ホワイトデーのお返しの意味とは？アイテム別と相手別に解説
mako
目次
ホワイトデーとは？由来と意味を知ろう
ホワイトデーの起源
ホワイトデーは日本独自の文化であり、バレンタインデーに女性が男性にチョコレートを贈る習慣が定着した後、その「お返しをする日」として誕生しました。
起源にはいくつかの説がありますが、有力なものの一つとして 1970年代に福岡の菓子メーカーが行ったキャンペーン が挙げられます。このメーカーが「バレンタインデーにチョコをもらった男性が、1か月後にお返しをする日」として提案し、徐々に全国へ広がっていきました。
また、全国飴菓子工業協同組合（全国の飴菓子業者が加盟する団体）が 「3月14日をホワイトデー」と正式に定めた ことで、一般的な習慣として定着しました。
なぜ「ホワイト」なのか？
「「ホワイトデー」の「ホワイト（白）」には、以下のような意味が込められています。
- 純粋（ピュア）
白は汚れのない、清らかな色とされており、贈り物に込められた「純粋な気持ち」を象徴しています。 - 誠実
バレンタインデーのお返しとして、相手に対する誠実な気持ちを伝える日であることを強調するために、「白」という誠実さを表す色が使われました。 - 幸福
白は、結婚式のウエディングドレスにも使われるように「幸福」や「良い未来」を象徴する色でもあります。ホワイトデーのお返しには「幸せを願う気持ち」が込められているとされています。
このように、「ホワイトデー」という名前には 感謝の気持ちを純粋に伝える という意味が込められています。
ホワイトデーのお返しの意味とは？アイテム別に解説
ホワイトデーは、バレンタインデーにチョコレートなどをもらった男性が、女性へお返しをする日として知られています。しかし、ただプレゼントを贈るだけでなく、お返しのアイテムにはそれぞれ「意味」があることをご存じでしょうか？
ホワイトデーのお返しとしてよく選ばれるスイーツやアイテムごとの意味を詳しく解説し、どんな相手にどのプレゼントを選ぶのが適切なのかを紹介していきます。相手との関係性や気持ちをしっかり考えながら、最適なお返しを選びましょう！
スイーツ編
ホワイトデーのお返しとして定番なのはスイーツ類。しかし、それぞれのお菓子には特別な意味が込められているとされています。ここでは、代表的なスイーツの意味と、どんな相手に贈るのが適しているのかを詳しく解説します。
① キャンディー：「あなたが好き」
意味の由来
キャンディーは口の中で長く残ることから、「関係が長続きする」「ずっと一緒にいたい」という意味を持ちます。また、甘くて硬い性質から「しっかりした愛」を象徴すると言われています。
贈る相手
✅ 本命の彼女・好きな人
✅ 両思いの相手
✅ 付き合いたいと考えている女性
注意点
本命に対しては好意を示すのにぴったりですが、義理チョコのお返しとして渡すと「好きだと思われた？」と誤解される可能性もあるので注意しましょう。
② マカロン：「特別な存在」
意味の由来
マカロンは高級感があり、他のお菓子に比べておしゃれなイメージがあります。そのため、「特別な人への贈り物」とされ、格式の高いプレゼントと考えられています。
贈る相手
✅ 大切な彼女・奥さん
✅ 仲の良い友達や親しい女性
✅ おしゃれな女性やスイーツ好きの人
注意点
一般的に高級なお菓子なので、軽い気持ちで贈るよりも、相手への特別な想いを込めて渡すのがベストです。
③ マシュマロ：「あなたが嫌い」？（諸説あり）
意味の由来
マシュマロはふわふわして口の中で溶けることから、「すぐになくなる関係」という解釈が生まれ、「嫌い」という意味があると言われています。
贈る相手
✅ ネガティブな意味を気にしない人
✅ お菓子として純粋に好きな人
注意点
