側とは?部首・画数・読み方・意味【例文30】

側とは

「側」という漢字は、「右側」「内側」「相手側」など、私たちの日常生活の中で非常によく使われる言葉です。位置を示すときにも、立場を表すときにも使えるため、実はとても便利な漢字の一つといえます。

しかし、いざ「読み方は?」「部首は何?」「正確な意味は?」と聞かれると、意外と説明に迷ってしまうことはないでしょうか。また、「かわ」と読むのか「がわ」と読むのかなど、使い分けに悩む場面もあります。

この記事では、「側」の読み方・意味・部首・画数といった基本情報から、類語や英語表現、実際に使える例文30選までを、わかりやすく丁寧に解説します。漢字の理解を深め、より正確で自然な使い方ができるようになりましょう。

「側」とは

「側」の読み方

「側」の読み方は、音読みと訓読みがあります。

  • 音読み:ソク
  • 訓読み:かわ、がわ、そば

使い方によって読み方が変わるのが特徴です。

たとえば、
「内側(うちがわ)」「右側(みぎがわ)」のように「がわ」と読むことが多く、
「川の側(かわ)」のように単独で使う場合は「かわ」と読むこともあります。

また、「側近(そっきん)」のような熟語では音読みの「ソク」が使われます。


「側」の意味

「側」には、主に次のような意味があります。

物の横・はし・そば。
ある立場や陣営。

具体的には、

  1. 物理的な位置を表す意味
    • 机の側
    • 道の側
    • 外側・内側
  2. 立場や所属を表す意味
    • 相手側
    • 味方側
    • 会社側

このように、「側」は単に場所を示すだけでなく、「どの立場にいるか」という抽象的な意味でも使われます。


「側」の部首

「側」の部首は 亻(にんべん) です。

「亻」は「人」を表す部首で、人に関係する意味を持つ漢字によく使われます。「側」も「人のそば」「人の立場」と関わることから、にんべんが使われています。


「側」の画数

「側」の画数は 11画 です。

構成は、

  • 亻(2画)
  • 則(9画)

で成り立っています。

「側」の言い換え(類語)

「側」は、「物の横・はし・周辺」という位置の意味と、「立場・当事者」という抽象的な意味の両方を持つ漢字です。そのため、言い換える際には、どの意味で使われているのかを考えることが重要です。

位置を表す場合は「そば」「周辺」「端」などに、立場を表す場合は「立場」「当事者」「陣営」などに言い換えることができます。

類語主な意味例文
そば近く、すぐ横駅のそばにコンビニがある。
周辺まわりの地域や部分湖の周辺を散策した。
端(はし)物のはじ机の端に本を置いた。
立場物事に対する位置や考え方相手の立場を理解することが大切だ。
当事者問題に直接関係する人当事者同士で話し合う必要がある。
陣営同じ目的を持つ集団両陣営が意見を交わした。

このように、「側」は文脈によってさまざまな言葉に置き換えることができます。意味に応じて適切な類語を選びましょう。

「側」の英語表現

「側」は、英語では文脈によってさまざまな単語に訳されます。
位置を表す場合と、立場や当事者を表す場合で使う単語が異なるため、意味に合わせて選ぶことが大切です。

もっとも一般的なのは side ですが、状況によって besideedgeparty などが使われます。

英語表現主な意味例文
side側、片側、立場Please stand on the right side.
beside~のそばにShe sat beside her mother.
edge端、へりHe stood at the edge of the road.
party当事者、側Both parties agreed to the contract.

※「side」は位置・立場の両方で使える最も基本的な表現です。
※「party」は法律や契約の場面で「~側」という意味でよく使われます。

「側」が使われるシーン

「側」は、物理的な位置を表す場合と、立場や当事者を表す場合の両方で使われます。ここでは、代表的な使用シーンを紹介します。


日常会話(位置を表す)

最もよく使われるのは、場所や方向を示す場面です。

  • 右側・左側
  • 内側・外側
  • 道の側

など、物の横やはしを表すときに使われます。日常生活ではこの意味で使われることが最も多いでしょう。


学校・説明文

図や地図、資料の説明などで位置関係を示すときにも使われます。

  • 図の右側をご覧ください。
  • 円の内側に色を塗りましょう。

説明を分かりやすくするための基本語として使われます。


ビジネス(立場を表す)

