朝ドラ「ばけばけ」第14週あらすじ・ネタバレ【超わかりやすく】

朝ドラ「ばけばけ」第14週(第66話・第67話・第68話・第69話・第70話)のテーマは「カゾク、ナル、イイデスカ?」です。本記事では、第66話から第70話までのあらすじ(ネタバレ)と感想を、わかりやすくまとめました。
「ドラマをもっと深く味わいたい方」
「忙しくて見逃してしまった方」
「短時間で内容を知りたい方」
――そんな皆さまに向けて、第14週の見どころや注目の展開をわかりやすく紹介します。
目次
朝ドラ「ばけばけ」あらすじ一覧
朝ドラ「ばけばけ」第14週(66〜70話)放送日
放送期間は2026年1月5日(月)〜1月9日(金)。第14週のテーマは「カゾク、ナル、イイデスカ?」でした。
「ばけばけ」第66話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
日本滞在記の取材のため、ヘブンは錦織とともに出雲を訪れていました。『古事記』の舞台を巡り、旅の終わりには稲佐の浜を歩くなど、ヘブンは取材と同時にこの地の空気を深く味わいます。そんな中、松江にいるはずのトキが突然姿を現しました。トキはヘブンから呼び出されたものの、その理由は知らされておらず、錦織とともに戸惑います。
やがてヘブンは二人を前に「大事な話がある」と切り出しました。日本滞在記が完成間近であること、怪談を語ってもらった日々がどれほど大切だったか、そして錦織への感謝を語ったうえで、「日本滞在記が完成しても松江にいたい」と自分の思いを明かします。さらにトキの手を取り、
ヘブン:「カゾク、ナル、イイデスカ?」
と、結婚の意思を静かに伝えました。笑顔で頷くトキ。
翌日、ヘブンは西洋人として初めて出雲大社を参拝し、トキと神前に立ち、未来を誓います。松江へ戻った後、ヘブンは錦織に武家屋敷への転居を望む気持ちを語りますが、妻として暮らすことになるトキは、胸にしまっていた“大事なこと”を思い出したと口にするのでした。
感想
第66話は、14週のテーマである「カゾク、ナル、イイデスカ?」が、まっすぐに胸へ届く回でした。出雲という神話の地で、ヘブンが自分の言葉で未来を語り、トキに思いを伝える場面はとても温かく、これまで積み重ねてきた時間の確かさを感じさせます。
「日本滞在記」が完成に近づく中で、それでも松江に残りたいと告げるヘブンの決意は、異国から来た彼がこの土地と人を本当に愛するようになった証でした。その思いを受け取ったトキが、迷うことなく笑顔で頷く姿には、二人がすでに深く結ばれていることがはっきりと表れていたと思います。
出雲大社での密やかな誓いは、派手さはなくとも強い余韻を残しました。神話と縁結びの地を舞台に、「夫婦になる」という選択が自然に受け止められていく流れが美しく、ここから始まる新しい家族の物語への期待が静かに高まる、印象深い一話でした。
「ばけばけ」第67話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
出雲でヘブンに呼び出され、婚約を交わしたトキは、幸福に包まれる一方で、避けて通れない現実に直面します。それは、ヘブンとの結婚を家族にどう伝えるかという問題でした。女中として働くことさえ理解を得るのに時間がかかった過去を思えば、異国の男性との結婚など、簡単に受け入れてもらえるはずがない——そう考えるほど、トキの心は重くなっていきます。
すぐにでも結婚の報告に行こうとするヘブンを必死で止めるトキ。
ヘブン:「ナンデ?ワタシ、ダメ?ナゼ、ダメ?イジン、ダメ?ヘブン、ダメ?」
さらに帰宅後、トキはもう一つの不安に気づきます。女中として働く今は毎月二十円の給金があるものの、妻になればそれはなくなるという現実でした。トキの家には多額の借金もあります。その事実を前に、家族に婚約を打ち明ける勇気はますます遠のいてしまいます。
一方のヘブンは、なぜ報告できないのか理解できず、焦りと苛立ちを募らせます。
ヘブン:「ナンデ?ワタシ、ダメ?」
と問い重ねるヘブンと、答えられないトキ。その板挟みの中で、思い詰めたトキは、ついに家族へ向き合う決意を固めるのでした。
感想
第67話は、幸せな婚約の裏にある現実的な不安が丁寧に描かれた回でした。トキが悩む理由は愛情の迷いではなく、「家計」や「立場」といった生活に直結する問題であり、その重みがとても切実に伝わってきます。女中としての給金がなくなることに戸惑う場面は、結婚が夢物語では済まされない時代背景を強く感じさせました。
