朝ドラ「ばけばけ」第16週あらすじ・ネタバレ【超わかりやすく】

朝ドラ「ばけばけ」第16週(第76話・第77話・第78話・第79話・第80話)のテーマは「カワ、ノ、ムコウ。」です。本記事では、第76話から第80話までのあらすじ(ネタバレ)と感想を、わかりやすくまとめました。
「ドラマをもっと深く味わいたい方」
「忙しくて見逃してしまった方」
「短時間で内容を知りたい方」
――そんな皆さまに向けて、第16週の見どころや注目の展開をわかりやすく紹介します。
目次
朝ドラ「ばけばけ」あらすじ一覧
朝ドラ「ばけばけ」第16週(76〜80話)放送日
放送期間は2026年1月19日(月)〜1月23日(金)。第16週のテーマは「カワ、ノ、ムコウ。」でした。
「ばけばけ」第76話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
ついにヘブンの『日本滞在記』が完成し、張り詰めていた日々に少し余裕が生まれました。トキはその機会に英語を教えてほしいと頼み、ヘブンはうれしそうに引き受けます。少しずつ英語を覚えていくトキの姿に、新しい夫婦の時間が感じられました。
ヘブンは完成した原稿を錦織に託し、より良くするための意見を求める一方、イライザにも結婚と完成の報せを手紙で伝えます。
その夜、松野家では完成祝いの宴が開かれ、山橋が西洋料理を振る舞いました。初めて口にする料理とワインに、司之介とフミも目を輝かせます。和やかな空気の中、トキは少し緊張しながら
トキ:「牛のステーキは、すてきなお味でございます」。
と口にし、
錦織:「ふふふ、ダジャレか」。
と錦織の笑いを誘いました。
しかしそこへ、前回の記事で手応えを感じた梶谷が現れ、再び取材を申し込みます。戸惑いながらも受け入れた松野家は、一転して落ち着かない空気に包まれるのでした。
感想
第76話は、「完成」という達成感と、その先に広がる新たな波が同時に描かれた回でした。英語を学び始めるトキと、それを喜んで教えるヘブンの姿には、夫婦としての穏やかな歩みが感じられます。
一方で、完成祝いの席に突然現れる梶谷の存在は、私的な幸せが外の世界にさらされていく不安を強く印象づけました。西洋料理を前にした松野家のぎこちなさや、気取った言葉に笑いが起こる場面は微笑ましくもあり、同時に“見られる側”になった緊張も伝わってきます。
物語は祝福の中に、次なる試練の気配を静かに忍ばせており、穏やかさと落ち着かなさが同居する、印象深い一話でした。
「ばけばけ」第77話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
ヘブンの『日本滞在記』完成パーティーを取材した梶谷の記事は、翌日の新聞に「ヘブン先生日録」として掲載され、町で大きな話題となりました。買い物に出たトキは、見知らぬ人々から次々に声をかけられ、自分が注目の存在になっていることに戸惑います。司之介やフミも同様に、行く先々で話しかけられ、記事の影響力を実感するのでした。
ほどなくして梶谷は再び松野家を訪れ、連載を続けるため、毎日取材に来ると宣言します。その日の出来事を尋ねる梶谷に対し、ヘブンはトキが英語を学ぶ様子を紹介。翌朝の紙面には、英語の勉強風景が掲載され、
「マイ・ネーム・イズ・トキ」
と学ぶ姿が伝えられました。
この連載は天国長屋にも届き、なみとサワも記事を目にします。なみは
なみ:「おトキちゃんもうすっかりあっち側の人間だわ」。
と、変わっていくトキの立場を口にし、長屋を出る道を思案します。一方サワは、教師として自立する決意を胸に秘め、それぞれの未来が静かに分かれ始めていくのでした。
感想
第77話は、「知られること」が人の人生をどう変えていくのかを強く印象づける回でした。トキが町の人々から注目を浴びる場面は華やかでありながら、本人の戸惑いや落ち着かなさが丁寧に描かれ、名声の裏にある居心地の悪さが伝わってきます。
