Nintendo Switch2が届いた!開封レポ&マリオカートワールド体験記

任天堂スイッチ2

2025年6月5日、ついに Nintendo Switch2 が届きました。
ゲームファンにとって待望の次世代コンソールとして、多くの注目を集めていたこの新モデル。予約抽選では落選が相次ぎ、我が家も2度挑戦した末に、当選を果たしました。発売前からその人気ぶりがうかがえます。

筆者自身、Nintendo Switch(初代)には大変お世話になっており、息子とともに『ドラクエ』や『マリオ』、『スプラトゥーン』などに熱中してきました。そんな中、Switch2の発売日に本体が無事に届き、嬉しさで胸が高鳴る思いでした。

この記事では、Switch2を実際に触ってみた印象や、初代モデルとの違いを、写真とともに詳しくご紹介していきます。

開封の儀

Switch2の箱を開ける瞬間──この「開封の儀」は、ゲームファンにとって特別な時間です。筆者もわくわくしながら、実際に開封しました。

外箱のデザイン

任天堂スイッチ2

まず目を引いたのが、洗練されたデザインの外箱です。前作よりもシンプルで高級感のあるマット仕上げ。中央にはSwitch2のロゴと、黒を基調にした本体の写真。余計な装飾がなく、「中身で勝負するぞ」という任天堂の自信が感じられました。

内容物一覧

スイッチ2の同梱物

箱を開けると、整然とパッケージングされた内容物が現れます。以下が付属品の一覧です:

  • Nintendo Switch 2 本体(日本語・国内専用)
  • Nintendo Switch 2 ドック
  • 新Joy-Con 2(L)ライトブルー/(R)ライトレッド
  • Joy-Con 2 グリップ
  • Joy-Con 2 ストラップ×2
  • ACアダプター
  • USB-C 充電ケーブル
  • ウルトラ ハイスピード HDMIケーブル

すべてが丁寧に包装されており、輸送中のダメージもほとんど感じられませんでした。

※購入したのはマリオカート ワールド同梱版でした。その場合、「マリオカート ワールド」はニンテンドーeショップからダウンロードする必要がありました。

外観の第一印象

Switch2の本体は、スタイリッシュになった印象です。黒を基調としたデザインで、初代SwitchのカラフルなジョイコンのPOPなイメージとはまた違う大人の雰囲気を感じました。高級感が増したイメージです。

①本体サイズ

Switch2Switch
116mm102mm
272mm239mm

※初代Switchと比べると、Switch2は縦に14mm横に33mm大きくなりました。

②ディスプレイサイズ

Switch 2SwitchSwitch有機ELモデル
7.9インチ6.2インチ7.0インチ

※Switch2ではディスプレイも大きくなりました。7.9インチのタッチスクリーンが搭載されており、初代Switch(6.2インチ)と比べると、画面の面積はおよそ1.6倍に広がっています。有機ELモデル(7.0インチ)と比較しても、一回り大きい印象です。

7.9インチというサイズは、一般的なタブレット端末とほぼ同等で、画面いっぱいに広がるゲームの世界に、これまで以上の没入感を感じられそうです。

③重さ

Switch2SwitchSwitch有機ELモデル
約534g
(内ジョイコン2の重さ約133g)
約398g
(内ジョイコンの重さ約101.1g)
約420g
(内ジョイコンの重さ約101.1g)

本体サイズやスペックがグレードアップしたため、重さもアップしています。Switch2はSwitchよりも約136g増えました。ただ、TVなどの液晶につなげてゲームをする方には重さはさほど気にならないかもしれませんね。

いざ接続!まずはデータ移行

「さっそくTVにつないでマリオカートを楽しもう!」と思っていた私たちでしたが、まず最初に立ちはだかったのが、「初代Switchからのデータ移行」です。

Nintendo Switch2を初めて起動すると、まず表示されるのが「データの引っ越し」についての案内。初代SwitchとSwitch2の両方をWi-Fiで同じネットワークにつなげ、ニンテンドーアカウントを共有した状態で、手順に従って進めていきます。

