平成の名曲【100選】懐メロのポップスから今も輝くバラードまで

平成という時代は、音楽の移り変わりを最も色濃く映し出した30年だったといえるでしょう。1989年から2019年までの間に、日本の音楽シーンは驚くほどの進化を遂げました。
CDバブルに沸いた90年代、カラオケ文化の浸透、そして2000年代には着うたや配信の時代へ。さらに2010年代に入ると、YouTubeやSNSの影響で音楽の広がり方が一気に変わり、米津玄師や乃木坂46など新しいスターが次々と誕生しました。
そして何より、この30年間には人々の心に残る名曲が数えきれないほど生まれています。時代を彩ったヒット曲は、その時の思い出や空気感を呼び起こし、聴く人の人生とリンクしていきます。
この記事では、そんな平成の名曲を【100選】として年代ごとに振り返り、なぜ今でも愛され続けるのかを探っていきます。懐かしさを感じる方も、初めて出会う方も、平成音楽の魅力を一緒に楽しんでいただければ幸いです。
平成の名曲【100選】

平成30年間には、数えきれないほどの名曲が誕生しました。時代背景や流行とともに、音楽は人々の心に寄り添い、日常や青春の思い出を彩ってきました。ここでは、平成を代表する【100曲】を年代ごとに紹介していきます。バブル期の華やかさを映し出した曲から、CDミリオンセラー時代の名曲、そして配信やSNSで広がった平成末期のヒットソングまで、まさに「平成音楽史」をたどる旅です。
1989年〜1994年:平成初期を彩ったヒット曲

平成が始まったばかりのこの時期は、音楽シーンに新しい風が吹き込んだ時代でした。テレビドラマやアニメの主題歌が大ヒットし、誰もが口ずさめる国民的ソングが次々と誕生。また、バンドブームの到来によって、個性的なアーティストたちが台頭したのも特徴です。バブル経済の余韻を感じさせるきらびやかな曲や、世代を超えて愛される応援ソングなど、平成初期ならではの名曲が揃っています。で、ミスチルが国民的バンドへと成長するきっかけとなった曲です。
「Diamonds」/プリンセス・プリンセス
1989年に発売され、オリコン年間1位を記録した女性バンドの代表曲。
「ダイアモンドだね〜」というキャッチーなフレーズと華やかなサウンドは、バブル期の空気感をそのまま映し出しています。ガールズバンドがここまで国民的ヒットを生み出したのは当時としては画期的で、今なおカラオケで盛り上がる定番ソングです。
「おどるポンポコリン」/B.B.クィーンズ
1990年、アニメ『ちびまる子ちゃん』の主題歌として大ヒット。
子どもから大人まで歌えるシンプルなメロディとコミカルな歌詞で国民的ソングとなりました。NHK紅白歌合戦でも歌われ、まさに平成初期のファミリーソングの象徴です。
「浪漫飛行」/米米CLUB
1990年に発表された爽快なナンバー。「トランクひとつだけで〜」というフレーズは、旅立ちや希望を象徴する歌として長く愛されています。ANAのCMソングとしてもおなじみで、平成初期の“自由な空気感”を思い起こさせる一曲です。
「LOVE LOVE LOVE」/DREAMS COME TRUE
1991年にリリースされ、累計200万枚以上を売り上げたドリカムの代表曲。
恋する気持ちをストレートに表現した歌詞と、美和さんの伸びやかで感情豊かなボーカルが多くの人の心をつかみました。今も結婚式や記念日に歌われる、平成屈指のラブソングです。
「SAY YES」/CHAGE and ASKA
1991年、ドラマ『101回目のプロポーズ』の主題歌として社会現象となった楽曲。
「僕は死にましぇん!」の名ゼリフと共に記憶している方も多いはず。シンプルながら心に響くメロディと歌詞は、プロポーズソングの代名詞として今も歌い継がれています。
「ラブ・ストーリーは突然に」/小田和正
1991年、ドラマ『東京ラブストーリー』の主題歌。
小田和正の透明感のある歌声と、切ない恋心を描いた歌詞が当時の恋愛ドラマブームと絶妙にマッチ。イントロのギター音だけで心を揺さぶられる名曲です。
「それが大事」/大事MANブラザーズバンド
1992年にリリースされた応援ソングの定番。
「負けないこと、投げ出さないこと〜」というストレートな歌詞が人々に勇気を与え、テレビやスポーツイベントで繰り返し流れました。平成を代表する“元気ソング”のひとつです。
「君がいるだけで」/米米CLUB
1992年、ドラマ『素顔のままで』の主題歌として大ヒット。
ロマンチックで甘い歌詞は、恋愛ドラマの名シーンを彩り、ミリオンセラーを記録しました。聴くだけで90年代前半のドラマ黄金期を思い出す人も多いでしょう。