「嫌い」という意味があるため、恋人や好きな人へのお返しには避けたほうが無難です。ただし、最近では「柔らかく包み込む愛情」と解釈されることもあり、チョコレート入りのマシュマロなら「愛情を包み込む」とポジティブな意味合いで贈ることもできます。
④ バウムクーヘン：「幸せが続きますように」
意味の由来
バウムクーヘンは年輪のような形をしており、「長く続く幸せ」や「繁栄」を象徴するお菓子として知られています。結婚式の引き出物としても人気があるため、縁起の良いお菓子です。
贈る相手
✅ 恋人・婚約者・奥さん
✅ 家族や親しい友人
✅ 夫婦関係を大切にしたい人
注意点
カジュアルな関係の相手に贈ると「重い」と思われる可能性があるため、本命や親しい相手向けのお返しとして選ぶのが良いでしょう。
⑤ フィナンシェ：「幸運を願う」
意味の由来
フィナンシェはフランス語で「金融家」や「お金持ち」という意味を持ち、金運や幸運を象徴するお菓子とされています。そのため、「あなたに幸せが訪れますように」というメッセージが込められています。
贈る相手
✅ 仕事を頑張っている女性
✅ 友達や同僚
✅ 家族や親しい人
注意点
本命へのお返しにはややカジュアルすぎるため、友達や職場の人への義理のお返しとして適しています。
⑥ マドレーヌ：「もっと仲良くなりたい」
意味の由来
マドレーヌは貝殻の形をしており、「2枚貝のようにぴったり合う」「縁を大切にする」という意味が込められています。そのため、「あなたともっと仲良くなりたい」というメッセージになります。
贈る相手
✅ これから親しくなりたい女性
✅ 友達や同僚
✅ 恋愛対象として気になっている相手
注意点
本命の相手には少し遠回しな表現なので、告白の意味を込める場合はメッセージを添えると良いでしょう。
⑦ 金平糖：「永遠の愛」
意味の由来
金平糖は時間をかけて作られるため、「長い時間をかけて育む愛」を象徴しています。そのため、「永遠の愛」「変わらぬ気持ち」という意味を持ちます。
贈る相手
✅ 本命の恋人・奥さん
✅ 長く付き合っている彼女
注意点
義理のお返しには向かないため、特別な相手に贈るのがベストです。
⑧ キャラメル：「安心できる存在」
意味の由来
キャラメルは甘くて口どけがよく、食べるとホッとするお菓子。そのため、「あなたは私にとって安心できる存在」という意味が込められています。
贈る相手
✅ 家族や親しい友達
✅ 長年付き合っている恋人
注意点
ロマンチックな意味合いは強くないので、告白の際には不向きです。
⑨ クッキー：「友達でいよう」
意味の由来
クッキーはサクサクと軽い食感で、形もさまざま。そのため、「サクッとした関係＝友達としての関係を続けたい」という意味を持ちます。
贈る相手
✅ 友達や同僚
✅ 義理チョコのお返し
注意点
本命の相手に贈ると「友達でいたい」と思われるかもしれないので注意！
⑩ ホワイトチョコ：「純粋な気持ち」
意味の由来
白色は「純粋さ」「誠実さ」を象徴するため、ホワイトチョコは「あなたに純粋な気持ちを伝えたい」という意味になります。
贈る相手
✅ 本命の彼女
✅ 純粋な好意を持っている相手
注意点
ホワイトデーらしいお返しなので、迷ったときに選ぶのもアリ！
アイテム編
ホワイトデーのお返しはスイーツだけではありません。アクセサリーや雑貨など、形に残るアイテムを贈るのも人気です。しかし、これらのアイテムにも意味があるため、知らずに贈ると誤解を招くこともあります。ここでは、代表的なホワイトデーギフトの意味や適した相手を詳しく解説します。
① マグカップ：「あなたと一緒の時間を過ごしたい」
意味の由来
マグカップは毎日の生活の中で使うもの。そのため、「あなたと一緒にいる時間を大切にしたい」「あなたと温かい関係を築きたい」という意味を持つとされています。
