時間歩くことで、普段使わない筋肉や関節を動かせる点もメリットです。
Q3:普段の生活で20000歩を達成できますか?
通勤や買い物といった日常の動きだけで20000歩に届くのは難しいです。一般的な1日の歩数は5000〜8000歩程度とされており、20000歩はその2〜4倍にあたります。意識的に遠回りしたり、レジャーや運動を取り入れることで初めて達成できる歩数といえます。
まとめ
20000歩は、男性で約15km、女性で約13kmの距離にあたります。歩幅の違いによって距離に差は出ますが、いずれにしても長距離であることに変わりはありません。
また、歩く速さによって所要時間も変わり、男性の場合は3時間から5時間、女性の場合は2時間半から4時間半ほど必要です。日常生活の中で自然に達成するのは難しく、観光や旅行、登山、イベントなど「特別な1日」で到達できる歩数といえます。
20000歩という数字は大きく感じられますが、実際には観光や街歩き、ショッピングなどを楽しんでいるうちに到達することもあります。大切なのは、数字そのものにこだわることではなく、その過程で身体を動かすことによって得られるリフレッシュ感や身体づくりの実感です。