4ndは間違い!正解は4th|なぜ誤用が広まった?正しい使い方を解説

ハテナマークの外国人

インターネットやSNSを見ていると、「4nd anniversary」や「Happy 4nd Birthday!」といった英語表現を見かけることがあります。一見、それっぽく見えるこの表現ですが、実は誤った英語です。

日本人をはじめとする英語学習者がよく間違えて使ってしまう「4nd」という表現。これが間違いである理由、正しい表現、そして序数詞のルールについて、この記事では詳しく解説していきます。

特に以下のような疑問を持っている方におすすめの内容です:

  • 「4nd」って意味は通じるの?
  • 正しくは「4nd」じゃないの?それとも「4th」?
  • 「nd」や「th」の違いってなに?
  • 他にも「3nd」や「5nd」はある?

この記事を読むことで、「4nd」がなぜ間違いなのかが明確にわかり、今後同じミスを避けられるようになります。英語表現を正しく使いたい方は、ぜひ最後までお読みください!

目次

「4nd」の意味

アルファベット

結論から言えば、「4nd」という表現は英語として正しくない誤用です。

なぜ「4nd」が間違いなのか?

「4nd」は、数字の「4(four)」に、2番目を表す序数詞の「nd(second)」がついた形です。しかし、英語では数字と接尾辞(suffix)の組み合わせには明確なルールがあります。

英語の序数詞は、以下のように定められています:

  • 1 → 1st(first)
  • 2 → 2nd(second)
  • 3 → 3rd(third)
  • 4 → 4th(fourth)

このように、「4」に正しくつく接尾辞は「th」です。「nd」は「2(second)」のみに使われるため、「4nd」は英語として成立しないのです。

「4nd」の意味は存在しない

英語には「4nd」という語は辞書にも存在せず、意味もありません。そのため、英語ネイティブが見た場合、「スペルミス」「英語の知識不足」などと捉えられてしまいます。

意味が通じることはあるのか?

文脈や場面によっては、「4nd」は「4th」と言いたかったのだろう、とネイティブが推測してくれることはあります。ですが、公式な文章やビジネス英語では通用せず、信用を損ねる原因になりかねません。

「4nd」の読み方は?発音は?

手を広げて首をかしげる人

「4nd」という表現は、見た目だけでなく音としても間違いです。ここでは、「4nd」がなぜ発音の面でも誤っているのか、そして正しい「4th」の読み方について解説します。

「4nd」はどう読むの?

まず前提として、「4nd」は英語に存在しない語句なので、正しい読み方や発音は存在しません

とはいえ、日本人の英語学習者が「4nd」を見てしまったとき、多くの人が「フォーンド」と読もうとしてしまうかもしれません。しかし、この発音は英語として完全に不自然です。

  • 「フォーンド(foh-nd)」という読み方はネイティブには意味不明
  • 読み方が曖昧なため、相手に通じにくい

英語ネイティブにとって、「4nd」という表現や発音は非常に奇妙に聞こえます。なんとなく意味は伝わるかもしれませんが、「あれ?間違ってるな」と違和感を持たれます。

正しい表現「4th」の読み方

「4th」は、「Fourth(フォース)」と読みます。

発音のポイント:

  • 「four(フォー)」に「th(ス)」をつけた形
  • 「th」は舌を軽く歯に当てて「ス」と「ズ」の中間の音を出すのがコツ

「4nd anniversary」は誤用?正解は?

薔薇の花

「4nd anniversary」という表現、SNSや自己紹介文などで意外と目にすることがあります。しかし、これは完全に誤った英語表現です。英語ネイティブには通じませんし、英語を使う上での信頼性にも影響を与える可能性があります。

ここでは、「4nd anniversary」がなぜ間違いなのか、そして正しい表現について解説します。


「4nd anniversary」はなぜ誤りなのか?