「世界中の誰よりきっと」/中山美穂&WANDS
1992年、男女デュエットとして異例の大ヒットを記録。
力強いWANDSのボーカルと、中山美穂の柔らかい歌声が美しく重なり合い、恋愛ソングの新しい形を提示しました。今もカラオケの定番デュエット曲として人気です。
「真夏の夜の夢」/松任谷由実
1993年にリリースされ、独特なリズムと妖艶な歌詞で話題になったユーミンの名曲。
「骨まで溶けるようなテキーラみたいなキスをして〜」といった表現が当時としては斬新で、大人の恋愛を描いた楽曲として注目を集めました。
「YAH YAH YAH」/CHAGE and ASKA
1993年、ドラマ『振り返れば奴がいる』の主題歌。
「YAH YAH YAH〜!」のサビと共に拳を突き上げるライブパフォーマンスは圧巻で、当時の若者を熱狂させました。社会現象となったパワフルな一曲です。
「負けないで」/ZARD
1993年に発売され、ZARDの代表曲となった応援ソング。
マラソンや駅伝で流れる映像と共に、多くの人が勇気づけられました。「最後まで走り抜ける」という前向きなメッセージは今も健在です。
「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」/B’z
1993年、B’z史上最大のセールスを記録したシングル。
一度聞いたら忘れられない長いタイトルも話題となり、力強いサウンドが当時の若者の心をわしづかみにしました。
「ロマンスの神様」/広瀬香美
1993年にリリースされた冬の定番ソング。
スキー場のCMソングとして流れ、当時の“冬=恋=スキー”というイメージを決定づけました。平成を代表する「ゲレンデソング」の筆頭です。
「恋しさと せつなさと 心強さと」/篠原涼子 with t.komuro
1994年、映画『ストリートファイターII』の主題歌として異例の大ヒット。
小室哲哉プロデュースによるキラキラしたサウンドと、篠原涼子の切ない歌声が絶妙にマッチ。平成初期の小室ファミリー躍進を象徴する楽曲です。
「innocent world」/Mr.Children
1994年にリリースされ、オリコン年間シングルチャート1位を獲得。
爽やかなメロディと前向きな歌詞で、多くの若者の共感を呼びました。ミスチルが国民的バンドへと成長するきっかけとなった曲です。
「Don’t Leave Me」/B’z
1994年、切なさと力強さを併せ持ったB’zの名バラード。
稲葉浩志の情熱的なボーカルと松本孝弘のギターが融合し、大人の哀愁を漂わせています。
「survival dAnce 〜no no cry more〜」/TRF
1994年、小室哲哉プロデュースによるダンスナンバー。
クラブミュージックを一般層に広め、TRFの存在を一躍メジャーに押し上げました。平成の“ダンスブーム”を牽引した一曲です。
「Boy Meets Girl」/TRF
1994年リリース。明るくポップなメロディで、ポジティブなエネルギーに満ちたナンバー。
TRFの人気をさらに押し上げ、若者のダンスカルチャーを広めるきっかけとなりました。
「Hello, Again 〜昔からある場所〜」/MY LITTLE LOVER
1994年にリリースされた透明感あふれる名曲。
小林武史のプロデュースによる美しいサウンドと、akkoの透き通る歌声が印象的で、多くの人に“青春の一ページ”として刻まれています。
1995年〜1999年:J-POP黄金期

この時期は、J-POPが社会現象になるほど盛り上がった黄金期でした。CD売上はミリオンセラーが次々と誕生し、街のいたるところで同じ曲が流れていました。テレビドラマ、CM、音楽番組と音楽のつながりが強く、誰もが同じヒットソングを共有できた時代です。安室奈美恵、GLAY、宇多田ヒカルといったアーティストたちが登場し、平成音楽史に燦然と輝くヒット曲が数多く誕生しました。
「LOVE PHANTOM」/B’z
1995年に発売され、B’zの代表曲のひとつとなった名曲。荘厳なオーケストラ調のイントロから始まり、稲葉浩志のシャウトへと流れる構成はまるで一本の映画のよう。ミステリアスでドラマチックな展開は、当時のリスナーに強烈な印象を残しました。ライブでは炎や特効と共に演奏され、観客を圧倒。B’zの音楽性の幅広さを証明した傑作です。
「Hello, Again 〜昔からある場所〜」/MY LITTLE LOVER
1995年にリリースされ、澄み切ったサウンドで多くの人の心を掴んだ名曲。小林武史が手掛けた透明感のあるメロディと、akkoの柔らかく繊細な歌声が響き合います。「失ったものへの郷愁」をテーマにした歌詞は世代を超えて共感され、今もカバーされ続けています。青春時代の情景を思い起こさせる一曲です。
