ESTPとESTJの相性は13位|恋愛・結婚・仕事・友達・家族まで

MBTI診断とは、人の思考や行動の傾向をもとに性格を16タイプに分類する性格理論で、日本では「16パーソナリティ」として広く知られています。自分や相手の判断基準、行動パターンの違いを理解することで、恋愛や仕事、人間関係のすれ違いを減らすヒントになります。
本記事では、その16タイプの中でも相性13位とされるESTP(起業家型)とESTJ(幹部型)の組み合わせに注目します。どちらも現実的で行動力があり、一見相性が良さそうに見えますが、価値観や物事の進め方がぶつかりやすく、「悪い相性」と評価されやすい組み合わせです。
恋愛・結婚・仕事・友達・家族といったさまざまな関係性ごとに、ESTPとESTJがなぜ衝突しやすいのか、うまくいかない理由と関係を改善するためのポイントを分かりやすく解説していきます。
目次
ESTPと16パーソナリティの相性はこちら
ESTPとESTJの相性は悪い
相性ランキング(16パーソナリティ中13位)
ESTPとESTJの相性は、16パーソナリティの中で13位とされています。以下は、ESTP視点で見た相性ランキングです。
1位:INFP(仲介者型)
2位:ISTJ(管理者型)
3位:ENFJ(主人公型)
4位:ISFJ(擁護者型)
5位:INTJ(建築家型)
6位:ISTP(巨匠型)
7位:ISFP(冒険家型)
8位:INTP(論理学者型)
9位:ESTP(起業家型)
10位:ESFP(エンターテイナー型)
11位:ENFP(運動家型)
12位:ENTP(討論者型)
13位:ESTJ(幹部型)
14位:ESFJ(領事官型)
15位:ENTJ(指揮官型)
16位:INFJ(提唱者型)
ESTPとESTJはどちらも現実的で行動力がありますが、主導権の取り方と価値観の違いが衝突しやすく、悪い相性と言えます。
全体的な相性
ESTPとESTJは、一見すると似たタイプに見えます。どちらも外向的で現実志向、決断力があり、行動に移すのが早い点は共通しています。しかし、この「似ている点」がかえって衝突を生みやすい原因になります。
ESTPは柔軟で臨機応変な対応を重視し、「今この瞬間で最善かどうか」を基準に判断します。一方ESTJは、ルールや実績、正しさを重視し、「組織として正しいか」「長期的に安定するか」を優先します。そのため、ESTPはESTJを「融通が利かない」「細かく管理しすぎ」と感じやすく、ESTJはESTPを「無計画」「自己中心的」と評価しがちです。
また、どちらも主導権を握りたがるため、話し合いが対立構造になりやすく、譲り合いが起きにくい点も問題です。感情的にはならなくても、意地の張り合いになりやすく、関係が消耗しやすい傾向があります。適切な距離感と役割分担がなければ、長期的な関係維持は難しい相性です。
相性が良い理由
- 現実的で決断が早い
- 行動力があり成果を出しやすい
- 目標が明確な場面では協力できる
相性が悪い理由
- 主導権争いが起こりやすい
- 柔軟性とルール重視の価値観が衝突する
- 互いに譲らず関係が硬直しやすい
一言アドバイス
勝ち負けで考えず、目的ごとに「どちらが主導するか」を明確に決めることが関係改善の鍵です。
ESTPの特徴
ESTP(起業家型)は、現実的で行動力があり、その場の状況に応じて素早く判断できるタイプです。考えながら動くよりも、まず行動し、結果を見て調整する実践派です。人との距離を縮めるのが得意で、場の空気を動かす影響力を持っています。
一方で、長期的な計画や細かなルールには関心が向きにくく、勢いで判断してしまうこともあります。率直な発言が多いため、相手によっては配慮不足と受け取られることがあります。
主な特徴
- 現実重視で即断即決
- 行動力と柔軟性が高い
- 社交的で影響力がある
長所
- トラブル対応力が高い
- 実行力があり結果を出しやすい
短所
- 計画性に欠けやすい
- 感情や規則への配慮が不足しがち
ESTJの特徴
ESTJ(幹部型)は、責任感が強く、秩序やルールを重んじる現実的なリーダータイプです。物事を効率よく進めることを得意とし、組織や集団をまとめる力に優れています。判断基準が明確で、「正しいかどうか」「成果が出るか」を重視します。
一方で、自分のやり方に自信がある分、柔軟性に欠けたり、他人にも同じ基準を求めてしまうことがあります。感情面への配慮が後回しになると、厳しい印象を与えることもあります。
主な特徴
- 規律と秩序を重視する
- 現実的で結果志向
- リーダーシップが強い
長所
- 計画力と実行力が高い
- 責任感があり信頼されやすい
短所
- 融通が利きにくい
- 強引・支配的に見られることがある
