ENTJとESTJの相性は14位|恋愛・結婚・仕事・友達・家族まで

ENTJ-ESTJ相性

MBTI診断は、人の性格を4つの指標から分析し、16タイプに分類する性格理論です。現在は「16パーソナリティ」として広く知られ、恋愛や結婚、仕事、人間関係の相性を考える際の参考として活用されています。
今回取り上げるのは、どちらもリーダー気質を持つENTJ(指揮官型)とESTJ(幹部型)の組み合わせです。

一見すると似た性格に思えるこの2タイプですが、価値観や物事の進め方に違いがあり、16パーソナリティの相性ランキングでは14位と低めの結果になっています。本記事では、ENTJとESTJの相性がなぜ「悪い」とされるのかを軸に、恋愛・結婚・仕事・友達・家族といった関係性ごとに分かりやすく解説していきます。

まずは、ENTJとESTJの全体的な相性から見ていきましょう。

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ENTJとESTJの相性は悪い

ENTJとESTJは、どちらも行動力とリーダーシップを備えたタイプですが、その分ぶつかりやすい組み合わせでもあります。16パーソナリティの相性ランキングでは14位とされており、良い相性とは言いにくい結果です。まずは、ENTJから見た相性順位を確認してみましょう。

1位:ISFJ(擁護者型)
2位:INTP(論理学者型)
3位:ESFP(エンターテイナー型)
4位:INTJ(建築家型)
5位:ENTJ(指揮官型)
6位:ENTP(討論者型)
7位:ENFJ(主人公型)
8位:INFP(仲介者型)
9位:INFJ(提唱者型)
10位:ENFP(広報運動家型)
11位:ISTP(巨匠型)
12位:ISTJ(管理者型)
13位:ESTP(起業家型)
14位:ESTJ(幹部型)
15位:ESFJ(領事官型)
16位:ISFP(冒険家型)

ENTJとESTJは16パーソナリティ中14位で、価値観の衝突が起こりやすい相性と言えます。


全体的な相性

ENTJとESTJは、どちらも「主導する側」に回りやすい性格のため、関係性の中で主導権争いが起こりやすい組み合わせです。ENTJは長期的なビジョンや戦略を重視し、効率よく成果を出すことを目指します。一方ESTJは、現実的でルールや実績を重視し、確実性のある方法で物事を進めるタイプです。

この違いにより、ENTJはESTJを「柔軟性に欠ける」と感じやすく、ESTJはENTJを「理想論が多く現場を見ていない」と感じることがあります。どちらも自分の判断に自信があるため、意見が食い違った際に引き下がりにくく、衝突が長引きやすいのが特徴です。

ただし、目標達成意欲や責任感が強い点は共通しており、目的が明確で役割が分かれていれば協力関係を築くことも可能です。相互理解がない場合は摩擦が増えやすく、理解が深まれば強力なコンビになる、扱いが難しい相性と言えるでしょう。


相性が良い理由

  • どちらも責任感が強く、目標達成意識が高い
  • 行動力があり、決断が早い
  • 目的が一致すれば高い成果を出せる

相性が悪い理由

  • 主導権を握ろうとして衝突しやすい
  • ENTJのビジョン重視とESTJの現実重視が噛み合わない
  • お互いに柔軟性が低く、譲歩が苦手

一言アドバイス

どちらが正しいかを争うのではなく、役割を明確に分けることで無用な対立を避けられます。

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ENTJの特徴

ENTJは「指揮官型」と呼ばれ、強いリーダーシップと戦略的思考を持つタイプです。全体像を把握し、目標達成までの道筋を描くことが得意で、集団の中では自然と主導的な立場になります。一方で、結果や効率を重視するあまり、感情面への配慮が不足しやすい傾向があります。

長所

  • 決断力と行動力が非常に高い
  • 戦略的で先を見据えた判断ができる
  • 責任感が強く、周囲を引っ張る力がある

短所

  • 支配的・強引に見られやすい
  • 他人の感情を軽視しがち
  • 自分の考えを曲げにくい
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ESTJの特徴