「DEPARTURES」/globe
1996年リリース、小室哲哉プロデュースの代表作。冬をテーマにした切ないバラードで、KEIKOの伸びやかな高音と、厚みのあるシンセサウンドが心に響きます。都会的でありながら胸を打つ歌詞は、冬の恋愛ソングとして今も人気。雪景色やイルミネーションの中で聴きたくなる一曲です。
「Don’t wanna cry」/安室奈美恵
1996年発売。ダンサブルかつエモーショナルな一曲。安室奈美恵が“アムラー現象”を起こす直前の大ヒットで、ファッションやメイクを真似する若者が急増しました。曲の持つ都会的な雰囲気は90年代後半のカルチャーそのものを象徴しています。
「名もなき詩」/Mr.Children
1996年リリース。ミスチルのキャリアを語る上で欠かせない、ダブルミリオンを記録した名曲。「愛はきっと奪うでも与えるでもなくて〜」の歌詞は、多くのリスナーにとって人生の指針となりました。力強くも繊細なメロディラインは、桜井和寿の歌詞世界と見事に調和しています。
「I’m proud」/華原朋美
1996年、小室ファミリーの一員として華原朋美が放った大ヒット。恋に不安を抱きつつも、それでも前へ進もうとする女性の気持ちを力強く歌い上げています。小室哲哉の繊細なピアノサウンドと、華原の少し不安定ながら心に刺さる歌声が融合し、90年代の恋愛観を象徴するバラードとなりました。
「HOWEVER」/GLAY
1997年発売の代表的なラブバラード。TERUの伸びやかな声と切ない歌詞が、多くの恋人たちに寄り添いました。「結婚式で流したい曲」としても定番化し、今も人気は衰えません。当時のGLAYは4大ドームツアーを成功させるほど勢いがあり、その頂点を象徴する一曲です。
「White Love」/SPEED
1997年、平均年齢15歳のガールズグループが放った冬の名曲。少女らしいピュアさと、大人びた恋愛観を歌う歌詞のギャップが話題に。澄んだ高音が冬の空気感と重なり、今でもクリスマスシーズンに聴かれる定番ソングです。
「CAN YOU CELEBRATE?」/安室奈美恵
1997年に200万枚以上を売り上げた、平成を代表するウェディングソング。「永遠にあなたと生きていきたい」というストレートな歌詞は、多くの新郎新婦の心を掴み、結婚式ソングの定番として現在も使用されています。平成ラブソングの頂点とも言える一曲です。
「硝子の少年」/KinKi Kids
1997年、デビューシングルとしてリリースされミリオンヒットを達成。堂本剛と堂本光一のフレッシュなデュオスタイルが注目を集め、ジャニーズの新しい時代を切り開きました。切なくもクールな歌詞は、デビュー曲ながら圧倒的な完成度を誇っています。
「誘惑」/GLAY
1998年に発売され、200万枚を超えるセールスを記録したロックチューン。力強いギターリフとTERUの情熱的なボーカルが合わさり、ライブでは必ず盛り上がる定番ナンバーとなりました。青春時代を思い出す人も多いアッパーソングです。
「Time goes by」/Every Little Thing
1998年リリース、ELTの代表的なラブソング。失恋の切なさと「時が流れても心はまだあなたを想っている」という普遍的なテーマを、持田香織の優しい歌声で包み込みました。夜にしっとり聴きたくなる名曲です。
「Automatic」/宇多田ヒカル
1998年、15歳で衝撃のデビュー。R&Bを基盤とした新しいサウンドと、独自の言語感覚を持つ歌詞は、従来のJ-POPの概念を覆しました。宇多田の登場はまさに音楽シーンに革命をもたらし、「平成の歌姫」としての道を切り開きました。
「HONEY」/L’Arc〜en〜Ciel
1998年にリリースされ、シングル3作同時発売のひとつとして大ヒット。アップテンポで爽快感あるメロディとhydeの透明感ある声が特徴で、L’Arc〜en〜Cielが世代を超えて人気を広げるきっかけとなった曲です。
「Storm」/LUNA SEA
1998年にリリースされた、激しさと美しさを兼ね備えたロックナンバー。SUGIZOやINORANのギターが絡み合い、RYUICHIのボーカルがドラマチックに響きます。ビジュアル系ブームを象徴する名曲です。
「Winter, again」/GLAY
1999年発売。雪景色をそのまま音楽にしたような壮大なバラードで、平成の“冬ソング”として愛されています。TERUの伸びやかな声と情景描写的な歌詞が、冬の切なさを鮮明に描き出します。