一方で、ヘブンの苛立ちは冷たさではなく、純粋さゆえのものに見えます。愛しているからこそ、なぜ隠すのかが分からない。その価値観の差が、二人の距離を一時的に広げてしまう切なさが印象的でした。幸せの直後に突きつけられる現実が、物語に深みを与える一話だったと思います。
「ばけばけ」第68話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
ついにトキは、ヘブンと婚約したことを松野家の家族に打ち明けました。しかし司之介、フミ、勘右衛門の三人は、その話を冗談だと思い笑い飛ばします。けれどトキは強い口調で、これは冗談ではないと訴えました。その真剣な姿に、家族は次第に事の重さを理解していきます。
司之介:「あやつとそげな仲だったんか!女中じゃなかったんか!」
怒りをあらわにする司之介を制し、勘右衛門は静かに問いかけました。
勘右衛門:「好いちょるのか?」
トキ:「好いちょる」
勘右衛門「ええ。構わんということじゃ。好いちょるなら仕方ないじゃろう。おじょのそげな気持ちを、もうわしは止めるつもりはない。猪の目じゃ。わしらはイノシシ。猪突猛進じゃ。」
さらに自らもタツに想いを告げ、彼女はその申し出を受け入れました。
結婚が松野家の全員に受け入れられ、トキとヘブンはひとまず安堵します。しかし、女中としての立場を離れることで、これまで支給されていた給金は受け取れなくなっていました。
そんな折、ヘブンの家を訪ねてきたのは、給金を受け取りに来た実弟の三之丞でした。入浴を終えたあと、トキと三之丞が一緒にいる場面を目にしたヘブンは、事情を知らぬまま激しく動揺します。
ヘブン:「サンノジョウ、ダレ?!ダカラ、サンノジョウ、ムカシ、ノ、オトコ?!フトン?マクラ?!」
トキ:「三之丞様は三之丞様です。」
三之丞の存在をきちんと説明できないトキの態度に、ヘブンの不満は再び膨らんでいきました。
一方、フミと司之介はトキの実母・タエのもとを訪れ、結婚が決まったことを報告します。タエは静かに話を聞き、娘の幸せを第一に考える姿勢を示しました。
タエ:「それであの子は幸せなんですか?良いのではないですか。あの子は松野家の娘。松野家さえ良ければ、そしておトキが幸せなら。」
その言葉に安堵した司之介は、つい、これまで給金の一部を雨清水家に渡していた事実を口にしてしまいます。
タエ:「一体何の話ですか?何の話ですか!」
事情を知らなかったタエの表情は一変し、場の空気は一気に緊張を帯びていくのでした。
感想
第68話は、家族という存在の重さと温かさが同時に描かれた回でした。冗談だと受け取られながらも、真剣に頭を下げ続けるトキの姿には、結婚への覚悟がにじんでいました。特に印象的だったのは勘右衛門の判断です。偏見を越えて「好いちょるなら仕方ない」と認める姿は、家長としての器の大きさを感じさせました。
一方で、三之丞をめぐる誤解や給金の問題が浮上し、祝福ムードが一転して不穏な空気に包まれる展開も見逃せません。結婚が決まったからこそ露わになる秘密やすれ違いが、物語に現実味を与えていました。喜びと不安が交錯する中で、「家族になる」とは何かを問い直す、非常に濃密な一話だったと思います。
「ばけばけ」第69話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
三之丞がトキを訪ねて来て以来、ヘブンの不機嫌は続いていました。事情を知る錦織は、松野家と雨清水家の複雑な背景を説明し、日本では本音と建前を使い分けることがあるのだと伝えます。それでもヘブンには、トキが自分に隠し事をする理由が理解できませんでした。
一方、雨清水家では、タエが三之丞にトキの結婚を伝えます。驚くふりをする三之丞に、タエは女中としての給金の話を持ち出しますが、三之丞は言葉を濁します。その後タエはトキを訪ね、これまでトキの給金の一部を受け取っていたことを知ったと打ち明けました。櫛を差し出しながら、
タエ:「あなたから頂いたお金で買うわけにはいきませんからね」
と謝罪。トキは、
トキ:「そのおかげで今はこうして…だけんそれでええだないですか」
と応じました。タエは、三之丞の嘘を守ってほしいと頭を下げます。
そして迎えた両家の顔合わせ。松野家と雨清水家がそろい、和やかに挨拶が進む中、隠し事に心を閉ざしていたヘブンは、静かに口を開くのでした。
感想
第69話は、「守るための嘘」と「正直でありたい気持ち」が真正面からぶつかる、苦しくも印象深い回でした。トキの沈黙は自己保身ではなく、家族を思うがゆえの選択であり、その重さが丁寧に描かれていたと思います。