ESTJは「幹部型」と呼ばれ、現実的で実務能力に優れたタイプです。ルールや秩序を重んじ、組織や家庭を安定的に運営する力があります。計画を確実に実行する一方で、変化や曖昧さに対しては慎重になりやすい傾向があります。

長所

  • 実行力が高く、物事を着実に進められる
  • 規律やルールを守り、信頼されやすい
  • 責任感が強く安定感がある

短所

  • 柔軟な発想が苦手
  • 自分のやり方に固執しやすい
  • 他人にも厳しくなりがち
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ENTJとESTJの恋愛の相性

ENTJとESTJの恋愛は、情熱的というよりも「主張と主張がぶつかり合う関係」になりやすい傾向があります。どちらも恋愛において主導権を握りたいタイプで、自分なりの正しさや理想像を明確に持っています。そのため、付き合い始めはテンポが合いやすい一方、関係が深まるにつれて価値観の違いが表面化しやすくなります。

ENTJは将来性や成長を重視し、恋愛にもビジョンを求めます。一方ESTJは現実的で、日常の安定や実用性を重視します。この方向性の違いが、会話や意思決定の場面で衝突を生みやすくします。感情表現もどちらかといえばストレートなため、言い方次第で相手を傷つけてしまうこともあります。


ENTJ男性とESTJ女性の場合

ENTJ男性は理想や目標を語り、関係を前に進めようとします。一方ESTJ女性は現実的で、実行可能かどうかを重視します。そのため、ENTJ男性の構想に対し、ESTJ女性が厳しい意見を述べる場面が増えがちです。
互いに自立している分、対等な関係にはなりますが、譲り合いがないと衝突が続きやすい組み合わせです。


ENTJ女性とESTJ男性の場合

ENTJ女性は主導的で論理的、ESTJ男性は秩序やルールを重視します。どちらも意見をはっきり言うため、率直な関係にはなりやすい反面、感情面のフォローが不足しがちです。
ESTJ男性が「正しさ」を押し通そうとすると、ENTJ女性は窮屈さを感じやすくなります。


うまくいくコツ

  • 主導権を交代制にし、常に対等であろうとしない
  • 正論よりも相手の気持ちを一度受け止める
  • 勝ち負けの議論にしない意識を持つ

ENTJとESTJの結婚の相性

ENTJとESTJの結婚は、価値観や生活スタイルの違いが明確に表れやすく、調整が不可欠な関係です。どちらも責任感が強く、家庭を安定させたいという思いは共通していますが、その「やり方」が異なります。ENTJは将来設計や成長、変化を重視し、家庭にもビジョンを求めます。一方ESTJは、ルールや慣習、現実的な運営を大切にし、今ある安定を守ろうとします。

この違いから、意思決定の場面で衝突が起こりやすくなります。どちらも自分の判断に自信があるため、話し合いが「相談」ではなく「主張のぶつかり合い」になりがちです。ただし、役割分担が明確で、互いの判断領域を尊重できれば、堅実で実行力のある家庭を築くことも可能です。


ENTJ男性とESTJ女性の場合

ENTJ男性は家庭においても主導権を持ち、将来を見据えた決断を下そうとします。ESTJ女性は日常生活や家計、ルール管理を重視し、家庭の秩序を守る役割を担います。
しかし、ENTJ男性が方針変更を好むのに対し、ESTJ女性は従来のやり方を重視するため、意見が対立しやすくなります。お互いの専門分野を侵さない意識が重要です。


ENTJ女性とESTJ男性の場合

ENTJ女性は家庭でも効率や成長を重視し、改善点を積極的に提案します。ESTJ男性は安定や実績を重んじ、急な変化を好みません。そのため、ENTJ女性は「融通が利かない」と感じやすく、ESTJ男性は「落ち着きがない」と感じることがあります。
話し合いの際は、結論よりもプロセスの共有が求められます。