ESTPとESTJの恋愛の相性
ESTPとESTJの恋愛は、惹かれ合う力はあるものの、衝突も起きやすい相性です。どちらも主導的で自分の意見をはっきり持っているため、関係が深まるほど主張のぶつかり合いが増えやすくなります。刺激的ではありますが、歩み寄りがなければ消耗しやすい関係です。
ESTP(男性)とESTJ(女性)の場合
ESTP男性は柔軟で自由な恋愛スタイルを好みます。一方ESTJ女性は計画性や将来性を重視し、関係にも明確な枠組みを求めます。ESTP男性の気分重視の行動が、ESTJ女性には無責任に映りやすく、口論に発展しがちです。互いに価値観の違いを理解できなければ、摩擦が増えます。
ESTP(女性)とESTJ(男性)の場合
ESTP女性は自立心が強く、束縛を嫌います。ESTJ男性は主導権を握り、関係を管理しようとするため、衝突が起こりやすくなります。ESTP女性が反発し、ESTJ男性がさらに強く出るという悪循環に陥ることもあります。
うまくいくコツ
- 主導権争いを避ける意識を持つ
- 相手のやり方を正そうとしない
- 役割と境界線を明確にする
ESTPとESTJの結婚の相性
ESTPとESTJの結婚は、現実的で生活力は高いものの、主導権や価値観の違いが表面化しやすい相性です。どちらも責任感があり家庭を回す力はありますが、「どう進めるか」「誰が決めるか」で衝突しやすく、歩み寄りがないと緊張感の強い関係になりがちです。
ESTP(男性)とESTJ(女性)の場合
ESTP男性は柔軟で状況対応型、ESTJ女性は計画的で管理型です。ESTJ女性は家庭のルールや将来設計を重視しますが、ESTP男性は臨機応変に動きたいタイプのため、「勝手に動く」「相談が足りない」と不満を持たれやすくなります。役割と裁量を明確にしないと摩擦が続きます。
ESTP(女性)とESTJ(男性)の場合
ESTP女性は自立心が強く、自由度を求めます。ESTJ男性は家庭を統率しようとするため、管理的な姿勢がESTP女性の反発を招きやすくなります。上下関係ができると関係が悪化しやすい点に注意が必要です。
うまくいくコツ
- 家庭内の決定権を分野ごとに分ける
- 管理ではなく合意形成を意識する
- 相手のやり方を尊重する
ESTPとESTJの仕事の相性
ESTPとESTJの仕事の相性は、成果は出やすい一方で衝突リスクが高い組み合わせです。ESTPは現場対応力と柔軟な判断を強みとし、状況に応じて最善手を選びます。一方ESTJは、計画・ルール・指示系統を重視し、組織としての正しさを守ろうとします。
目的が一致している間は非常に強力ですが、進め方の違いが顕著になると対立が激しくなります。ESTJはESTPの独断行動を問題視し、ESTPはESTJの管理体制を窮屈に感じやすくなります。上下関係がはっきりしていない場合、主導権争いが起こりやすい点も特徴です。
一言アドバイス
権限と裁量の範囲を明確にし、決定プロセスを事前に共有しましょう。
ESTPとESTJの友達の相性
友達としてのESTPとESTJは、テンポは合うものの、上下関係が生まれやすい相性です。どちらも外向的で活動的なため、一緒に行動する機会は多くなりますが、意見の違いがそのまま衝突に発展しやすい傾向があります。
ESTJは物事を仕切ろうとし、ESTPは自由に動こうとするため、対等な友人関係が保てないと不満が溜まります。特に、ESTJが正論で押し切る場面では、ESTPは距離を取りたくなりやすいでしょう。
一言アドバイス
上下を作らず、対等な立場を意識することが関係維持の鍵です。
ESTPとESTJの親子の相性
親子関係では、管理と自由の対立が起こりやすい組み合わせです。
ESTJ親×ESTP子の場合、ESTJ親は規律や正しさを重視しますが、ESTP子は行動を制限されると強く反発します。結果よりも挑戦を評価する姿勢が重要です。
ESTP親×ESTJ子の場合、ESTP親の自由な育て方に、ESTJ子が不安を感じることがあります。ルールや見通しを示すことで、安心感を与えられます。
一言アドバイス
「正しさ」より「性格に合った関わり方」を優先しましょう。
ESTPとESTJのきょうだいの相性
きょうだいとしてのESTPとESTJは、幼少期から主導権争いが起きやすい相性です。ESTJはルールや正論を持ち出し、ESTPは自由な行動で対抗するため、衝突が頻発しがちです。
成長後は距離を取ることで関係が安定しやすくなります。無理に分かり合おうとせず、干渉を減らすことで実務的な信頼関係に落ち着くケースもあります。
一言アドバイス
無理に仲良くしようとせず、適切な距離感を保ちましょう。
ESTPとESTJのA(自己主張型)とT(慎重型)の相性