贈る相手
✅ 恋人やパートナー
✅ 友達や同僚
✅ 家族（母親や姉妹など）
注意点
比較的カジュアルなプレゼントなので、義理のお返しとしても問題ありません。ただし、本命に贈る場合はペアマグカップにするなど、特別感を出すと◎。
② 指輪：「永遠の愛」
意味の由来
指輪は「永遠の愛」や「特別な絆」を象徴するアイテム。そのため、ホワイトデーのお返しとして渡す場合、プロポーズや結婚を意識していると受け取られることが多いです。
贈る相手
✅ 付き合っている恋人・婚約者・妻
✅ 真剣な交際を考えている女性
注意点
相手が指輪の意味を理解している場合、重すぎるプレゼントになる可能性も。交際初期の段階では避けた方が無難です。
③ ネックレス：「あなたを守りたい」
意味の由来
ネックレスは首元に身につけるアクセサリーで、「あなたを守りたい」「あなたのそばにいたい」という意味が込められています。特にペンダントトップにハートモチーフが入っているものは、「愛情」を象徴します。
贈る相手
✅ 本命の恋人・婚約者・妻
✅ 特別な関係を築きたい相手
注意点
高価なものを贈ると、相手に「重い」と思われることもあるので、関係性に応じて選ぶことが大切です。
④ ブレスレット：「あなたとつながりたい」
意味の由来
ブレスレットは手首に巻くアクセサリーで、「つながり」「絆」を象徴します。「あなたとずっとつながっていたい」というメッセージが込められています。
贈る相手
✅ 恋人・奥さん
✅ 友情を大切にしたい友達
注意点
ペアブレスレットにすれば、恋人同士の絆を深めるアイテムになります。ただし、好みが分かれるアイテムなので、相手のファッションの好みを考えて選びましょう。
⑤ ハンカチ：「別れを意味する？」（注意が必要）
意味の由来
ハンカチは涙を拭くものというイメージがあるため、「別れ」を連想させるアイテムとされています。そのため、ホワイトデーのお返しとして贈るのは避けた方がよいと言われることも。
贈る相手
✅ 相手が気にしない場合のみ
✅ 実用的なプレゼントが好きな人
注意点
もしどうしてもハンカチを贈りたい場合は、明るい色や可愛らしいデザインを選び、「いつも使ってね」とポジティブな言葉を添えると誤解を避けられます。
⑥ 靴下：「歩み寄り」
意味の由来
靴下は「一緒に歩んでいきたい」「お互いの距離を縮めたい」という意味を持ちます。そのため、恋人や親しい人へのプレゼントとして適しています。
贈る相手
✅ 恋人や配偶者
✅ 親しい友達や家族
注意点
デザインによってはカジュアルすぎるため、本命へのお返しなら特別感のあるブランド物を選ぶのがおすすめです。
⑦ 手袋：「手を取り合う関係」
意味の由来
手袋は手を包み込むアイテムなので、「あなたと手を取り合いたい」「温かい関係を築きたい」という意味を持っています。
贈る相手
✅ 恋人・婚約者・奥さん
✅ 大切な友人や家族
注意点
季節によっては実用性が低いため、贈る時期を考えましょう。冬場ならぴったりですが、春先以降なら別のアイテムを検討するのも◎。
⑧ 香水：「あなたのことをもっと知りたい」
意味の由来
香水は「香りを共有するもの」であり、「あなたの魅力を引き出したい」「あなたをもっと知りたい」という意味が込められています。
贈る相手
✅ 恋人や好きな人
✅ おしゃれや美容に興味のある人
注意点
香りの好みは個人差が大きいため、事前に相手の好きな香りをリサーチして選ぶのが重要です。
ホワイトデーのお返しの相場は？関係性別に解説
ホワイトデーのお返しを選ぶ際に、「どれくらいの金額のものを贈るべきか？」と悩む方も多いでしょう。高すぎると相手が気を遣ってしまい、安すぎると失礼に感じられることも…。