意外とスムーズに進む…かと思いきや、ゲームのセーブデータや設定、アカウントごとの情報をしっかり確認しながら移す必要があり、思ったよりも時間がかかりました。でもこの作業のおかげで、家族全員のデータがしっかりと移行でき、今までのプレイ履歴やダウンロードソフトも新しい本体で引き継げる状態に。

そしてここで気づいたのが、「Switch2の本体保存メモリーがすごい!」ということ。

  • 初代Switch:32GB
  • Switch(有機ELモデル):64GB
  • そしてSwitch2:なんと256GB!

これは驚きでした。実は我が家では、初代Switchの容量不足を補うために専用のSDカードを購入していたのですが、Switch2では本体だけで十分余裕があります。

ゲームのデータ量は年々増えていますが、この容量ならよほどのヘビーユーザーでない限り、しばらくSDカードは不要かもしれません。「え、じゃあ購入したSwitch2専用のSDカード…いらなかった?」と、ちょっと複雑な気持ちになったのは事実です(笑)

とはいえ、ここまで来てようやく「準備完了!」。次はいよいよ、みんな大好き『マリオカートワールド』のダウンロードです。

マリオカートワールドのダウンロード

無事にデータ移行が完了し、「これでいよいよゲームができる!」と胸を躍らせていた我が家。お目当ては、Switch2のローンチタイトルのひとつ『マリオカートワールド』。テレビ前に家族が集まり、Joy-Conを手にワクワクしながらソフトの起動を試みました……が!

「あれ?ソフトが入ってない?」

そうです、『マリオカートワールド』はダウンロード専用ソフトだったのです。パッケージ版を購入していたわけではなかったので、ニンテンドーeショップにアクセスしてダウンロードを開始することになりました。

eショップからのダウンロード

Nintendoのeショップでさあダウンロード開始!

……しかし、ここからが長かった。

我が家のWi-Fi環境はそこまで悪くないはずなのですが、『マリオカートワールド』はゲーム容量がかなり大きく、ダウンロードとインストールに合計約2時間ほどかかってしまいました。

時刻は19時過ぎ。Switch2を開封してすぐに遊べると思っていた子どもは少し残念そう。ですが、途中で晩ごはんを食べたり、お風呂に入ったりと、時間を有効活用して待つことに。

最終的にゲームの準備が整い、「さあ遊ぶぞ!」という状態になったのは、22時頃。結局、開封からここまでにかかった時間は約3時間。手間もありましたが、それだけにゲームが始まったときの喜びはひとしおでした。

実際にゲームをしてみた感想

マリオカートワールド

ついに、『マリオカートワールド』をプレイ開始!最初に感じたのは——「画質、めちゃくちゃキレイ!」という衝撃でした。

Nintendo Switch2はついに4K出力に対応しており、対応テレビに接続すると、ゲーム映像がとてもクリアに表示されます。我が家のリビングのTVも4K対応だったので、その恩恵をフルに体感できました。背景の草木や街並みのディテール、キャラクターの表情までリアルに描かれ、まるでアニメの中に入り込んだような臨場感!

音響も進化しているようで、エンジン音やドリフト音、コースごとのBGMがより立体的に聞こえるのも印象的です。これがいわゆる**没入感(ぼつにゅうかん)**ですね。ゲームの世界に“入り込む”感覚が格段に増しました。

画面がキレイすぎて…まさかの「明るさ調整」

映像があまりに鮮やかすぎて、実はプレイ途中で画面の明るさを少し下げました。特に夜のプレイでは、画面が明るすぎると目が疲れてしまうので、これは地味に重要なポイント。Switch2には自動明るさ調整機能もありますが、手動での調整も簡単にできるようになっています。

本体液晶のクオリティも別次元

もちろん、テレビだけでなく本体の液晶画面もチェックしてみました。こちらも進化がすごい。液晶サイズは以前より大きくなっており、縁(ベゼル)が細くなって画面が広く感じられます。

加えて、発色(色の鮮やかさ)も向上していて、液晶モードでのプレイでも迫力は十分。これまでのSwitchと比べて、「これは別物だな…」と感じさせられるほど、画面の鮮明さが違いました。

マリオカートワールドはやっぱり楽しい!

