朝ドラ「ばけばけ」第17週あらすじ・ネタバレ【超わかりやすく】

朝ドラ「ばけばけ」第17週(第81話・第82話・第83話・第84話・第85話)のテーマは「ナント、イウカ。」です。本記事では、第81話から第85話までのあらすじ(ネタバレ)と感想を、わかりやすくまとめました。
「ドラマをもっと深く味わいたい方」
「忙しくて見逃してしまった方」
「短時間で内容を知りたい方」
――そんな皆さまに向けて、第17週の見どころや注目の展開をわかりやすく紹介します。
目次
朝ドラ「ばけばけ」あらすじ一覧
朝ドラ「ばけばけ」第17週(81〜85話)放送日
放送期間は2026年1月26日(月)〜1月30日(金)。第17週のテーマは「ナント、イウカ。」でした。
「ばけばけ」第81話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
新聞連載の影響で注目を浴びるようになり、幼なじみのサワとの距離を感じてしまったトキは、元気を失っていました。そんなトキを励まそうと、ヘブンは司之介と一緒に突然の余興を披露します。
ヘブン:「ヘブンズ・ショータイム!」。
不器用ながらも心のこもった手品に、トキは思わず笑顔を取り戻しました。
ヘブン:「ダイジョウブ、ダイジョウブ」。
というヘブンの言葉に、気づかいがにじみます。
その後、なみが福間を伴って松野家を訪ね、遊郭を出て新しい道を歩き始めたことを報告しました。なみは、迷っていた自分を後押ししてくれたトキへの感謝を伝え、トキも二人の門出を心から祝福します。
一方、白鳥倶楽部では、教師を目指して勉強を続けるサワが、東京から戻った庄田と出会っていました。庄田に教師を目指す理由を問われたサワは、長屋を出るためだと率直に答えます。その思いを聞いた庄田は勉強を手伝うと申し出ました。迷うサワに、庄田は
ヘブン:「力を借りるんじゃなくて、わしの力を利用するぐらいのつもりで教わったらどう?」。
と語りかけます。トキとサワ、それぞれの胸に新たな揺れが生まれる中、ヘブンはトキにある提案を持ちかけるのでした。
感想
第81話は、すれ違いの中にある優しさと、新しい一歩の気配が丁寧に描かれた回でした。落ち込むトキを笑わせようとするヘブンの手品は微笑ましく、言葉よりも行動で寄り添う彼の愛情が伝わってきます。
また、なみが自分の決断をトキに報告する場面からは、トキの生き方が確かに誰かの背中を押してきたことが感じられました。一方で、サワの「長屋を出るため」という率直な言葉は切実で、現実と向き合う強さが印象に残ります。
庄田の提案も、救いではなく対等な協力として差し出されている点が心に残りました。それぞれが別の場所で悩み、動き出す様子が重なり、静かに物語が前進していくことを実感させる一話だったと思います。
「ばけばけ」第82話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
サワとの距離を取り戻したいと悩むトキに、ヘブンは一つの案を示しました。教師を目指して努力するサワの姿を、騒がれない形で新聞に載せてはどうかという提案です。戸惑いながらも、家族に背中を押されたトキはその考えを受け入れます。
一方その頃、サワは庄田の指導のもと、教員免許取得に向けて勉強に打ち込んでいました。白鳥倶楽部で山橋から新聞記事を見せられたサワは、そこに描かれたトキの思いを前に、素直に喜べない自分の感情に気づきます。その複雑さを、庄田は静かに感じ取っていました。
庄田自身もまた、松江中学で錦織の後任になる話を断っていました。帝大卒で教員免許も持つ自分と、資格を持たずに評価されてきた錦織。その関係を思う庄田に、錦織は胸の内を明かします。
錦織:「庄田は知っております。私が帝大を出ていないことも、教員免許を持っていないことも」。
と語る錦織の言葉には、長年抱えてきた劣等感がにじんでいました。
やがて庄田はサワの本音を引き出します。
サワ:「一番の親友だったんです」。
と語るサワは、トキを嫌ってはいないが、急激に変わった距離感に戸惑っているだけだと打ち明けます。庄田はその思いに共感し、