A(自己主張型)は自信があり、感情が安定しやすく、自分の判断を信じて行動する傾向があります。一方T(慎重型)は不安や迷いを感じやすい分、慎重に考え、失敗や周囲の評価を強く意識します。もともと衝突しやすいESTP×ESTJの組み合わせでは、このA/Tの違いが関係性を大きく左右します。
ESTP A と ESTJ A の相性
ESTP AとESTJ Aは、非常に衝突が起こりやすい組み合わせです。どちらも自信が強く、自分の判断を正しいと信じて疑わないため、意見が食い違った際に譲り合いが起こりにくくなります。ESTP Aは柔軟性と即断を武器にし、ESTJ Aはルールと正論で主導権を握ろうとします。その結果、話し合いが対立構造になり、勝ち負けの議論に発展しやすくなります。
感情的な衝突は少ないものの、意地の張り合いが続くと関係が消耗しやすく、長期的な安定は難しくなります。
一言アドバイス
「正しさ」ではなく「役割」で主導権を分ける意識が必要です。
ESTP T と ESTJ T の相性
ESTP TとESTJ Tは、表面上は穏やかでも内側にストレスが溜まりやすい組み合わせです。ESTP Tは本来行動派ですが失敗を気にしやすく、ESTJ Tも責任感が強く慎重なため、互いに様子をうかがいすぎて本音が出にくくなります。
衝突は少ないものの、不満を言語化できないまま距離が生じる可能性があります。安心して意見を言える環境が整えば、比較的落ち着いた関係を築くことも可能です。
一言アドバイス
遠慮よりも「確認」を優先し、不安は早めに共有しましょう。
ESTP A と ESTJ T の相性
ESTP AとESTJ Tの組み合わせでは、ESTP Aが主導し、ESTJ Tが従う形になりやすくなります。ESTJ Tは責任感が強く、ESTP Aの判断に疑問を持っても表に出しにくいため、無理を重ねやすい傾向があります。
ESTP Aが配慮なく進めると、ESTJ Tは強いストレスを抱え込み、突然距離を取ることもあります。説明と確認を丁寧に行うことが不可欠です。
一言アドバイス
ESTPはスピードを落とし、判断理由を必ず共有しましょう。
ESTP T と ESTJ A の相性
ESTP TとESTJ Aは、上下関係が固定化しやすい組み合わせです。ESTJ Aが主導権を握り、ESTP Tが合わせる形になりやすく、ESTP Tが自信を失いやすくなります。ESTJ Aは善意で導いているつもりでも、支配的に映ることがあります。
役割が固定されすぎると関係は長続きしません。対等な立場を意識することが重要です。
一言アドバイス
主導権を分野ごとに分け、上下関係を作らないようにしましょう。
よくある質問
Q1. ESTPとESTJは本当に相性が悪いのですか?
相性13位とされる通り、衝突しやすい組み合わせです。どちらも主導的で自分の判断に自信があるため、価値観や進め方の違いが対立になりやすくなります。ただし、相性が悪い=不可能ではなく、役割分担や距離感を意識すれば関係を保つことは可能です。
Q2. 似た性格なのに、なぜぶつかりやすいのでしょうか?
どちらも外向的・現実的で行動力がありますが、判断基準が異なります。ESTPは柔軟性と即時性、ESTJはルールと正しさを重視します。この違いにより、「相手が間違っている」と感じやすく、譲り合いが起きにくくなります。
Q3. 恋愛や結婚でうまくいく可能性はありますか?
可能性はありますが、努力は必要です。主導権争いを避け、決定分野を分けることが重要です。管理し合う関係になると破綻しやすいため、対等な立場と合意形成を意識できるかが鍵になります。
Q4. 仕事では相性は最悪ですか?
最悪ではありません。目標が明確で上下関係や権限がはっきりしていれば、高い成果を出せます。ただし、裁量が曖昧だと衝突が頻発します。役割と決定プロセスを明確にすることが不可欠です。
まとめ
ESTPとESTJは、16パーソナリティの中で相性13位に位置する、衝突が起こりやすい組み合わせです。どちらも現実的で行動力があり、リーダー気質という共通点を持つ一方で、判断基準や主導権の取り方が大きく異なります。そのため、関係が深まるほど価値観の違いが表面化しやすくなります。
恋愛や結婚では、管理と自由の対立が起こりやすく、仕事や家族関係でも主導権争いに発展しがちです。感情的な衝突は少ないものの、正しさを巡る意地の張り合いが続くと、関係が消耗してしまいます。
この相性で最も重要なのは、「勝ち負け」で考えないことです。分野ごとに役割や決定権を分け、互いのやり方を尊重できれば、必要以上の衝突は避けられます。無理に分かり合おうとせず、距離感とルールを意識することが、ESTPとESTJの関係を安定させる鍵と言えるでしょう。