「Addicted To You」/宇多田ヒカル
1999年、オリコン初週売上100万枚を突破したモンスターヒット。R&Bをベースにしたクールなトラックと、宇多田の圧倒的なボーカルが融合。音楽の世界基準をJ-POPに持ち込んだとも言われる作品です。
「LOVEマシーン」/モーニング娘。
1999年、累計164万枚を売り上げた社会現象級のヒット。「ニッポンの未来はWOW WOW WOW!」という歌詞が国民的フレーズとなり、アイドルブームを巻き起こしました。メンバーのキャラクター性と楽曲のポップさが絶妙に融合しています。
「BE TOGETHER」/鈴木あみ
1999年、小室哲哉プロデュースでヒット。キュートな歌声とポップなサウンドが90年代後半の空気感を象徴。カラオケでも人気を博した、当時の女子高生を中心に支持された楽曲です。
「First Love」/宇多田ヒカル
1999年、同名アルバムからのタイトル曲。失恋の痛みを描いた歌詞と、宇多田の繊細でありながら力強いボーカルが心に響きます。日本のみならず海外でも評価され、平成を代表する世界的バラードとして知られています。
2000年〜2004年:新世代アーティストの台頭

2000年代初頭は、平成音楽シーンがさらに多様化し、次の世代のスターが次々と誕生した時代でした。宇多田ヒカルや浜崎あゆみがトップアーティストとして音楽シーンをけん引し、男性アイドルグループのSMAPや嵐、そしてシンガーソングライターのゆずやaikoなどが幅広い支持を集めました。
また、この頃はドラマ主題歌やCMソングが社会現象となり、誰もが耳にした「国民的ヒットソング」が多く誕生しました。さらに、CD売上のピークが過ぎつつも、着メロ・着うたの流行によって新しい音楽の楽しみ方が広がったのもこの時代の特徴です。
「Wait & See〜リスク〜」/宇多田ヒカル
2000年発売。疾走感あふれるビートに乗せて、挑戦やリスクを恐れずに進む姿勢を歌った曲。宇多田の歌声は力強く、若者の背中を押す応援ソングのように響きました。10代でこの完成度の楽曲を届けられる才能に、改めて驚かされた一曲です。
「SEASONS」/浜崎あゆみ
2000年リリース。四季をモチーフにした切ない歌詞が特徴的で、浜崎あゆみの楽曲の中でも特にファン人気の高いバラード。恋愛の儚さや移ろいを、美しいメロディで表現しました。平成の「失恋ソング」の代表格です。
「TSUNAMI」/サザンオールスターズ
2000年、累計300万枚を超える平成最大級のヒット曲。桑田佳祐ならではの哀愁漂う歌詞と、美しいメロディが人々の心を掴みました。発売から20年以上経った今も“平成の国民的ラブソング”として定着しています。
「らいおんハート」/SMAP
2000年リリース。優しく温かい歌詞が結婚式の定番ソングとしても人気に。「愛する人を守りたい」というシンプルなテーマが共感を呼び、平成を代表するSMAPの名曲のひとつとなりました。
「今夜月の見える丘に」/B’z
2000年、ドラマ『Beautiful Life』の主題歌。切ないギターメロディと稲葉浩志の情熱的な歌声が、木村拓哉主演ドラマと相まって大ヒットしました。夜空と恋を重ねる歌詞が印象的です。
「Everything」/MISIA
2000年リリース。ドラマ『やまとなでしこ』の主題歌として大ヒットし、ミリオンセラーを記録。MISIAの圧倒的な歌唱力と、ロマンチックなメロディは平成ラブソングの頂点のひとつとされています。
「First Love」/宇多田ヒカル
2001年にかけてロングヒットを続けた、宇多田最大の名曲。失恋の痛みと切なさをリアルに描き、世界中で評価されました。J-POPを世界に広げた重要な一曲です。
「Secret of my heart」/倉木麻衣
2000年、アニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマとして注目を集めたデビュー曲。清涼感のある歌声と、透明感あふれるメロディで人気を獲得しました。平成コナンソングの代表です。
「桜坂」/福山雅治
2000年リリース。美しい桜の情景を背景に切ない恋を描いた名曲。春になると必ず耳にするほど定番化しており、平成の「春ソング」として愛されています。
「fragile」/Every Little Thing
2001年発売。フジテレビ『あいのり』の主題歌として大ヒット。遠距離恋愛を思わせる切ない歌詞と、持田香織のやわらかい声が心に残る名曲です。
「ultra soul」/B’z