英語の「anniversary」は「記念日」という意味です。たとえば「1周年記念」は "1st anniversary"、「2周年記念」は "2nd anniversary" と表現します。ここで使われる「1st」「2nd」などは序数詞(ordinal numbers)と呼ばれるもので、以下のルールに従います:

数字正しい序数詞読み方
11stfirst(ファースト)
22ndsecond(セカンド)
33rdthird(サード)
44thfourth(フォース)

つまり、「4周年記念」は英語で"4th anniversary"が正しい表現です。「4nd anniversary」は、「2(second)」の序数「nd」を4に誤ってつけてしまった例で、文法的にも発音的にもNGです。

後ほど詳しく説明しますが、「nd」という表記が「序数詞っぽい」と感じてしまうため、数字を変えても「nd」をそのまま使ってしまう人が多いのです。しかしこれは、英語の文法の基本を理解すれば防げるミスです。


実際に使われている例(誤用)

例えば、次のような表現を見かけることがあります:

❌ Happy 4nd Anniversary!
❌ Celebrating our 4nd year together!

上記はすべて誤用です。正しくは次のように表現しましょう:

✅ Happy 4th Anniversary!
✅ Celebrating our 4th year together!


英文の中での使い方(正しい例)

実際に「4th anniversary」を使った英文の例を見てみましょう。

  • We are celebrating our 4th anniversary this weekend.
    (今週末、私たちは4周年記念を祝います。)
  • This event marks the 4th anniversary of our founding.
    (このイベントは、私たちの設立4周年を記念するものです。)

4ndと4thの違い

アルファベット

「4nd」と「4th」は、たった一文字の違いのように見えますが、英語の文法上はまったく意味が異なる表現です。この章では、その違いをしっかり理解できるように、ルールと意味の両面から解説していきます。


「nd」と「th」の違いとは?

英語では、順番を表す言葉を序数詞(ordinal numbers)といいます。

数字序数詞接尾辞
11stst
22ndnd
33rdrd
44thth
55thth
th

このように、序数詞には数字ごとに正しい接尾辞が決まっており、

  • 「nd」は 2nd(second) にだけ使われる
  • 「th」は 4th(fourth) をはじめとする、多くの数字に使われる

つまり、「4nd」は「2番目(2nd)」の接尾辞「nd」を「4」に間違ってつけた誤用ということになります。


「4nd」は意味不明、「4th」は正式表現

  • 4th:英語として正しい。意味は「第4の」「4番目の」
  • 4nd:英語として誤り。意味もなく、ネイティブには通じない

実際の例で比較してみよう

誤った表現(×)正しい表現(○)
4nd anniversary4th anniversary
4nd birthday4th birthday
4nd place in a race4th place in a race

これらはすべて、「nd」ではなく「th」を使うのが正解です。


なぜ間違えやすいのか?

日本人をはじめ、英語が母語でない人がよくやってしまうミスの理由は、以下のような点にあります:

  • 「nd」がなんとなく「序数詞らしい」と思ってしまう
  • 数字を変えても「nd」をそのままつけてしまうクセ
  • 英文を真似したときに、すでに間違った表現を参考にしている

4ndと4thの使い分け

外国人の部屋

前章で、「4nd」は誤りで「4th」が正しいことを説明しました。では、英語の序数詞全体をどのように使い分ければよいのでしょうか?この章では、「4nd」のような間違いを防ぐために、序数詞の使い分けルールとその活用方法をわかりやすく解説します。


序数詞の基本的な使い方

序数詞(ordinal numbers)は、「順番」を表すときに使われます。
例えば:

  • 誕生日(例:4th birthday → 4回目の誕生日)
  • 大会の順位(例:2nd place → 2位)
  • 建物の階数(例:3rd floor → 3階)
  • 年次記念日(例:5th anniversary → 5周年)

このように、数字 + 序数詞の形で「何番目」を伝えます。


数字ごとの正しい接尾辞の使い分け

数字序数詞接尾辞発音
11st-stfirst
22nd-ndsecond
33rd-rdthird
44th-thfourth
55th-thfifth
66th-thsixth
77th-thseventh
88th-theighth
99th-thninth
1010th-thtenth