ビジネス文書や会議では、「立場」や「担当」を表す意味で使われます。

  • 会社側の意見
  • 顧客側の要望
  • 当社側の判断

組織や関係者の立場を明確にする表現です。


法律・契約

契約書や法律文では、「当事者」を表す語として使われます。

  • 甲側・乙側
  • 双方側の合意
  • 相手側の責任

正式な文書でよく見られる使い方です。


抽象的な表現

比喩的に「心の側」「内面側」など、目に見えない立場や視点を表すこともあります。

  • 感情の側から考える
  • 利益側の視点

このように、「側」は具体的な位置から抽象的な立場まで、幅広い場面で使われる便利な漢字です。

シーン別「側」の使い方・例文【30選】

ここでは、「側」を使った例文をシーンごとに紹介します。位置を表す用法と、立場を表す用法の両方を確認しましょう。


位置を表す用法

  1. 右側の席に座ってください。
  2. 道の側に車を止めた。
  3. 川の側で釣りを楽しんだ。
  4. 机の側にかばんを置いた。
  5. 内側からドアを開ける。
  6. 外側の列に並んでください。

立場を表す用法

  1. 相手側の意見も尊重するべきだ。
  2. 会社側は正式な発表を行った。
  3. 顧客側の要望に応える必要がある。
  4. 主催者側の準備が整った。
  5. 味方側が優勢になった。
  6. 反対側の立場から考えてみる。

抽象的な用法

  1. 感情の側から物事を見る。
  2. 利益側だけでなく全体を考える。
  3. 被害者側の心情を理解する。
  4. 提供する側として責任を持つ。
  5. 受け取る側の立場を想像する。
  6. 内面側に目を向けることが大切だ。

ビジネス・法律の場面

  1. 当社側の見解をお伝えします。
  2. 双方側で協議を重ねた。
  3. 甲側と乙側が契約を締結した。
  4. 販売側の責任が問われた。
  5. 発注側と受注側で確認を行う。
  6. 管理側の判断に委ねられた。

日常・創作的表現

  1. 山の側に小さな村がある。
  2. 窓の側で猫が眠っている。
  3. 心の側にある不安を見つめ直す。
  4. 光の側に立つ決意をした。
  5. 海の側で育った彼は泳ぎが得意だ。
  6. 物語は敵側の視点から描かれている。

よくある質問

ここでは、「側」に関してよくある疑問を解説します。読み方や使い分けなど、間違えやすいポイントを確認しておきましょう。


Q 「側」と「傍」はどう違いますか?

どちらも「そば」という意味がありますが、使い方に違いがあります。

  • :位置・方向・立場など幅広い意味で使う(右側、相手側など)
  • :人の近くという意味が中心(母の傍にいる など)

「側」はより一般的で、抽象的な意味にも使えるのが特徴です。


Q 「かわ」と「がわ」の違いは何ですか?

基本は「かわ」ですが、前に来る言葉によって濁音化し、「がわ」と読むことがあります。これを「連濁(れんだく)」といいます。

例:

  • 川の側(かわ)
  • 右側(みぎがわ)
  • 内側(うちがわ)

単語として定着している場合は「がわ」と読むことが多いです。


Q 「側近」とはどういう意味ですか?

「側近(そっきん)」は、「身近に仕えている人」「すぐそばで支える人」という意味です。ここでは音読みの「ソク」が使われます。

位置の意味から派生して、「立場的に近い人」という意味になっています。


Q 公用文や契約書ではどのように使われますか?

公的文書では、「甲側」「乙側」「当事者側」など、立場を明確にするために使われます。曖昧さを避けるために、誰の立場かをはっきり示す役割があります。


Q 「側」と「面」はどう違いますか?

「側」は横や立場を表しますが、「面」は表面や一つの観点を意味します。

  • 側:右側、会社側
  • 面:表面、経済面

似ているようで意味が異なるため、文脈に応じて使い分ける必要があります。

まとめ

「側」は、物の横やはしを表すだけでなく、立場や当事者を示す意味も持つ、非常に幅広く使われる漢字です。読み方は「ソク」「かわ」「がわ」「そば」などがあり、文脈によって使い分けられます。部首は「亻(にんべん)」、画数は11画で、人や立場に関わる意味と結びついています。

日常会話では位置を示す語として、ビジネスや法律では立場や当事者を明確にする語として活用されます。また、抽象的な視点や心情を表す場面でも使われるなど、応用範囲の広い漢字です。

意味や読み方、使い分けを正しく理解することで、「側」はより的確に使えるようになります。基本的な漢字だからこそ、正確に押さえておきたい一字です。