2001年リリース。スポーツイベントで繰り返し流れ、今や応援ソングの定番。サビの「ウルトラソウル!ハイ!」は観客が一体となれるフレーズとして人気です。
「Traveling」/宇多田ヒカル
2001年、幻想的な世界観とポップさを融合させた楽曲。カラフルで実験的なMVも話題になり、宇多田の多彩な音楽性を見せつけました。
「瞳をとじて」/平井堅
2004年、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』主題歌として社会現象に。愛する人を失う切なさを、平井堅の深い歌声が見事に表現しました。平成ラブソングを代表する一曲です。
「さくら(独唱)」/森山直太朗
2003年リリース。卒業式の定番ソングとして定着し、多くの人の旅立ちを見守ってきました。シンプルなピアノとストリングスに乗せた力強い歌声が感動を呼びます。
「大切なもの」/ロードオブメジャー
2003年、インディーズながら異例の大ヒット。友情や努力を歌ったストレートな歌詞が、学生を中心に共感を呼びました。青春の応援ソングとして語り継がれています。
「世界に一つだけの花」/SMAP
2003年発売、平成を代表する国民的ソング。「オンリーワン」という価値観を広め、多くの人に勇気と自信を与えました。累計300万枚を超えるモンスターセールスを記録。
「雪の華」/中島美嘉
2003年リリース。冬のラブソングとして定番化し、世代を超えて愛される名曲に。数多くのアーティストにカバーされ、平成のバラード史に残る一曲です。
「花」/ORANGE RANGE
2004年、映画『いま、会いにゆきます』主題歌。切ないメロディと甘酸っぱい歌詞が幅広い世代に響きました。ORANGE RANGEの多彩な音楽性を象徴する代表曲です。
「Sign」/Mr.Children
2004年、ドラマ『オレンジデイズ』主題歌。静かなAメロから感情が爆発するサビへの展開が印象的で、恋と青春を鮮やかに描き出しました。日本レコード大賞を受賞した名曲です。
2005年〜2009年:多様化する音楽シーン

2005年以降の音楽シーンは、まさに「多様化」の時代でした。CDの売上は下降傾向に入りましたが、その一方で 携帯電話の着うた・着メロ が爆発的に普及し、新しい形でヒット曲が生まれるようになりました。
EXILEや嵐といったアイドル&ダンスグループが人気を拡大し、レミオロメンやコブクロなどのバンド・デュオも支持を獲得。さらに、GReeeeNのように顔を出さずに活動する新しいスタイルのアーティストも登場し、音楽の楽しみ方が一層広がった時期です。
「青春アミーゴ」/修二と彰
2005年にリリースされ、ドラマ『野ブタ。をプロデュース』から誕生した期間限定ユニットの楽曲。昭和歌謡を思わせるノスタルジックなメロディに、怪盗をモチーフにしたユニークな歌詞が乗り、瞬く間に社会現象となりました。振り付けの真似をする学生が続出し、カラオケでも大盛り上がり。ジャニーズアイドルがドラマと連動してヒットを飛ばすスタイルの代表例とも言える一曲です。
「粉雪」/レミオロメン
2005年、ドラマ『1リットルの涙』の挿入歌として話題になり、その後ロングヒットを記録。ピアノとストリングスが重なる切ないメロディに、冬の冷たい空気感を感じさせる歌詞がマッチしています。「粉雪舞う季節は〜」のフレーズは冬の代名詞となり、今でも街中で耳にする定番の冬ソングです。
「桜」/コブクロ
2005年に発表され、コブクロを国民的デュオへ押し上げた名曲。春の別れや新しい門出を桜の情景に重ね、聴く人それぞれの思い出を呼び起こす力があります。ハーモニーの温かみとアコースティックギターの柔らかさが、シンプルながら心に残る仕上がり。卒業式や送別会で必ず歌われる平成春ソングの代表格です。
「カルマ」/BUMP OF CHICKEN
2005年、ゲーム『テイルズ オブ ジ アビス』の主題歌として登場。激しいギターリフとアップテンポなリズムに、藤原基央らしい哲学的で深い歌詞が重なります。「宿命」や「存在の意味」を問いかけるテーマ性がファンの心をつかみ、アニメ・ゲームファンのみならず幅広い層に支持されました。
「さくら」/ケツメイシ
2005年、和楽器のテイストを取り入れたメロウなヒップホップソング。失恋と桜の散りゆく姿を重ね合わせ、切なさの中に温もりを感じさせます。ラップとメロディの融合が心地よく、春の街に自然と流れる一曲。花見や送別シーズンに欠かせない平成の春ソングです。
「Real Face」/KAT-TUN
2006年、デビューシングルにして初週100万枚を突破したモンスター級ヒット。攻撃的なビートと挑発的なフレーズが、当時の若者の反骨心と共鳴しました。ジャニーズの“王子様”イメージを覆すワイルドでクールな路線を打ち出した革命的作品。