また、同じ記事を読んでも、なみとサワが受け取る意味はまったく異なり、それぞれの立場や価値観がくっきりと浮かび上がりました。なみの現実的な諦観と、サワの「学びによって道を切り開く」という強い意志の対比は、この物語が描いてきた女性たちの選択の幅を象徴しているように感じます。祝福と羨望、希望と焦りが交錯する中で、物語は次の段階へ静かに進み始めた一話でした。
「ばけばけ」第78話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
町を散策していたトキとヘブンは、新聞連載「ヘブン先生日録」を読んだ人々から次々と声をかけられます。中にはトキに英語を話してほしいと頼む者もおり、戸惑いながらもトキは覚えた英語を披露。思いがけない喝采を浴び、記事の影響力の大きさを実感します。
一方、サワは山橋薬舗の二階にある学びの場「白鳥倶楽部」を訪ねていました。そこは志を持つ若者が集い、学問に打ち込む場所。サワは教員資格を得て天国町を出るという目標に向け、静かに努力を重ねていきます。
同じ頃、天国遊郭には福間が現れ、なみに身請けの話を持ち込みます。突然の申し出に、なみは即答できず、考える時間を求めました。
その後、取材に訪れた梶谷は新たな題材に困りますが、フミの何気ない一言を記事に掲載。すると助けになろうと町の人々が松野家に押し寄せ、思わぬ騒動へと発展していきました。
感想
第78話は、「注目されること」と「自分の道を選ぶこと」が対照的に描かれた回でした。トキが英語を披露する場面は爽快でありながら、本人の戸惑いが強く、称賛が必ずしも心の安らぎにつながらない現実を感じさせます。
一方で、白鳥倶楽部で学ぶサワの姿は静かで地道ですが、自分の力で未来を切り開こうとする強さが印象的でした。さらに、なみに突きつけられた身請け話は、選択の重さと時間の必要性を物語ります。
人々の善意が一気に押し寄せる松野家の騒動も含め、評判や期待が人の人生に与える影響の大きさを、ユーモアと切なさの両面から描いた一話だったと思います。
「ばけばけ」第79話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
新聞連載「ヘブン先生日録」の熱狂が続く中、その盛り上がりを錦織と江藤は案じていました。そんな折、江藤は錦織に思いがけない提案をします。次期・松江中学の校長に推薦したいというのです。錦織が校長になれば、ヘブンも安心して松江に留まるだろう――そう見据えての打診でした。
しかし錦織は即答できず、その胸中をヘブンに打ち明けます。するとヘブンは、錦織が校長になれば自分は「安心して英語教師を続けられる」と静かに背中を押しました。
一方、なみのもとには再び福間が現れ、身請けの返事を求めます。迷い続けるなみに対し、福間はついに本心を告げました。
福間:「ほれちょるんだ。おなみに惚れちょる。だけん一緒になりたい」。
真っ直ぐな言葉に、なみの心は大きく揺れ動きます。
その頃サワは、変わらず白鳥倶楽部で学び続けていました。彼女の姿を見かけたトキは山橋に案内されて倶楽部を訪れ、声をかけますが、返ってきたのは冷たい態度。思いもよらぬ距離に、トキは戸惑いを隠せませんでした。
感想
第79話は、それぞれの人生が大きな岐路に差しかかっていることを強く感じさせる回でした。錦織への校長打診は、個人の出世ではなく、松江全体とヘブンの居場所を守るための選択として描かれ、責任の重さがにじみます。
そんな錦織を迷いなく支えるヘブンの言葉には、信頼と友情の深さがありました。一方、福間の率直な告白は、なみの人生に初めて差し込んだ“逃げ場ではない選択肢”の光のようで、切実さが胸に迫ります。
