ENFJとISTPの相性まとめ｜恋愛・結婚・仕事・友達・家族まで
mako
性格診断テストとして広く知られている「MBTI（Myers-Briggs Type Indicator）」は、人の考え方や行動の傾向を16種類のパーソナリティに分類します。この16タイプは、心理学的な理論をもとに構成されており、恋愛・結婚・仕事・友人関係・家族関係など、さまざまな人間関係における相性を考える上で役立ちます。
今回の記事では、その16パーソナリティの中でも「ENFJ（主人公型）」と「ISTP（巨匠型）」の相性に注目します。ENFJは情熱的で人を導くタイプ、ISTPは冷静で実務的なタイプといわれています。一見、正反対の二人が出会ったとき、恋愛・結婚・仕事・友人・家族などの場面でどのような関係性を築けるのでしょうか。
この記事では、ENFJとISTPの全体的な相性から、それぞれの関係性ごとの特徴、そしてA（自己主張型）・T（慎重型）の違いまで詳しく解説していきます。自分や周囲の人間関係を見つめ直すヒントとして、ぜひ参考にしてください。
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目次
ENFJとISTPの相性はとても悪い
MBTI診断に基づく16パーソナリティの中で、ENFJとISTPの相性は16位・最下位とされています。ランキングで見ると、次のようになります。
1位：ISTJ（管理者型）
2位：INFP（仲介者型）
3位：ESTP（起業家型）
4位：ENFP（広報運動家型）
5位：INFJ（提唱者型）
6位：INTJ（建築家型）
7位：ENTJ（指揮官型）
8位：ENFJ（主人公型）
9位：INTP（論理学者型）
10位：ENTP（討論者型）
11位：ISFP（冒険家型）
12位：ESFP（エンターテイナー型）
13位：ISFJ（擁護者型）
14位：ESFJ（領事型）
15位：ESTJ（幹部型）
16位：ISTP（巨匠型）
このように、16タイプの中でENFJとISTPは16位。とても悪い相性といえます。
全体的な相性
ENFJとISTPは、根本的な価値観が大きく異なるため、理解し合うまでに時間がかかる関係です。
ENFJは「人との関係性」や「相手の気持ち」を最優先に考えるタイプで、人を励まし導くことにやりがいを感じます。常に相手の変化に敏感で、関わりを深めようと積極的に行動します。
一方のISTPは、自由と自立を何より大切にし、他人に感情を合わせるよりも、自分のペースで行動することを望みます。人とのつながりを軽視しているわけではありませんが、必要以上に干渉されると距離を置きたくなる傾向があります。
そのため、ENFJが「もっと一緒に考えたい」と近づけば近づくほど、ISTPは「一人でやらせてほしい」と思いやすく、結果として温度差が生まれやすいのです。
ただし、この違いは必ずしも悪いことばかりではありません。ENFJがISTPに人間関係の大切さを伝える一方で、ISTPはENFJに「冷静に事実を見つめる力」を与えられます。お互いに歩み寄れれば、バランスの取れた関係を築くことも可能です。
相性が良い理由
- ENFJが人間関係の橋渡しをすることで、ISTPが社会的にスムーズに動けるようになる
- ISTPの冷静さが、ENFJの情熱を現実的な方向へ導いてくれる
- お互いに持っていない強みを補い合える可能性がある
相性が悪い理由
- ENFJは人とのつながりを求めるが、ISTPは一人の時間を重視するため価値観がずれる
- ENFJの感情的な表現が、ISTPにとっては過剰に感じられることがある
- ISTPの自由奔放さが、ENFJには「冷たい」「無関心」と映ることがある
一言アドバイス
相性は最悪といわれますが、だからこそ努力次第で学べることも多い関係です。お互いの違いを「欠点」ではなく「視点の差」として理解することが、すれ違いを減らす第一歩となります。
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ENFJの特徴
ENFJは「主人公型」と呼ばれるタイプで、情熱的かつ人間関係において強い影響力を持ちます。人の感情に敏感で、相手の立場を思いやりながら行動できるため、周囲から信頼されやすい存在です。
長所
- 他人の気持ちを理解し、共感力が高い
- 人を励まし、導くリーダーシップを発揮できる
- チーム全体の雰囲気を良くする調整力がある
短所
- 他人の問題に過度に入り込み、疲れてしまうことがある