「三日月」/絢香
2006年リリース。遠距離恋愛の切なさを「同じ月を見上げている」というテーマで描いた名曲。絢香の透明感のある声と力強い高音が心に迫ります。電話越しに会話するようなリアルな描写が共感を呼び、恋人たちの定番ソングに。
「千の風になって」/秋川雅史
2006年にクラシック歌手として異例の大ヒットを記録。亡くなった人の魂が「千の風」となって寄り添うという詩的な表現が多くの人を慰めました。宗教色を超えた普遍的なメッセージは、葬儀や追悼の場で今も歌い継がれています。
「Good-bye days」/YUI
2006年、映画『タイヨウのうた』の劇中歌として発表。アコースティックギターの優しい響きと、YUIの瑞々しい歌声が青春の儚さを映し出しました。映画と一体となって、多くの人の心に「夏の青春ソング」として刻まれています。
「Lovers Again」/EXILE
2007年リリースのバラード。冬の街並みを思わせるメロディとATSUSHIの切ない歌声が、都会の夜景に映える楽曲。EXILEの“冬=ラブバラード”というイメージを決定づけました。
「蕾」/コブクロ
2007年、日本レコード大賞を受賞した名曲。亡き母への想いを込めた歌詞は、多くの人に涙と共感を呼びました。静かな導入から一気に花開くようなサビの展開は圧巻。
「ポリリズム」/Perfume
2007年、中田ヤスタカプロデュースで一気に注目を集めた楽曲。緻密なリズム構成と電子的なサウンドに、Perfumeの無機質ながらキュートな歌声が重なり、テクノポップをJ-POPのメインストリームへ押し上げました。
「キセキ」/GReeeeN
2008年、ドラマ『ROOKIES』主題歌として爆発的にヒット。恋人や仲間との絆をストレートに歌い上げ、幅広い世代の心をつかみました。オリコン歴代シングル売上でも上位にランクインし、平成の応援ソングを代表する一曲に。
「HANABI」/Mr.Children
2008年、ドラマ『コード・ブルー』の主題歌。焦燥や絶望を抱えながらも、それでも生き抜こうとする強さを歌い上げた歌詞が胸に迫ります。サビの「もう一回」の繰り返しは、聴く人に再び立ち上がる力を与える象徴的フレーズです。
「truth」/嵐
2008年、ドラマ『魔王』の主題歌。ダークでスリリングなアレンジと、鋭いダンスパフォーマンスが新境地を切り開きました。アイドルソングの枠を超えた完成度の高さで、嵐の代表曲のひとつとなりました。
「Ti Amo」/EXILE
2008年に発表され、日本レコード大賞を受賞。切ない大人の恋愛を描いたR&B調バラードで、都会的でムーディーな雰囲気を漂わせます。EXILEの成熟した魅力が詰まった一曲。
「愛をこめて花束を」/Superfly
2008年、ドラマ『エジソンの母』主題歌。ソウルフルで力強い歌声に「花束」という象徴的なモチーフを重ね、贈る人と贈られる人双方に寄り添う温かさが魅力。結婚式・卒業式など人生の節目を彩る定番ソングに。
「Butterfly」/木村カエラ
2009年、結婚情報誌のCMソングとして注目を集めたウェディングソング。可愛らしくも真心のこもった歌詞が花嫁の気持ちを代弁し、結婚式での定番曲に。
「YELL」/いきものがかり
2009年、NHK全国学校音楽コンクール課題曲。旅立ちや別れに寄り添うやさしいメロディと歌詞が、多くの学生に共感を呼びました。合唱曲としても愛され続けています。
2010年〜2019年:平成ラストを飾る名曲

2010年代に入ると、音楽シーンは大きく変化しました。YouTubeやSNSが広がり、楽曲の聴かれ方が「テレビやCD」から「ネット配信」へとシフト。スマホの普及により、音楽がより身近でパーソナルな存在になっていきました。
この時期は、AKB48をはじめとするアイドルグループが社会現象的な人気を誇り、乃木坂46や欅坂46といった新しいグループも登場しました。一方で、RADWIMPSや米津玄師といったアーティストが映画やネットを通じて爆発的にヒットし、まさに「平成ラストを彩る新しい時代の音楽」が花開いた時期でした。
「ヘビーローテーション」/AKB48
2010年リリース。前田敦子がセンターを務め、恋する気持ちをストレートに表現した明るいラブソング。「I want you〜」のフレーズは国民的に浸透し、カラオケや学園祭で大合唱が起こりました。アイドルが国民的存在へと成長していく時代を象徴する一曲です。
「Beginner」/AKB48