うまくいくコツ

  • 家庭内の役割と決定権を明確に分ける
  • 変える部分と守る部分を話し合って決める
  • 正論ではなく歩み寄りを優先する

ENTJとESTJの仕事の相性

ENTJとESTJの仕事の相性は、一見すると優秀な組み合わせに見えますが、実際には衝突が起こりやすい関係です。どちらも指導力があり、責任ある立場を任されやすいため、同じチームにいると主導権争いが生じやすくなります。ENTJは全体戦略や将来性を重視し、変化や改善を積極的に進めたいタイプです。一方ESTJは現場の秩序やルール、過去の実績を重んじ、確実性の高い方法を選びます。

この違いにより、ENTJはESTJを「融通が利かない」と感じ、ESTJはENTJを「現実を見ていない」と感じることがあります。ただし、役割が明確であれば、ENTJが戦略立案や意思決定を担当し、ESTJが運用や管理を担うことで、高い成果を出すことも可能です。

一言アドバイス
同じ領域で主導しようとせず、戦略と運用で役割を分けることが成功の鍵です。

ENTJとESTJの友達の相性

ENTJとESTJが友達になると、関係は比較的ドライで実務的になりやすい傾向があります。どちらも感情を共有するより、意見交換や情報共有を重視するため、共通の目的や話題があるときはテンポよく関係が進みます。一方で、価値観や考え方の違いがはっきりしているため、雑談や感情的な相談では噛み合いにくさを感じることもあります。

ENTJは新しい視点や改善案を出したがるのに対し、ESTJは現実的で確実な方法を好みます。この違いにより、ENTJはESTJを保守的に感じ、ESTJはENTJを落ち着きがないと感じやすくなります。ただし、互いに能力や努力を評価する点は共通しており、尊敬関係が成立すれば長く続く友情になります。

一言アドバイス
価値観の一致を求めすぎず、「考え方が違う友人」として距離感を保つと良好です。


ENTJとESTJの親子の相性

ENTJとESTJの親子関係は、教育方針や価値観がぶつかりやすい一方で、規律ある環境を作りやすい相性でもあります。
ENTJ親×ESTJ子の場合、ENTJ親は将来性や成長を重視し、子どもに高い目標を求めます。ESTJ子はルールを守り努力するタイプですが、急な方針変更や抽象的な期待に戸惑いやすく、プレッシャーを感じることがあります。

ESTJ親×ENTJ子の場合、ESTJ親は規律や常識を重んじ、安定した教育を行います。ENTJ子はその枠組みを窮屈に感じ、自分の考えを押し通そうとすることが多くなります。親子で主張がぶつかる場面が増えやすい組み合わせです。

一言アドバイス
正しさを押し付け合うのではなく、価値観の違いを言葉で説明し合う姿勢が重要です。


ENTJとESTJのきょうだいの相性

ENTJとESTJがきょうだいの場合、幼少期から主導権争いが起こりやすい関係です。どちらも自分の考えに自信があり、指示されることを嫌うため、意見の衝突が頻発しやすくなります。兄・姉がENTJ、弟・妹がESTJの場合でも、その逆でも、力関係が固定されにくいのが特徴です。

成長するにつれて、ENTJは将来志向や挑戦を重視し、ESTJは安定や現実性を重視するようになります。この違いが理解できないうちは距離が生まれやすいですが、大人になると「頼れる存在」として評価し合える可能性もあります。特に実務や家族の問題では、ENTJの決断力とESTJの実行力が噛み合う場面も出てきます。

一言アドバイス
競争相手ではなく役割の違う存在として認識すると、関係が穏やかになります。

ENTJとESTJのA(自己主張型)とT(慎重型)の相性

A(自己主張型)とT(慎重型)は、同じ性格タイプでも物事への向き合い方に差が出る指標です。
A型は自信があり決断が早く、ストレス耐性が高い傾向があります。一方T型は慎重で自己評価が厳しく、失敗を避けるために深く考えてから行動します。ENTJとESTJの組み合わせでは、このA・Tの違いが衝突を和らげる場合も、逆に強める場合もあります。


ENTJ A と ESTJ A の相性

ENTJ-AとESTJ-Aは、どちらも強い自己主張とリーダー気質を持つため、主導権争いが起こりやすい組み合わせです。ENTJ-Aはビジョンや戦略を押し出し、ESTJ-Aは現実的な正しさやルールを主張します。互いに自信があり引かないため、意見の対立がそのまま衝突に発展しやすいのが特徴です。

