朝ドラ「ばけばけ」第15週あらすじ・ネタバレ【超わかりやすく】

朝ドラ「ばけばけ」第15週(第71話・第72話・第73話・第74話・第75話)のテーマは「マツノケ、ヤリカタ。」です。本記事では、第71話から第75話までのあらすじ(ネタバレ)と感想を、わかりやすくまとめました。
「ドラマをもっと深く味わいたい方」
「忙しくて見逃してしまった方」
「短時間で内容を知りたい方」
――そんな皆さまに向けて、第15週の見どころや注目の展開をわかりやすく紹介します。
目次
朝ドラ「ばけばけ」あらすじ一覧
朝ドラ「ばけばけ」第15週(71〜75話)放送日
放送期間は2026年1月12日(月)〜1月16日(金)。第15週のテーマは「マツノケ、ヤリカタ。」でした。
「ばけばけ」第71話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
トキとヘブンは正式に夫婦となり、司之介とフミとともに四人で暮らす新生活を始めることになりました。長く過ごした天国町の長屋を後にし、松江城近くの武家屋敷へ向かう引っ越しの日。上野タツと一緒になった勘右衛門やサワ、なみらに見送られながら、トキは
トキ:「まっちょれー!川の向こう側!」
と声を上げ、家族は新しい暮らしへ踏み出します。
庭付きの広い屋敷に到着すると、司之介とフミは住まいを用意してくれた錦織とヘブンに感謝しました。皆で和菓子の「若草」を味わいながら、穏やかな時間が流れます。一方でトキの胸には、言葉や文化、生活習慣の違いに対する不安がありました。四人で本当にうまく暮らせるのか、心配が尽きなかったのです。
しかしヘブンは迷いなく、
ヘブン:「ニホン、ヤリカタ、マツノケ、ヤリカタ、タノシミデス。ヨロシク、ネガイマス。」
と語り、日本式の暮らしを学ぶことを楽しみにしていると伝えます。そして家族には「ヘブン先生」ではなく、「ヘブンさん」と呼んでほしいと頼みました。こうして新しい家族の形が、静かに動き始めたのでした。
感想
第71話は、物語が大きな節目を越え、生活そのものへ焦点が移った回でした。引っ越しの場面は、過去の暮らしへの名残と、新しい日々への期待が入り混じり、胸が温かくなります。トキの不安はとても現実的で、異文化の中で家族になる難しさを正直に映していました。それに対して、ヘブンが「共に暮らすことを楽しみにしている」とまっすぐに答える姿は頼もしく、夫として家族を支えようとする覚悟が伝わってきます。
「先生」ではなく「さん」と呼ばせる選択も、上下ではなく対等な家族でいたいという思いの表れに感じました。まだぎこちなさは残るものの、四人が同じ屋根の下で少しずつ歩調を合わせていく未来を想像させる、希望に満ちた新章の始まりでした。
「ばけばけ」第72話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
トキとヘブンは夫婦としての新しい日々をスタートさせました。しかし、いざ結婚してみると、トキは照れくささから、夫であるヘブンの名前を口にすることができず、ぎこちない空気が流れます。
迎えた最初の朝、出雲の方角に手を合わせ、家族で囲む初めての朝食。花田旅館の料理に慣れていたヘブンは、トキの手料理に驚き、魚の骨を取りながらその味をかみしめます。
そこへ、引っ越しの噂を聞きつけた新聞記者・梶谷が取材に訪れました。
梶谷:「日本人と暮らすのは大変でしょう」
と問われたヘブンは、日本のやり方に挑んでいること、正座も苦にならないと胸を張ります。そのやり取りは翌朝の記事となり、松江の町に広まりました。
記事を読んだ県知事・江藤は祝いに訪れ、さらに町の人々も次々と松野家へ。祝福の輪が広がる中、江藤はリヨからの贈り物として下駄をヘブンに手渡します。静かな新婚の朝は、いつの間にか賑やかな一日へと変わっていきました。
感想
第72話は、新婚の初々しさと、思いがけず注目を浴びる戸惑いが同時に描かれた回でした。トキが名前を呼べずにいる様子や、手料理を振る舞う朝の空気には、ささやかな幸せがにじみます。一方で、ヘブンの何気ない言葉が新聞に載り、町中の人々が押しかける展開は、二人の生活がすでに“公”のものになり始めていることを示していました。