何はともあれ、やっぱり『マリオカート』は裏切りません。『マリオカートワールド』をプレイして、改めて感じたのは——「楽しい!」の一言に尽きます。今回はただのグラフィック強化だけではなく、ゲーム内容自体も大幅に進化していました。

新モードが熱い!「サバイバルモード」と「フリーラン」

特に印象的だったのが、サバイバルモード。これは、最後の1人になるまで勝ち抜くバトルロイヤル形式のモードで、いつものレースとはまた違った緊張感があります。指定された順位までにゴールに入らないと次のコースには進むことができません。アイテムの駆け引きや戦略がより重要になるので、大人も子どもも本気で盛り上がります。

一方で、フリーランモードでは、自由にコースを走って練習したり、景色を楽しんだりできます。このモードは初心者にもやさしく、家族で遊ぶときに「操作に慣れる時間」としてとても便利。レースゲームではないので、コースの細かい部分を探検したり、Pスイッチから出される問題に取り組んだりとRPGのようにゲームを深堀りして楽しめます。

新コースの数々にワクワク

新作ならではのコースも見逃せません。日本風の城下町、未来都市、ジャングル、雪山など、バリエーションが豊富で、しかもどのコースもディテールが緻密。Switch2の性能を活かしたコースデザインで、走るたびに発見があります。

また、コース上で起きるギミック(仕掛け)も追加されていて、毎回違う体験ができるのも魅力です。

オンライン対戦も進化!

ローカルプレイも楽しいですが、やっぱり外せないのがオンライン対戦。Switch2では通信の安定性も向上しており、以前よりもラグ(遅延)を感じることなくスムーズにプレイできます。

世界中のプレイヤーとリアルタイムで競い合うのはやっぱり刺激的!マッチングも速く、スキルの近い相手と戦えるよう調整されているので、初心者でも安心して楽しめます。

難易度アップでやり込み要素も◎

今作は、全体的に難易度が少し上がっている印象です。CPUのAIが賢くなっていて、手強い!でもそれが逆に燃えるんです。「次こそ1位をとるぞ!」と何度もチャレンジしたくなる、まさに“やり込み系”のバランスになっています。

まとめ

Nintendo Switch2を実際に使ってみて感じたのは、「これはただのマイナーチェンジではない」ということです。初代Switchからの進化があまりにも多く、体験そのものがワンランクもツーランクもアップしています。

まず、本体保存メモリーが256GBに大幅増加した点は非常にありがたく、SDカードなしでも多くのゲームを安心して保存できます。ゲームのダウンロード時に容量を気にする必要が減り、ストレスがかなり軽減されました。

また、画質の向上も非常に印象的でした。4K出力による映像美はもちろん、携帯モードでも液晶の鮮やかさとサイズアップによって、どこでプレイしても没入感が損なわれません。Switch2は据え置き機と携帯機の“いいとこ取り”を、さらに洗練させた印象です。

『マリオカートワールド』についても、進化したグラフィックだけでなく、新モードや新コース、やり込み要素の強化など、シリーズファンにとってたまらない内容になっていました。家族でワイワイ楽しむのはもちろん、オンラインで世界中のプレイヤーと競うこともできるので、プレイスタイルに応じた楽しみ方ができます。

準備からプレイ開始までに時間はかかったものの、それを補って余りある体験がありました。Nintendo Switch2は、初代Switchユーザーにも、新規ユーザーにも、どちらにもおすすめできる一台です。これからも家族みんなで、長く楽しんでいけそうです!