庄田:「とにかくわしもついてるから」。
と背中を押すのでした。
感想
第82話は、友情と劣等感、そして応援する気持ちが交差する、非常に人間味のある回でした。トキの善意が必ずしも素直に受け取られない現実は切なく、サワの複雑な胸の内には強く共感させられます。
「嫌いではないけれど、同じ場所には立てなくなった」という感情は、成長の過程で誰もが一度は経験するものだと思いました。また、庄田と錦織の関係からは、努力と評価のずれが生む苦しさが丁寧に描かれていました。
庄田がサワに寄り添い、自分の過去と重ねながら励ます姿は、教師としてだけでなく一人の大人としての誠実さを感じさせます。それぞれが抱える思いが静かに言葉になり、次の一歩へつながっていく、深みのある一話でした。
「ばけばけ」第83話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
トキが用意したサワへのサプライズはうまくいき、サワがこれまで以上に試験勉強へ打ち込んでいることが伝わってきました。その様子を知ったトキは心から安堵し、ヘブンもまた胸をなで下ろします。すれ違っていた二人の関係が、少しずつ良い方向へ向かい始めたことを実感する時間でした。
そんな折、錦織がヘブンのもとを訪ね、自らの決意を語ります。江藤から打診されていた校長就任を受け入れる覚悟を固めたのです。迷いを抱えながらも前に進もうとする錦織に対し、ヘブンはその選択を尊重し、背中を押しました。二人の間には、長い信頼関係がにじみ出ていました。
一方その頃も、サワは庄田の指導を受けながら懸命に勉強を続けていました。そんな中、二人は気分転換も兼ねて昼食に出かけることになります。勉強だけでなく、人として向き合う時間が、静かに流れ始めていました。
感想
第83話は、それぞれの努力が確かな手応えとして返ってくる、穏やかな前進を感じさせる回でした。サワの変化を喜ぶトキの姿からは、相手を信じて待つことの大切さが伝わってきます。無理に踏み込まず、それでも気持ちは届ける。その距離感がとても丁寧でした。また、錦織が校長就任を決意する場面は、大人の選択の重みを感じさせます。自分の望みよりも、周囲や未来を見据えた決断に、ヘブンが静かに寄り添う姿も印象的でした。サワと庄田の昼食の場面は、師弟関係に新しい風が入り込む予感を含みつつ、まだ踏み込みすぎない慎ましさがあります。大きな事件はなくとも、心が一歩ずつ動いていく。その積み重ねが物語を豊かにしていると感じました。
「ばけばけ」第84話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
昼食後、虫の声を聞きながら散歩していたサワと庄田の前に、トキとヘブンが偶然現れました。思いがけない再会に、トキは
トキ:「半分弱さん!」
と声を上げ、庄田と久々の対面を喜ぶと同時に、サワとも自然に言葉を交わせたことに胸をなで下ろします。ぎこちなかった関係が、少しずつ元に戻り始めていました。
庄田が錦織の親友だと知ったヘブンはすぐに打ち解け、
庄田:「My real name is Shoda Takichi.」
と名乗る庄田に、
ヘブン:「ニシコオリサン、アトガマサン!」
と嬉しそうに応じます。すっかり気に入ったヘブンは、二人を松野家へ招待。ヘブンが庄田との会話に夢中になる一方で、トキはサワと向き合い、新聞記事の件を詫びました。サワは記事が励みになったと正直に語り、
トキ:「ランデブだない?」
サワ:「ランデブだないよ」。
と冗談を交わすやり取りに、かつての二人の空気が戻ります。
数日後、庄田が一人で松野家を訪ねてきます。用件を切り出せず落ち着かない様子に、トキとヘブンはその理由を察し、トキがサワの名を口にした瞬間、庄田は大きく動揺するのでした。
感想
第84話は、人と人との関係が「修復」されていく過程を、やさしい余韻で描いた回でした。偶然の再会から自然に言葉が戻っていくトキとサワのやり取りは、長い時間を共有してきた幼なじみならではの温度があり、見ていてほっとします。特に「ランデブだない?」という軽口の応酬には、ようやく笑い合える距離まで戻れたことが滲んでいました。