※ 例外は「1〜3」のみで、それ以外の数字には「-th」が使われます。


使い分けのポイント

  1. 語尾に注目!
    • 1 → st(1st)
    • 2 → nd(2nd)
    • 3 → rd(3rd)
    • 4以上 → th(4th, 5th, 6th…)
  2. 数字の末尾ではなく、「数そのもの」に注目
    • 例えば「13」や「113」のように「3」で終わっていても、13th、113thになります(例外あり)
  3. 間違えやすいのは「4nd」「3th」「5nd」など
    • これらはよくある混乱パターン。ルールに従えば簡単に防げます。

練習問題:使い分けチェック

以下の表現は正しいでしょうか?間違いでしょうか?

表現正しい?正解は…
4nd anniversary4th anniversary
2rd birthday2nd birthday
3th place3rd place
5th year正しい表現

覚え方の語呂合わせ

英語学習者には、こんな語呂合わせもおすすめです:

  • 「1番目は『すたーと』(st)で1st」
  • 「2番目は『なんで?』(nd)で2nd」
  • 「3番目は『サードで覚えろ』(rd)で3rd」
  • 「4以降は『するっと』(th)でth!」

なぜ4ndが広まった?

ハテナマーク

「4nd」という明らかな誤用が、SNSやブログ、自己紹介文などで意外なほど頻繁に見られるのはなぜでしょうか?この章では、「4nd」のような間違った英語表現が広がってしまった理由について、いくつかの要因を分析します。


①タイプミス・誤変換の影響

最も単純な理由の一つが、タイプミス(打ち間違い)やオートコレクトの誤変換です。

  • 「4th」と打とうとして「th」が「nd」に置き換わってしまった
  • スマホの予測変換やキーボードアプリの自動補正で誤変換された
  • 一度間違えて使った表現が、そのままテンプレ化された

特にSNSやチャットのように、スピード重視で文章を打つ環境では、この種の誤用が起きやすいです。


②非ネイティブの英語学習者による誤解

英語を母語としない人にとって、序数詞の「st」「nd」「rd」「th」の使い分けはややこしく感じられます。
その結果、

「ndをつければ“〜番目”っぽくなるんじゃないか?」

という自己流のルールを作ってしまい、「4nd」や「3nd」「5nd」といった表現が生まれます。

特に、英語を学校で教科書的に学ぶよりも、ネットやSNSで“なんとなく”覚えた人に多いパターンです。


③機械翻訳のミス(特に昔の翻訳アプリ)

昔の自動翻訳アプリや初期のGoogle翻訳では、序数詞の文法認識が不完全なことがありました。

例えば、「4周年記念」と入力して「4nd anniversary」と出力されてしまうケースも報告されています。現在の翻訳技術は向上していますが、過去に出回った誤訳が未だにテンプレとして流用されていることも多いです。


④SNSでの拡散力

SNSやブログ、画像投稿サイトなどで「Happy 4nd Anniversary!」のような表現が投稿され、それが見た目に可愛く見えたり、真似されやすいことで、さらに広がっていきます。

特に、ビジュアル中心のSNS(InstagramやPinterestなど)では、内容より見た目の印象が重視されるため、誤用に気づかないまま拡散されがちです。


⑤英語を「音」で覚えていないこと

日本の英語教育では、どうしても「書き言葉」中心で、「音声」や「発音」を伴わずに英語を覚える傾向があります。そのため、「fourth(フォース)」という正しい読み方が記憶に残らず、綴りだけを適当に当てはめてしまうミスが起こります。


結論:ネット時代ならではの“拡散型誤用”

「4nd」の広まりには、以下のような複数の要因が関係しています:

  • ちょっとしたタイポ(タイプミス)
  • 翻訳アプリの誤作動
  • 非ネイティブの“感覚的な”英語
  • SNSによる拡散
  • 教育の偏り(音より文字)

これらが組み合わさることで、「4nd」という本来存在しない表現が、まるで正しいように見えてしまうのです。

「1nd」「2nd」「3nd」について

勉強している子ども

「4nd」以外にも、英語の序数詞でよく間違われる表現があります。それが「1nd」「3nd」「5nd」などの誤った接尾辞の組み合わせです。この章では、それぞれのケースを取り上げながら、正しい序数詞の形とその覚え方について詳しく解説します。