- 相手に尽くしすぎて自分を後回しにしがち
- 批判に弱く、落ち込みやすい
ENFJは「人のために動く」ことに価値を感じるため、誰かを支えたり導いたりする環境で輝きます。ただし、自分を犠牲にしすぎないバランス感覚が大切です。
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ISTPの特徴
ISTPは「巨匠型」と呼ばれるタイプで、現実的で冷静、そして行動力のある性格を持ちます。状況を素早く判断し、実際に行動することを得意とするため、問題解決能力が高いのが特徴です。
長所
- 冷静で論理的に物事を分析できる
- 実際的で行動が早く、臨機応変に対応できる
- 自由を尊重し、独自のやり方で成果を出せる
短所
- 感情表現が苦手で、冷たく見られることがある
- 長期的な計画やルールに縛られるのを嫌う
- 人間関係に対して消極的で、距離を置きがち
ISTPは「やると決めたら即行動」に強みがありますが、人間関係においては感情をうまく伝えられず、誤解を招くことも少なくありません。自分の自由を守りつつも、相手への配慮を意識することが円滑な関係につながります。
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ENFJとISTPの恋愛の相性
ENFJとISTPの恋愛は、熱量の違いからバランスを取るのが難しい関係です。ENFJは「相手と深くつながりたい」「感情を共有したい」と強く願いますが、ISTPは「自由でいたい」「必要以上に干渉されたくない」と思うため、温度差が生まれやすいのです。
ただし、この2人の関係が必ずしも悪い方向に進むわけではありません。ENFJが持つ思いやりやサポート精神はISTPに安心感を与え、ISTPの落ち着きや実行力はENFJに安定感をもたらします。お互いが相手の価値観を尊重すれば、違いを補い合える関係になる可能性も十分あります。
ENFJ(男性)とISTP(女性)の場合
ENFJ男性は積極的に愛情を表現し、ISTP女性はクールで控えめな姿勢をとることが多いです。このため、ENFJ男性が「もっと気持ちを見せてほしい」と思う一方で、ISTP女性は「少し距離を置きたい」と感じやすく、すれ違いが起きやすくなります。
しかし、ENFJ男性の情熱はISTP女性に新しい刺激を与え、ISTP女性の冷静さはENFJ男性を落ち着かせる効果があります。お互いの違いを「欠点」ではなく「魅力」と捉えることが関係を長続きさせるカギです。
ENFJ(女性)とISTP(男性)の場合
ENFJ女性は相手に深い愛情を注ぎたいタイプで、ISTP男性は自由を尊重したいタイプです。ENFJ女性が尽くせば尽くすほど、ISTP男性は「重い」と感じてしまい、距離を取ることがあります。
ただし、ISTP男性の自立心や冷静な判断力は、ENFJ女性にとって頼りがいのある存在に映ります。また、ENFJ女性の思いやりはISTP男性に安心感を与えるため、バランスを取れれば魅力的な関係になり得ます。
うまくいくコツ
- ENFJは相手の自由を尊重し、干渉しすぎないよう意識する
- ISTPは自分の気持ちを言葉や行動で伝える努力をする
- お互いの「温度差」を理解し、歩み寄る姿勢を持つ
ENFJとISTPの結婚の相性
ENFJとISTPの結婚生活は、性格の違いがより鮮明に表れるため、相互理解が不可欠です。ENFJは家庭において「愛情とつながり」を重視し、相手の気持ちを確認し合いたいタイプです。一方、ISTPは「自分のペース」を大切にし、必要以上の干渉を好みません。
この違いが原因で、ENFJが「もっと一緒に過ごしたい」と思えば思うほど、ISTPは「自由を奪われている」と感じやすくなります。しかし、ENFJの献身性とISTPの現実的な判断力がうまく噛み合えば、支え合える関係を築くことも可能です。
ENFJ(男性)とISTP(女性)の場合
ENFJ男性は家庭を盛り上げたいと考え、愛情を積極的に表現します。対してISTP女性は、落ち着いた日常と自分の自由を大切にしたいと考えます。このため、ENFJ男性が「もっと共有したい」と思う場面で、ISTP女性は「一人の時間も欲しい」と感じやすく、価値観のすれ違いが起こりやすいでしょう。
ただし、ENFJ男性の思いやりはISTP女性に安心感を与え、ISTP女性の冷静さはENFJ男性の暴走を防ぐ効果があります。お互いの違いを「補い合えるもの」として受け止めることが大切です。
ENFJ(女性)とISTP(男性)の場合