一般的に、ホワイトデーのお返しの相場は 「もらったバレンタインの品の1.0～1.5倍程度」 が目安とされています。ここでは、関係性別の相場を解説します。
① 本命（恋人・好きな人）へのお返しの相場
💰 相場：3,000円～10,000円
本命の相手には、少し特別感のあるお返しを用意するのがポイント。交際期間やイベントの重要度によって、金額を調整しましょう。
🎁 おすすめギフト
- 高級スイーツ（マカロン・ショコラ・パティスリーの焼き菓子）（3,000円前後）
- アクセサリー（ピアス・ネックレス・ブレスレット）（5,000円～10,000円）
- コスメ（デパコスのリップ・ハンドクリーム・香水）（3,000円～8,000円）
- 食事デート（レストラン・カフェでのおもてなし）（5,000円～10,000円）
🚨 注意点
- 高価すぎると相手が気を遣ってしまうこともあるため、無理のない範囲で選ぶ
- 付き合って間もない場合、あまり高額すぎると負担に感じることがある
② 職場の同僚・上司へのお返しの相場
💰 相場：500円～2,000円
職場での義理チョコへのお返しは、「気を遣わせないこと」が重要です。高額すぎると相手に気を遣わせてしまうため、ワンコイン～2,000円以内 で用意するのがベスト。
🎁 おすすめギフト
- 個包装のクッキーや焼き菓子セット（1,000円前後）
- 高級チョコレート（ゴディバ・リンツなど）（1,500円前後）
- 紅茶・コーヒーのプチギフト（1,000円～2,000円）
- 文房具やハンドクリーム（実用的なアイテム）（1,500円前後）
🚨 注意点
- 目上の人に対しては、あまりカジュアルすぎるものを選ばない
- 一人にだけ豪華なものを渡さないようにする（不公平感を避ける）
- まとめて配る場合は、個包装のものを選ぶ
③ 友達（女友達・男友達）へのお返しの相場
💰 相場：1,000円～3,000円
友達同士でのホワイトデーのお返しは、「気軽に楽しめるもの」が良いでしょう。高額すぎると気を遣わせてしまうため、1,000円～3,000円程度 が目安です。
🎁 おすすめギフト
- チョコレートやクッキーの詰め合わせ（1,000円～2,000円）
- おしゃれな雑貨（入浴剤・アロマグッズ・ハンドクリーム）（1,500円～3,000円）
- カフェのギフトカード（スタバ・タリーズなど）（1,000円～2,000円）
🚨 注意点
- 高価すぎるものを贈ると「特別な感情があるのでは？」と誤解されることがある
- 友達同士で交換する場合は、事前に予算を相談しておくのも◎
④ 家族（母親・姉・妹）へのお返しの相場
💰 相場：2,000円～5,000円
家族からバレンタインのチョコをもらった場合、感謝の気持ちを込めてお返しをしましょう。特に母親には、少し特別感のあるギフトを選ぶと喜ばれます。
🎁 おすすめギフト
- 高級スイーツ（和菓子・ケーキ・チョコレート）（2,000円～3,000円）
- 紅茶・コーヒーセット（おしゃれなパッケージのもの）（3,000円前後）
- ハンドクリーム・スキンケアアイテム（ロクシタン・SABONなど）（3,000円～5,000円）
- お花（プリザーブドフラワーやアレンジメント）（3,000円～5,000円）
🚨 注意点
- 家族だからといって、お返しをしないのはNG！
- 兄弟姉妹に贈る場合、差をつけすぎないようにする
まとめ
ホワイトデーのお返しには、それぞれ意味が込められています。間違ったアイテムを選ばないよう、相手との関係性に合わせて選びましょう！
お返しを渡すときには、「ありがとう」「いつもお世話になっています」といった言葉を添えると、さらに印象が良くなりますよ！素敵なホワイトデーをお過ごしください。