「1nd」って何?(正しくは「1st」)

誤用例:

  • ❌ Today is my 1nd day at work. (今日は職場での1nd日目です。)

正しい形:

  • ✅ Today is my 1st day at work. (今日は職場での1日目です。)

解説: 「1」は英語で「first(ファースト)」と読み、「1st」が正しい表記です。
「nd」は「second(2nd)」の略なので、「1nd」は文法的にも意味的にも成り立ちません。


「2nd」は正しい!(これだけは正解)

正しい表現:

  • ✅ He finished in 2nd place. (彼は2位でゴールしました。)

補足: 「2nd」は正しく、唯一「nd」が使われるケースです。
よくある間違いに気をつけつつ、「2nd」だけは安心して使ってOKです。


「3nd」って何?(正しくは「3rd」)

誤用例:

  • ❌ This is the 3nd anniversary of our company. (これは会社の3nd周年記念です。)

正しい形:

  • ✅ This is the 3rd anniversary of our company. (これは会社の3周年記念です。)

解説: 「3」は英語で「third(サード)」と読み、「3rd」と表記します。
「rd」は「third」に由来する接尾辞で、これも3だけに使える専用ルールです。


「5nd」などのその他の誤用も多い

実際に見かけることがあるその他の誤用:

誤用正しい表現
5nd5th
6nd6th
7rd7th
11st11th
13rd13th

※数字が「1」「2」「3」で終わっていても、11〜13は例外として「th」を使います。


覚えておきたい:正しい序数詞一覧(1〜20)

数字序数詞
11st
22nd
33rd
44th
55th
66th
77th
88th
99th
1010th
1111th
1212th
1313th
1414th
1515th
1616th
1717th
1818th
1919th
2020th

まとめ:序数詞の接尾辞の正しい割り当て

数字の末尾接尾辞使用例
1(ただし11は除く)st1st, 21st
2(ただし12は除く)nd2nd, 22nd
3(ただし13は除く)rd3rd, 23rd
それ以外th4th, 5th, 6th…

序数詞の基本ルール

英語の授業

英語の序数詞(ordinal numbers)は、日常英会話やビジネスシーン、文章作成など、あらゆる場面で使われます。ここでは「1st」「2nd」「3rd」「4th」…のような表現を正しく使うための基本ルールを、わかりやすくまとめます。


序数詞とは?

序数詞(ordinal numbers)とは、「順番」を表す数字のことです。英語では、数字に接尾辞(suffix)をつけて序数詞を表現します。

  • 1番目 → 1st(first)
  • 2番目 → 2nd(second)
  • 3番目 → 3rd(third)
  • 4番目 → 4th(fourth)
  • 5番目 → 5th(fifth)
  • …以下同様

これらは、誕生日、記念日、順位、日付、階数など、多くの場面で使われます。


接尾辞(-st, -nd, -rd, -th)の付け方

序数詞に使われる接尾辞には、以下の4つがあります。

接尾辞適用される数字の例
-st1st, 21st, 31st など
-nd2nd, 22nd, 32nd など
-rd3rd, 23rd, 33rd など
-th4th, 5th, 6th…11th, 12th, 13th…

注意すべきポイント:

  • 11、12、13は例外扱いで、全て「-th」を使います。
    • 11 → 11th(×11st)
    • 12 → 12th(×12nd)
    • 13 → 13th(×13rd)

末尾数字に注意する

序数詞の接尾辞は、「数字の最後の1桁」に基づいて決まりますが、例外(11〜13)には注意が必要です。

数字正しい序数詞誤用例
11st1nd, 1th(×)
22nd2rd(×)
33rd3nd, 3th(×)
44th4nd(×)
1111th11st(×)
1313th13rd(×)