2010年発売。挑発的で力強いメッセージ性を持つ歌詞と激しいダンスで、それまでの“可愛いアイドル像”を覆した意欲作。ファン以外にもインパクトを与え、アイドルの表現力の幅を広げた一曲と評価されています。
「フライングゲット」/AKB48
2011年、総選挙で選ばれたメンバーによる楽曲。ノリの良いサビとダンスが話題になり、オリコン年間シングルランキング1位を獲得。AKBの全盛期を象徴する大ヒット曲で、メンバーの人気とグループの勢いを世に知らしめました。
「Everyday、カチューシャ」/AKB48
2011年リリース。夏のきらめきと恋のドキドキ感を描いた爽やかな楽曲。制服姿で踊るMVが話題を呼び、AKBの“夏ソング”として今もファンに愛されています。
「恋するフォーチュンクッキー」/AKB48
2013年発売。簡単に真似できる「恋チュンダンス」が全国に広がり、ファンだけでなく企業や自治体も参加する動画が次々と投稿されました。SNS時代の“参加型ヒット”を体現し、アイドルソングの枠を超えた国民的ソングに。
「R.Y.U.S.E.I.」/三代目 J SOUL BROTHERS
2014年リリース。エレクトロ調のクラブサウンドにキャッチーなメロディを重ねた楽曲で、印象的な「ランニングマン」ダンスが社会現象に。ダンスミュージックが大衆化するきっかけを作った平成後期の代表曲です。
「アイネクライネ」/米津玄師
2014年に発表され、口コミやSNSでじわじわと広まった切ないバラード。大切な人を想う気持ちを繊細な言葉で描き、多くの人の涙を誘いました。配信時代ならではのロングヒットを記録し、米津の存在を広めた楽曲です。
「海の声」/浦島太郎(桐谷健太)
2015年、auのCMソングとして登場。シンプルなメロディに三線の音色が重なり、沖縄の空気をそのまま伝えるような癒しの楽曲。世代を問わず親しまれ、CM発の異例の国民的ヒットとなりました。
「365日の紙飛行機」/AKB48
2015年、NHK連続テレビ小説『あさが来た』の主題歌として人気に。人生を紙飛行機になぞらえた歌詞と穏やかなメロディが、幅広い世代の共感を呼びました。アイドルソングという枠を超え、応援ソングとして歌い継がれています。
「サイレントマジョリティー」/欅坂46
2016年のデビュー曲。制服姿で無表情に踊るパフォーマンスと、社会的メッセージを含んだ歌詞が鮮烈な印象を与えました。従来のアイドル像を一新し、“クールで尖ったアイドル”という新しいスタイルを提示しました。
「LOSER」/米津玄師
2016年リリース。都会的でクールなトラックに、自己肯定感を高める挑発的な歌詞が乗る一曲。MVの個性的なダンスも話題になり、若者のアンセム的存在となりました。
「前前前世」/RADWIMPS
2016年、映画『君の名は。』の主題歌として爆発的にヒット。映画のストーリーとシンクロする疾走感あるメロディが胸を打ち、海外でも人気を博しました。平成を代表する青春ソングのひとつです。
「なんでもないや」/RADWIMPS
2016年、『君の名は。』挿入歌としてクライマックスを彩ったバラード。静かな始まりから感情が爆発する展開が、映画の余韻と共に多くの人の心に深く刻まれました。
「サヨナラの意味」/乃木坂46
2016年リリース。橋本奈々未の卒業ソングとして発表され、切ないメロディと歌詞がファンの心を揺さぶりました。グループにとっても大切な節目を飾った名曲です。
「インフルエンサー」/乃木坂46
2017年、日本レコード大賞を受賞。スピーディーで洗練されたサウンドと、激しいペアダンスが大きな話題に。乃木坂46の存在感をさらに高めた楽曲です。
「シンクロニシティ」/乃木坂46
2018年リリース。繊細で美しい振付と透明感あるメロディが融合し、2年連続でレコード大賞を受賞。芸術性とアイドル性を兼ね備えた平成後期の名曲。
「Lemon」/米津玄師
2018年、ドラマ『アンナチュラル』の主題歌。亡き人への想いを歌い、日本中を涙で包みました。YouTubeでの再生数は日本歴代トップクラスで、平成ラストを代表する国民的ソングに。
「U.S.A.」/DA PUMP
2018年リリース。“ダサかっこいい”を合言葉に、親しみやすいサビとユニークなダンスがSNSで拡散。子どもから大人まで一緒に踊れるブームを作り、平成最後のパーティソングとして社会現象を巻き起こしました。
「パプリカ」/Foorin
2018年、米津玄師がプロデュースした児童合唱曲。子どもたちの明るい歌声とキャッチーなダンスが全国に広まり、学校行事やイベントで定番化。大人も一緒に口ずさめる“国民的応援ソング”となりました。
なぜ平成の名曲が今も愛されるのか?