そしてサワとトキのすれ違いは、成長の過程で避けられない痛みを静かに映し出していました。誰もが自分の道を選ぼうとする中で、関係性が揺れ動く。その現実を丁寧に描いた、余韻の残る一話でした。
「ばけばけ」第80話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
白鳥倶楽部で教員資格取得に向けて勉強に打ち込むサワのもとを、トキが訪ねてきました。声をかけられても、サワの返事はどこかよそよそしく、トキは距離を感じます。山橋や仲間たちに話しかけられている隙に、サワはいったん倶楽部を出ますが、引き返して静かに決意を口にしました。
サワ:「私もじきに出るけん。正規の教師になって…誰の力も借りず…誰にも頼らず」。
同じ頃、なみは身請けを受け入れ、天国町を離れる準備を進めていました。
錦織は江藤から後任の英語教師の名を告げられ、その人物が旧知の庄田だと知ります。
ほどなく東京から戻った庄田が白鳥倶楽部を訪れ、面々に紹介されますが、トキとの関係がこじれているサワはそっけない態度をとってしまいます。
関係を修復したいトキは天国長屋を訪ねます。応対した母から不在を告げられ、「応援しちょる、と」伝言を託すトキ。その様子を、サワは家の奥から見つめていました。
感想
第80話は、静かな決意とすれ違う想いが胸に残る回でした。サワの「誰にも頼らず」という言葉には、羨望や焦りを超えて自立を選ぶ覚悟がにじみ、白鳥倶楽部という学びの場がその背中を押しているように感じます。
一方、なみが天国町を出る決断をしたことで、サワの孤独はより際立ちました。庄田との出会いも、今はまだ縁の芽に過ぎず、心が閉じたままのサワの状態を映します。
トキの訪問は善意に満ちているのに、届かないもどかしさが切ない。応援の伝言を陰から見つめるサワの姿は、和解への可能性を秘めつつも、時間が必要だと静かに告げていました。
次週/第17週の各話あらすじ・感想はこちら
前週/第15週の各話あらすじ・感想はこちら
朝ドラ「ばけばけ」に登場した場所(ロケ地)
小泉八雲旧居(島根県松江市)

第16週で描かれる 小泉八雲旧居 は、『ばけばけ』の物語世界と現実を強く結びつける象徴的な場所です。ここは、ヘブンのモデルとなった小泉八雲が実際に松江で暮らし、日本文化や怪談に深く傾倒していった住まいとして知られています。武家屋敷風の佇まいは、外来の文化を誇示するのではなく、日本の生活に静かに身を委ねようとした八雲の姿勢を今に伝えています。
第16週では、日本滞在記の完成によってヘブンの内面が一つの到達点に達し、彼が「書き手」としてだけでなく「松江で生きた人間」として周囲に認識され始めます。その流れの中で旧居の存在は、ヘブンが異邦人から“この土地の一部”へと変わっていく過程を重ね合わせる装置として機能します。怪談や日常を愛し、家族と共に暮らす現在のヘブンの姿は、まさにこの旧居が語る八雲の生き方と響き合い、『ばけばけ』が描く「居場所を得る物語」を静かに補強していました。
まとめ
第16週は、ヘブンが書き上げた「日本滞在記」の完成をきっかけに、物語が大きく外へと開かれていく転換点の週でした。家族や親しい人々に囲まれた祝宴は、これまで積み重ねてきた日常と努力が確かな形になったことを実感させる、温かな場面でした。
一方で、新聞記者・梶谷の取材によって、その私的な暮らしが記事として世に出ていく流れは、喜びと同時に新たな不安も呼び込みます。静かに守られてきた松野家の日常が、いつの間にか町の注目を集める存在へと変わっていくことで、物語の視点は「内側」から「外側」へと広がりました。
小泉八雲旧居に象徴されるように、ヘブンが異邦人から松江の一部として受け止められていく過程も印象的で、「居場所を得る」というテーマがより明確になります。祝福とざわめきが交錯する中、物語は次の局面へと静かに歩み出した一週でした。