ただし、明確な上下関係や役割分担がある場合は、非常に高い成果を出すことも可能です。

一言アドバイス
対等さにこだわらず、場面ごとに主導役を決める意識が必要です。


ENTJ T と ESTJ T の相性

ENTJ-TとESTJ-Tは、どちらも慎重で責任感が強く、相手の反応を気にしやすい組み合わせです。大きな衝突は起こりにくいものの、互いに遠慮して本音を出さず、不満が溜まりやすい傾向があります。ENTJ-Tは改善点を考えすぎ、ESTJ-Tは失敗を恐れて変化を避けがちです。

結果として、関係が停滞しやすい点には注意が必要です。

一言アドバイス
完璧を目指さず、小さな意見交換を積み重ねることが大切です。


ENTJ A と ESTJ T の相性

ENTJ-Aの決断力と自信は、ESTJ-Tにとって頼もしい存在になります。ESTJ-TはENTJ-Aの判断を信頼し、実務面で支える役割に回りやすいです。一方で、ENTJ-Aがスピードを優先しすぎると、ESTJ-Tは不安やプレッシャーを強く感じてしまいます。

支配的な関係になると、ESTJ-Tが疲弊しやすくなる点に注意が必要です。

一言アドバイス
ENTJ-Aは説明と配慮を忘れず、ESTJ-Tは不安を言葉にしましょう。


ENTJ T と ESTJ A の相性

ENTJ-Tは慎重に考えながら進めたいタイプで、ESTJ-Aは即断即決を好みます。そのため、ESTJ-Aが主導し、ENTJ-Tが振り回される形になりやすい組み合わせです。ENTJ-Tは自分の意見を飲み込みがちになり、不満を溜めやすくなります。

一方、ESTJ-AはENTJ-Tの慎重さを「優柔不断」と感じやすい点も課題です。

一言アドバイス
ENTJ-Tは遠慮せず意見を伝え、ESTJ-Aはスピードを少し落とす意識を持つと安定します。

よくある質問

Q:ENTJとESTJは似ているのに、なぜ相性が悪いのですか?

どちらも外向的で判断型、リーダー気質という共通点がありますが、「重視する価値観」が異なります。ENTJは将来性や戦略、変化を重視するのに対し、ESTJは現実性や実績、ルールを重視します。似ているからこそ譲れないポイントがぶつかり、衝突しやすくなります。

Q:ENTJとESTJは仕事では本当に合わないのでしょうか?

必ずしも合わないわけではありません。役割分担が明確で、ENTJが戦略、ESTJが運用を担当する場合は高い成果を出せます。ただし、同じ立場や権限を持つと主導権争いが起こりやすくなります。

Q:恋愛や結婚でうまくいく可能性はありますか?

可能性はありますが、意識的な歩み寄りが不可欠です。正論や正しさを優先しすぎると関係が冷えやすいため、感情面の配慮や譲り合いが重要になります。

Q:ENTJとESTJがうまく付き合うための最大のポイントは何ですか?

「どちらが正しいか」を決めようとしないことです。考え方の違いを前提に、役割と距離感を明確にすることが最も重要なポイントです。

まとめ

ENTJとESTJは、どちらも高い行動力と責任感を持つ優秀なタイプですが、価値観や物事の進め方の違いから相性ランキングでは14位と低めに位置づけられています。ENTJは将来性や戦略、変化を重視する一方、ESTJは現実性や実績、ルールを大切にします。この違いが、恋愛・結婚・仕事・家族関係のさまざまな場面で衝突を生みやすくします。

ただし、目標が明確で役割分担ができていれば、ENTJの決断力とESTJの実行力が噛み合い、高い成果を出すことも可能です。重要なのは、正しさを競い合うのではなく、考え方の違いを前提として尊重する姿勢です。

互いの強みと限界を理解し、距離感や役割を意識することで、難しい相性であっても安定した関係を築くことは十分に可能でしょう。