ENFJ女性は家庭に愛情を注ぎ、相手と深くつながろうとしますが、ISTP男性は必要以上に感情を表現せず、行動で示すタイプです。そのため、ENFJ女性は「愛情が足りない」と感じることがあり、ISTP男性は「自分を信じてもらえない」と思うことがあります。
しかし、ISTP男性の安定感は家庭を支える力となり、ENFJ女性の明るさや包容力は家庭を温かくする力になります。感情表現の仕方の違いを理解し合えば、長続きする夫婦関係も築けます。
うまくいくコツ
- ENFJは「相手の自由」を尊重し、過度な干渉を控える
- ISTPは「言葉での愛情表現」を心がけ、誤解を減らす
- 二人の違いを否定せず、「家庭をより豊かにする要素」として受け入れる
ENFJとISTPの仕事の相性
仕事におけるENFJとISTPは、得意分野や価値観が大きく異なるため、協力関係を築くのが難しい組み合わせです。ENFJは「チームワーク」や「人との協力」を重視し、全員で目標を達成することにやりがいを感じます。一方、ISTPは「個人の裁量」や「実務的な効率性」を優先し、自分のやり方で仕事を進めたいタイプです。
そのため、ENFJが「もっと協力しよう」と声をかけても、ISTPは「一人でやった方が早い」と考えることがあり、摩擦が生じやすくなります。さらに、ENFJは計画的に物事を進めようとしますが、ISTPは臨機応変な行動を好むため、進め方の違いで衝突する可能性も高いです。
ただし、両者が得意分野をうまく分担できれば強力なチームになります。ENFJが人間関係をまとめ、ISTPが実務面を担当すれば、お互いの長所を活かし合えるでしょう。
一言アドバイス
ENFJはISTPに「干渉しすぎないこと」を意識し、ISTPはENFJに「情報共有を怠らないこと」を意識することで、協力関係が築きやすくなります。お互いの強みを尊重し、役割分担を明確にすることが成功の鍵です。
ENFJとISTPの友達の相性
友達関係においても、ENFJとISTPは「社交的か内向的か」という大きな違いが壁になることがあります。ENFJは「一緒に時間を共有し、感情を分かち合いたい」と考えるのに対し、ISTPは「自分のペースで自由に過ごしたい」と思う傾向が強いため、関係が一方通行になりやすいのです。
ENFJはISTPにとって「少し押しが強い存在」と感じられることがあり、逆にENFJからするとISTPは「何を考えているのかわかりにくい」と映ることがあります。こうした温度差が、距離感を生みやすいポイントです。
ただし、ENFJの明るさや親しみやすさは、ISTPが普段見せない世界に触れるきっかけを与えますし、ISTPの冷静さや実務的な視点は、ENFJが感情に偏りすぎないようバランスを取る力になります。お互いに歩み寄れば、違いを楽しめる友情を築くことも可能です。
一言アドバイス
ENFJは「相手の静かな時間」を尊重し、ISTPは「自分の気持ちを少しでも表現する努力」をすると、関係が安定しやすくなります。お互いの違いを理解することで、長く続く友情へと発展できるでしょう。
ENFJとISTPの親子の相性
親子関係におけるENFJとISTPは、互いの価値観が噛み合わず、すれ違いが生じやすい組み合わせです。
ENFJの親は「子どもの気持ちを理解したい」「常に寄り添いたい」と思う傾向がありますが、ISTPの子どもは「自由に行動したい」「必要なときだけ助けてほしい」と考えるため、親が過干渉になりやすいのです。
逆に、ISTPが親の場合は「子どもの自立」を重んじるあまり、ENFJの子どもが「もっと関わってほしい」と感じてしまうことがあります。
ただし、ENFJの思いやりとISTPの実務的なサポートがうまくかみ合えば、バランスの良い親子関係を築ける可能性もあります。
一言アドバイス
ENFJは「見守る姿勢」を意識し、ISTPは「小さな関心を言葉で伝える」ことで、親子の信頼関係が深まりやすくなります。
ENFJとISTPのきょうだいの相性
きょうだい関係では、ENFJとISTPは互いに理解しにくい部分が多く、すれ違いが目立ちやすいです。ENFJは「一緒に遊びたい」「気持ちを共有したい」と考えますが、ISTPは「自分の時間を優先したい」と思うため、距離感の違いから誤解が生じやすくなります。
しかし、大人になるにつれてお互いの違いを受け入れられるようになると、関係は安定していきます。ENFJの社交性はISTPに新しい刺激を与え、ISTPの落ち着きはENFJに安心感をもたらすため、良いバランスをとれるきょうだいになることもあります。