平成の名曲は、単なるヒット曲ではなく、人々の人生や社会の空気感と深く結びついています。だからこそ、令和になった今も多くの人に歌われ、聴かれ続けているのです。その理由を 4つのポイント に分けて見てみましょう。
①ドラマや映画と強く結びついている
平成の音楽シーンでは、ドラマや映画、アニメの主題歌が大ヒットするケースが数多くありました。
たとえば『101回目のプロポーズ』の「SAY YES」や、『君の名は。』の「前前前世」。曲を聴くだけで名シーンがよみがえり、当時の感情までも鮮明に思い出させます。物語と一体化した楽曲は、その後も人々の記憶に深く刻まれるのです。
②世代を超えるメッセージ性
平成の名曲には、時代や世代を超えて共感できるメッセージが込められています。
「世界に一つだけの花」が示した“オンリーワン”の価値観や、「負けないで」が届けた“前向きに生きる力”。これらは、当時のリスナーだけでなく、令和の若い世代にも響き続けています。単なる流行を超えた“人生の応援歌”になっているのです。
③普遍的なテーマを歌っている
恋愛、友情、家族、夢、希望、別れ――。平成の名曲は、誰もが一度は経験する感情や人生のテーマを音楽にしています。
たとえば「Lemon」は大切な人を失った悲しみを、「桜坂」は切ない恋を、「キセキ」は仲間や愛の絆を歌いました。こうした普遍的なテーマは、時代が変わっても色あせることがありません。
④みんなで共有できる文化があった
平成は“カラオケ文化”が盛り上がった時代で、ヒット曲は友人や家族と一緒に歌う楽しさを広げました。後半になるとSNSの普及により、「歌ってみた」「踊ってみた」といった形で再び広がりを見せます。
音楽が一人で楽しむものではなく、みんなで共有できる体験になったことが、平成の名曲をさらに強く記憶に刻んだのです。
音楽が人生に与える影響とは
音楽は単なる娯楽ではなく、人生のさまざまな場面で私たちの心を支え、彩ってくれる存在です。
まず、① 記憶を呼び起こす力。音楽には強い記憶のスイッチがあります。卒業式で流れた曲を聴けばあの春の日がよみがえり、恋人と聴いた曲は甘酸っぱい思い出を鮮やかに蘇らせてくれます。まるで音楽が“タイムマシン”の役割を果たすようです。
次に、② 感情を動かす力。悲しい時にバラードを聴けば涙を流して心が軽くなり、前向きな曲を聴けば気分が高揚します。音楽は感情の浄化作用を持ち、ストレス解消や心の安定にもつながります。
さらに、③ 人と人をつなぐ力。ライブやフェス、カラオケなど、音楽は一人で楽しむだけでなく、仲間や家族と共有する喜びを生みます。「一緒に歌った」「あの曲で盛り上がった」という体験は、人間関係をより豊かにします。
最後に、④ 生き方に影響を与える力。歌詞に励まされて夢を追い続けたり、応援ソングに背中を押されて挑戦に踏み出したりすることも少なくありません。音楽は時に人生の指針や支えとなり、人を前へ進ませるエネルギーを与えてくれます。
つまり音楽は、思い出を残し、心を癒し、人をつなぎ、人生を後押しする存在。平成の名曲たちが今も大切にされるのは、このように人生に深く寄り添ってきたからなのです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 平成の名曲と令和のヒット曲は何が違うの?
平成の名曲は、CDやテレビドラマ、映画、アニメとのタイアップから広がることが多く、生活の中で自然と耳にする機会がありました。一方で令和のヒット曲は、YouTubeやTikTok、配信サービスなどSNSから拡散されるのが主流です。つまり、平成は「みんなが同じ曲を聴く時代」、令和は「それぞれが好きな曲を見つける時代」と言えます。
Q2. 平成の曲は今でも聴けるの?
もちろん聴けます。サブスク配信サービス(Spotify、Apple Musicなど)でほとんどの曲が配信されていますし、YouTubeには公式MVも多く公開されています。さらに、カラオケでも定番曲としてラインナップされており、今でも気軽に楽しむことができます。
Q3. 平成ソングのおすすめの楽しみ方は?
一番のおすすめは「年代ごとにプレイリストを作る」ことです。平成初期の曲をまとめて聴けば懐かしさに浸れますし、2000年代の曲は当時の青春を思い出させてくれます。さらに友人や家族と一緒に「この曲覚えてる?」と話しながら聴くと、音楽が会話のきっかけにもなります。
Q4. 若い世代にも平成の曲は人気あるの?
はい、人気があります。米津玄師やRADWIMPSのように平成後期にヒットした曲はもちろん、ZARDや安室奈美恵など平成初期・中期の名曲も、SNSやカバーを通じて若い世代に広がっています。TikTokで平成の曲に合わせて踊ったり、YouTubeでカバー動画が投稿されたりと、平成の名曲は新しい形で生き続けているのです。
まとめ
平成という時代は、音楽の力が人々の生活や心に深く寄り添った30年間でした。CD全盛期のミリオンヒットから、着うたや配信、そしてSNSを通じた拡散まで、音楽の届けられ方は変化しましたが、名曲が人々の心に残る理由は変わりません。恋や友情、別れや希望といった普遍的なテーマを歌った平成の名曲は、聴く人それぞれの思い出と結びつき、「人生のサウンドトラック」として今も大切にされています。
また、ドラマや映画と強くリンクした曲はシーンごと記憶に刻まれ、応援ソングは世代を超えて歌い継がれています。さらに、カラオケやSNSといった“共有する文化”を通じて広がり、時代が変わっても色あせない魅力を放ち続けています。
平成の音楽を振り返ることは、自分の人生を振り返ることでもあります。あの頃の記憶や気持ちを思い出しながら、これからも平成の名曲を楽しみ、次の世代へと受け継いでいきたいものですね。