善意の祝福でありながら、静かに暮らしたい二人にとっては少し重たい出来事でもあります。それでも、下駄を贈られる場面には、ヘブンがこの町の一員として受け入れられつつある温かさも感じられました。幸せと賑わい、その両方が押し寄せる、新生活の第一歩を印象づける一話でした。
「ばけばけ」第73話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
新聞記事の反響は大きく、知事の江藤が引っ越し祝いに松野家を訪ねてきました。美しい正座で迎えるヘブンの姿に感心した江藤は、集まった人々に向けて
江藤:「ヘブン先生は立派な日本人じゃ」
と太鼓判を押し、トキには
江藤:「娘のぶんも幸せにの」
と言い残して帰っていきます。その後も祝客は途切れず、松野家は連日賑わいに包まれていました。
ところがある日、いつもの時間を過ぎてもヘブンが帰宅しません。以前、立ちくらみで倒れたことを思い出したトキは不安に駆られ、町へ探しに出ます。やがて見つけたヘブンは、錦織との話し合いが長引いたのだと説明しました。
翌朝も「夕食はいらない」と告げて出かけるヘブン。胸騒ぎのするトキは、買い物の途中で車夫の永見と出会い、問いただすうちに、ヘブンが山橋薬舗に通っていることを知ってしまいます。トキは迷いながらも、その場所へ向かうのでした。
感想
第73話は、祝福の光の裏に差し込む不安の影が印象的でした。町中から称賛されるヘブンの姿は誇らしい一方で、その評価が家の外で膨らむほど、トキの手の届かないところへ遠ざかっていくようにも感じられます。
帰りの遅さに胸をざわつかせるトキの視線は、夫を案じる素直な思いそのもの。ヘブンの「建前」と、トキの直感とのズレが静かに積み重なり、次の衝突を予感させました。
祝宴の喧騒から一転、山橋薬舗という“行き先”が示されたラストは、日常に潜む小さな嘘が、やがて大きな溝になりかねないことを強く印象づける回でした。
「ばけばけ」第74話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
ヘブンの帰りが遅い理由を確かめるため、トキは山橋薬舗を訪ねます。しかし店にいたのは店主の山橋だけで、ヘブンの姿はありませんでした。山橋は
山橋:「うちは今、ご覧の通り閑古鳥が鳴いておりまして。カッコーカッコー」
と取り繕いますが、その不自然さにトキの胸騒ぎは強まります。手がかりを得られないまま帰宅したトキを、司之介とフミは励ましますが、司之介の冗談混じりの一言
司之介:「他の誰かと口づけしとったりして」
が不安に拍車をかけます。ほどなくヘブンは帰宅し、土産のパイナップルを差し出すものの、夜更けに聞こえた「Oh My God」の声が、疑念を残しました。
翌日、サワが新居を訪れ、暮らしぶりの変化や借金返済の額が高額であることに言葉を失い、
サワ:「わたし、帰るわ…ごめんなさい…なんだかもう…ごめんなさい…」
と言って早々に帰ってしまいます。見送りの途中、トキは人力車から降りて山橋薬舗へ入るヘブンの姿を目撃。山橋の制止を振り切って奥へ進むと、そこには洋食屋があり、ヘブンは静かに食事をしていました。隠されていた“居場所”を前に、トキは言葉を失うのでした。
感想
第74話は、不安が確信へと変わる過程を緻密に描いた回でした。山橋の取り繕い、土産のパイナップル、深夜の独り言――小さな違和感が積み重なり、トキの直感が現実味を帯びていきます。
サワが感じた“別世界”という距離感も、松野家の変化の大きさを際立たせました。決定打となる洋食屋の発見は、嘘そのものより「隠されていたこと」が痛みとして残る瞬間。
問いただすより先に、胸に沈む静かな失望が印象的で、夫婦の溝が音もなく深まっていく緊張感が強く伝わってきました。
「ばけばけ」第75話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