特にタエの振る舞いには、親としての誇りと後悔が滲み、櫛を渡す場面は胸を打ちました。一方で、ヘブンの戸惑いも決して身勝手ではなく、信頼の上に立つ関係を望む誠実さゆえの反応だと感じます。
文化や価値観の違いが、善意同士をすれ違わせてしまう切なさが強く残りました。「家族になる」とは何かを、静かに問いかけてくる回だったと思います。
「ばけばけ」第70話 あらすじと感想
あらすじ(ネタバレ)
松野家と雨清水家の両家が集い、錦織が見守る中で顔合わせが始まりました。和やかに進むはずの場で、ヘブンは突然
ヘブン:「カゾク、ナル、デキナイ」
と口にし、トキの隠し事への怒りをぶつけます。借金や給金、三之丞の嘘――自分だけが知らされていなかった事実を並べ、
ヘブン:「ウソ、キライ。ミンナ、ウソツキ。パパサン、ササエル、ユッタ。ラストサムライ、オオブネ、ユッタ。シャッキン、アル。サンノジョウ、シャチョウ、ナイ。ワタシ、シル、ナイ。オトキサン、カエス、シテタ。サンノジョウ、オカネ、ワタシタ。オトキサン、ウソツキ。」
と訴えました。
それに対しトキは涙ながらに、
トキ:「それはお金のために一緒になったと思われたくなかったからです」
と理由を明かします。ただそばにいたい一心だったこと、そして真実を隠していたことを家族にも詫びました。場の空気が張りつめる中、フミが口を開き、タエがトキの生みの母であることを改めてヘブンに紹介します。
フミ:「いつだったか、産みの親とか育ての親とかそんなの全部忘れて、みんな家族だ、とトキがで言っちょりました。私もそう思います。
雨清水も松野もみんな家族なのです」
事情を受け止めたヘブンは、自分は早く母を亡くしたから母が二人できて嬉しいと語り、「ウレシイデス、ハッピーデス」と笑顔を見せました。タエとフミを「ママさん」と呼ぶヘブンに、トキも涙をこらえながら同じ呼び名を口にします。こうして二つの家は、血縁を越えて一つの家族として結ばれるのでした。
感想
第70話は、「家族とは何か」という問いに、感情と言葉の両面から答えを示した回でした。ヘブンの怒りは一方的な責めではなく、信じたいからこそ裏切られたと感じた痛みだったのだと思います。その思いに正面から向き合い、すべてを語るトキの姿には強さがありました。
特に印象的だったのは、フミの「みんな家族」という言葉が場の空気を変えた瞬間です。血のつながりや過去の事情を超えて、人が人を受け入れる覚悟がそこにありました。
「ママさん」という呼び名は、ぎこちなくも温かく、新しい家族の始まりを象徴していたように感じます。涙と笑顔が交差する中で、ようやく本当の意味で家族になる一歩を踏み出した、深い余韻の残る回でした。
次週/第15週の各話あらすじ・感想はこちら
前週/第13週の各話あらすじ・感想はこちら
朝ドラ「ばけばけ」に登場した場所(ロケ地)
出雲大社

第14週でヘブンと錦織が取材に訪れた 出雲大社 は、「縁結び」の神として知られる日本有数の古社です。八百万の神々が集う神話の舞台であり、人と人、過去と未来を結ぶ場所でもあります。
『ばけばけ』において出雲は、日本滞在記の核心に迫る取材地であると同時に、「家族とは何か」「居場所とは何か」というテーマを照らし返す象徴的な土地でした。ヘブンが神話の空気に触れながら筆を進める一方で、トキは家族に関わる“大事な話”を抱え込み、言葉にできずに揺れ動きます。
人の縁を司る出雲大社の存在は、血縁や国境を越えて結ばれようとする二人の関係を静かに浮かび上がらせ、第14週の問い「カゾク、ナル、イイデスカ?」をより深く印象づけていました。
まとめ
朝ドラ『ばけばけ』第14週は、「カゾク、ナル、イイデスカ?」という問いを軸に、物語が大きく揺れ動く一週でした。ヘブンは日本滞在記の完成を目指し、錦織とともに出雲大社を訪れ、神話と歴史に触れながら取材を深めていきます。
その真剣な姿勢は、滞在記がいよいよ核心へ近づいていることを強く印象づけました。一方でトキは、ヘブンから告げられた「大事な話」を家族に伝えられず、心の内で葛藤を抱え続けます。前に進むための決断が、家族との関係を揺るがす可能性をはらんでいるからこそ、彼女は沈黙を選ばざるを得ませんでした。
そんな緊張の中で、実母・タエと弟・三之丞の存在が明らかになり、トキが背負ってきた過去と現在が交差します。縁結びの地・出雲を舞台に、血縁や居場所の意味が浮かび上がり、「家族になるとは何か」というテーマが静かに、しかし確かに深まった一週でした。