一言アドバイス
ENFJは「相手の空間を尊重する」ことを心がけ、ISTPは「小さな交流を大事にする」ことで、きょうだいとしての絆が強まりやすくなります。
ENFJとISTPのA（自己主張型）とT（慎重型）の相性
MBTIの16パーソナリティは、さらに「A（自己主張型）」と「T（慎重型）」に分けられます。
- A型（自己主張型） … 自信があり、決断が早く、多少の失敗にも動じないタイプ
- T型（慎重型） … 不安を感じやすく、自己評価が厳しい反面、慎重で丁寧な行動ができるタイプ
この違いは、ENFJとISTPの相性にも影響を与えます。
ENFJ AとISTP Aの相性
どちらも自己主張が強く、自信を持って行動するタイプです。エネルギッシュなENFJと、行動的なISTPが組むと、決断力と実行力にあふれるペアとなります。しかし、お互いが譲らず意見が衝突すると、激しい対立になりやすい点には注意が必要です。
一言アドバイス
意見の違いを「勝ち負け」ではなく「新しい発見」と捉えることで、良い関係が築けます。
ENFJ TとISTP Tの相性
どちらも慎重で、不安を感じやすいタイプです。相手を気遣う姿勢はありますが、お互いに遠慮しすぎて本音を言えず、関係が停滞しがちです。ですが、その慎重さのおかげで衝突は少なく、安定感のある関係を築きやすいともいえます。
一言アドバイス
相手を思いやるだけでなく、自分の本音を小さくても伝えることが関係を深めるカギです。
ENFJ AとISTP Tの相性
ENFJ Aは積極的にリードしたいタイプで、ISTP Tは受け身で慎重に行動するタイプです。この組み合わせは、一見すると相性が良さそうですが、ISTP Tが「強引に引っ張られている」と感じると関係にひずみが生まれます。ただし、ENFJ Aが配慮を忘れなければ、補完関係として機能します。
一言アドバイス
ENFJ Aは「急がせすぎない」ことを意識すると、ISTP Tは安心してついていけます。
ENFJ TとISTP Aの相性
ENFJ Tは慎重で相手を気遣うタイプ、ISTP Aは自信を持って即行動するタイプです。ENFJ TはISTP Aを尊敬しやすいですが、同時に「置いていかれている」と感じることもあります。バランスが取れれば理想的な組み合わせですが、力関係が偏ると不満が溜まりやすいです。
一言アドバイス
ISTP AはENFJ Tに安心感を与える言葉を意識することで、良い関係を築けます。
よくある質問
Q1: ENFJとISTPが恋愛関係を長続きさせるコツは？
ENFJは「愛情表現をたくさんしたい」と考え、ISTPは「自由を守りたい」と思うため、温度差が原因ですれ違いが起きやすいです。長続きのコツは、ENFJが干渉を控えることと、ISTPが少しずつでも感情を言葉にすることです。互いの違いを認め合えば安定した関係になります。
Q2: ENFJとISTPは仕事で組むと失敗しやすい？
計画性を重視するENFJと、臨機応変さを重んじるISTPは、仕事の進め方が食い違いやすいです。失敗しやすいのは「役割が曖昧な場合」です。ENFJが人間関係をまとめ、ISTPが実務や現場対応を担うなど、明確な役割分担をすることで、むしろ強力なチームになれます。
Q3: ENFJとISTPが友達として仲良くできる秘訣は？
友達関係では、ENFJが「もっと一緒に過ごしたい」と思うのに対し、ISTPは「一人の時間も大切にしたい」と感じるため、距離感の違いが課題になります。仲良くする秘訣は、ENFJが相手の空間を尊重すること、ISTPが定期的に気持ちを伝えることです。そうすることで、無理のない友情が長く続きます。
まとめ
ENFJとISTPは、MBTIの16パーソナリティの中でも最も相性が悪いとされる組み合わせです。ENFJは人とのつながりや感情の共有を重視する一方、ISTPは自由や自分のペースを大切にするため、価値観の違いからすれ違いが生まれやすいのが特徴です。
しかし、相性が悪いからといって必ずしも関係がうまくいかないわけではありません。ENFJの思いやりやリーダーシップと、ISTPの冷静さや実行力は、本来お互いを補い合える資質です。大切なのは「違いを否定せず、尊重する」姿勢です。
恋愛や結婚、仕事、友情、家族関係においても、ENFJは「干渉しすぎないこと」、ISTPは「気持ちを伝えること」を意識すれば、安定した関係を築くことができます。違いを受け入れ、歩み寄る努力を重ねれば、むしろお互いに学び合える関係となるでしょう。