一方で、庄田の存在は物語に新たな緊張をもたらします。ヘブンと意気投合する明るさの裏で、サワへの思いを抱え込み、一人で訪ねてくる姿が印象的でした。穏やかさの中に、次の波紋を予感させる構成が巧みで、人の気持ちは簡単には言葉にできないのだと静かに伝えてくる一話だったと思います。
「ばけばけ」第85話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
ある日、庄田が一人で松野家を訪ねてきました。しかし口にするのは取り留めのない話ばかりで、なかなか本題に入ろうとしません。その様子から、トキとヘブンは庄田の胸中を察します。トキが切り出すと、庄田はサワの気持ちを確かめたくて来たのだと打ち明けました。
トキは静かに庄田の思いを受け止め、
トキ:「おサワのこと、お願いします」。
と頭を下げます。庄田はその言葉を、重く、真剣に受け取りました。
数日後、庄田は錦織と江藤に会い、松江中学の英語教師として迎えられることが決まります。その足で白鳥倶楽部へ向かい、サワに報告するとともに真っ直ぐな思いを告げました。
庄田:「わしと夫婦になろう。惚れてるんだ」。
教師として働き、借金を返し、長屋を出よう――庄田の未来の提示は誠実そのものでした。
夕暮れ、祝いのつもりで天国長屋を訪ねたトキでしたが、サワはその求婚を断っていました。理由も見つからないまま手を放してしまったことを悔やみ、
サワ:「つかめんかった」。
と泣き崩れるサワ。野菊の小さな花束を手にしたトキの胸で、サワは感情をあふれさせるのでした。
感想
第85話は、選ばなかった道の重さと、友情がもたらす痛みを真正面から描いた回でした。庄田の不器用な訪問や、教師になる決意を伴った求婚はとても誠実で、だからこそサワが断ってしまった事実が胸に残ります。「断る理由はなかった」という言葉が示すのは、理屈では割り切れない心の壁でした。トキという存在が、希望であると同時に越えられない象徴になってしまったサワの葛藤は切実です。
祝うつもりで訪ねたトキが、結果的にサワの涙を受け止める役になる構図も残酷で、それでも二人が抱き合う場面には、長年の絆が確かに息づいていました。誰かの幸せが、別の誰かの痛みになることもある。その現実を否定せずに描いた、非常に余韻の深い一話だったと思います。
次週/第18週の各話あらすじ・感想はこちら
前週/第16週の各話あらすじ・感想はこちら
朝ドラ「ばけばけ」に登場した場所(ロケ地)
宍道分校(島根県松江市)

第17週で描かれるサワの「先生を目指す」という思いは、『ばけばけ』の中で自立と再出発を象徴する大切な要素です。宍道分校は、サワが直接関わる場所ではありませんが、「地方の学校」「学ぶ場」という存在そのものが、サワの進もうとする未来と静かに重なっています。
宍道分校のような地域に根ざした学校は、派手さはなくとも、人の人生に寄り添う役割を担ってきました。サワが目指す教師像もまた、注目を集める存在ではなく、誰かのそばで支える立場です。トキが思いがけず世間の目を浴びる中で、サワは自分の居場所を見つめ直し、「学びを通じて人と関わる道」を選ぼうとします。
宍道分校のような学校が持つ静かな営みは、サワが目指す未来の輪郭を、物語の背景としてそっと支えているのです。
まとめ
第17週は、物語が外の世界へ広がったことで生まれる心の揺れと、それぞれが自分の進む道を見つめ直す過程が丁寧に描かれた一週でした。新聞連載によって注目を集めたトキは、思いがけず人との距離に変化を感じ、特に幼なじみのサワとの関係に戸惑いを抱くことになります。一方でヘブンは変わらず寄り添い、トキを支え続ける存在として描かれました。
同時に、サワは落ち込みながらも教員資格取得の勉強に打ち込み、自立した未来を模索していきます。庄田との出会いは恋よりもまず信頼と尊敬を育てる関係として描かれ、サワが再び前を向くきっかけとなりました。
第17週は、注目や成功の影で生まれる孤独と、それぞれが異なる形で成長していく現実を描き出し、人と人との関係が変わりながら続いていくことを静かに伝える内容でした。