トキは山橋薬舗の奥にある別室で、ヘブンが西洋料理を味わっている姿を目にします。そこは山橋が腕を振るう西洋料理店で、ヘブンは「錦織との打ち合わせ」と偽り、家族に黙って通っていました。
ヘブン「sorry…」
妻の手料理を避けていた事実に、トキの怒りは抑えきれません。問い詰められたヘブンは、新聞掲載以降の来客対応で疲れ切り、正座の痛みや期待に応え続ける重圧から筆が止まってしまったと明かします。
ヘブン:「チガイマス。オトキサンノ、リョウリ、ママサンノ、リョウリ、ニホンノ、ヤリカタ、マツノケ、ヤリカタ、ダイスキ、デス。
But チョット、チョット、ツカレタ。ワタシ、シンブン、デタ。ヘブン、コボネ、スキ。ヘブン、セイザスキ。ニホンジン、ミタイ。ミンナ、イエ、クル。ヘブンセンセイ、セイザジョウズ、サスガ、タカラデス。But ワタシ、タカラ、ナイ。セイザ、イタイ。オカゲデ、タイザイキ、カケル、ナクナリマシタ」。
嘘をついたことを詫びるヘブンに、トキも気づけなかった自分を悔い、
トキ:「嘘を疲れる方がもっともっともーっと嫌です。先生だって言っちょったじゃないですか!嘘が嫌いだって。私も嫌いです。家族だけん言えんのも分かります。でも家族だけん、やっぱり言ってごしなさい」。
と本音をぶつけます。
ヘブン:「ワカリマシタ。モウ、ウソ、ツクナイ。ツカレマシタ。ゴメンナサイ」。
トキ:「私も、私もごめんなさい、気づいてあげられなくて。正直に話してくださって、ありがとうございます」。
互いに謝り合い、二人は和解。翌朝、家族から贈られた執筆用の机にヘブンは感激し、日本滞在記は再び前へ進み始めました。
感想
第75話は、「家族だからこそ言えない」と「家族だからこそ言うべき」の狭間を真正面から描いた回でした。ヘブンの嘘は裏切りである一方、期待を背負い続けた末の逃げ場でもあり、その弱さが丁寧に言葉化されます。
トキの怒りもまた、愛情の裏返しとして真っ直ぐで、「嘘が嫌い」という二人の価値観が衝突しながら重なっていく過程が胸に残りました。和解の決め手が“理解”ではなく“対話”である点も印象的です。
最後に贈られた机は、家族が作家を守るという具体的な支えの象徴。暮らしと創作が両立する道筋を示し、温かな余韻を残す締めくくりでした。
次週/第16週の各話あらすじ・感想はこちら
前週/第14週の各話あらすじ・感想はこちら
朝ドラ「ばけばけ」に登場した場所(ロケ地)
松江の武家屋敷(塩見縄手)

第15週でトキとヘブン、そして松野家が新たな暮らしを始めた武家屋敷は、松江城の北側に広がる塩見縄手に位置しています。塩見縄手は、江戸時代に中・下級武士が暮らした屋敷町で、堀と松並木に囲まれた静かな佇まいが特徴です。かつての身分や役目を背負いながら生きてきた人々の生活の場であり、「家」と「家族」が密接に結びついた空間でもありました。
『ばけばけ』第15週では、長屋暮らしを終えたトキがこの武家屋敷に移り住むことで、生活の舞台が大きく変わります。それは単なる住居の変化ではなく、結婚によって“家族になる”覚悟を形にする一歩でした。異国育ちのヘブンが日本式の暮らしに向き合い、松野家と同じ屋根の下で生きようとする姿は、塩見縄手の歴史と重なり合い、血縁や文化を越えて家族を築くという物語の核心を静かに浮かび上がらせていました。
まとめ
第15週は、トキとヘブンが正式に夫婦となり、「家族として生きる」段階へ踏み出した節目の一週でした。長年暮らした長屋を離れ、松野家そろって城下町の武家屋敷へ移る展開は、住まいの変化以上に、人生そのものの転換を象徴しています。
幼なじみのサワやなみに見送られる場面からは、これまでの人間関係や積み重ねてきた時間への別れが丁寧に描かれていました。一方で、新居で始まる生活には期待だけでなく不安も残ります。異国で育ったヘブンが、日本の家族制度や暮らしにどう向き合っていくのかは、これからの物語の大きな焦点です。
喜びと戸惑いが入り混じる中、それでも共に生きる道を選んだ二人の姿が、「家族とは何か」を静かに問いかける、印象深い週となっていました。