スペルと読み方の関係

序数詞は、読み方と綴りの間にルールがあります。

数字読み方(英語)綴り
1first1st
2second2nd
3third3rd
4fourth4th
5fifth5th
8eighth8th

注意点として、fifth(5番目)やeighth(8番目)など、スペルが変化するものもあります。


書き方の形式

数字 + 接尾辞(略式)

  • 1st, 2nd, 3rd, 4th…

スペルアウト(正式表記)

  • first, second, third, fourth…

フォーマルな文書や契約書などでは、スペルアウトされた表現が好まれることがあります。


日付での使い方

英語で日付を書くときも、序数詞は頻出です。

日本語英語(口語)英語(書き言葉)
4月1日April firstApril 1st
5月3日May thirdMay 3rd
7月4日July fourthJuly 4th

「4th(フォース)」の意味と使い方

4th

「4nd」が誤りであることはこれまでに説明してきましたが、正しい表現である「4th(フォース)」には、明確な意味と正しい使い方があります。この章では、「4th」の基本的な意味から、日常生活やビジネスでの具体的な使用例までを丁寧に解説します。


「4th」の基本的な意味

「4th」は、英語で「第4の」「4番目の」という意味を持つ序数詞です。これは、何かの順番を表すときに使います。

例:

  • 4th day → 4日目
  • 4th floor → 4階
  • 4th anniversary → 4周年記念

読み方と発音

「4th」は「fourth(フォース)」と読みます。「フォース」は「force(力)」とは異なりますので、発音にも注意が必要です。

発音記号:

  • /fɔːrθ/(アメリカ英語・イギリス英語)

発音のポイント:

  • 「four(フォー)」+「th(舌を軽く歯に当てて出す“ス”音)」
  • 「force(フォース)」と混同しないように注意!

「4th」が使われる主なシーン

① 日付・カレンダー

  • July 4th(7月4日)
    アメリカ独立記念日「the Fourth of July」で特に有名です。

② 階数・順番

  • 4th floor(4階)
    日本では1階=1st floorですが、アメリカでは1階=Ground floorのため、混乱に注意。

③ 順位・成績

  • She came in 4th place.
    (彼女は4位だった。)

④ 年次記念日

  • Our 4th wedding anniversary is next month.
    (私たちの結婚4周年は来月です。)

⑤ 教育・学年

  • He is in the 4th grade.
    (彼は小学4年生です。)

「force(力)」との違いに注意!

よくある誤解が、「fourth(4th)」と「force(力)」の音の違いです。

単語発音記号意味
fourth/fɔːrθ/第4の
force/fɔːrs/力、強さ
  • 「th」と「s」の音の違いに注意!
  • 映画『スター・ウォーズ』の名言 "May the Force be with you." とは全く別物です

「4th」の使用例

外国人

ここでは、「4th」という正しい序数詞が実際に英語でどのように使われるのか、具体的な例文を通して紹介していきます。日常会話からビジネス英語、フォーマルな場面まで、「4th」を使いこなすための参考にしてください。


日常会話での使用例

① 誕生日に関する例文

  • Today is my son’s 4th birthday.
    (今日は息子の4回目の誕生日です。)
  • We’re throwing a party for her 4th birthday.
    (彼女の4歳の誕生日にパーティーを開きます。)

② 学年・学校に関する例文

  • He’s in the 4th grade now.
    (彼は今、小学4年生です。)
  • My daughter’s 4th-grade teacher is very kind.
    (私の娘の4年生の担任の先生はとても親切です。)

ビジネスやフォーマルな場面での使用例

① 記念日・周年行事

  • Our company is celebrating its 4th anniversary this year.
    (当社は今年、創業4周年を迎えます。)
  • We launched the product on the 4th of January.
    (私たちはその製品を1月4日に発売しました。)

② プレゼン・報告書での使用

  • The 4th quarter results show significant growth.
    (第4四半期の業績は大きな成長を示しています。)
  • This is the 4th version of the software.
    (これはソフトウェアの第4バージョンです。)

イベントや日付に関する例文

アメリカの祝日(例:独立記念日)

  • The Fourth of July is a national holiday in the U.S.
    (7月4日はアメリカの祝日です。)
  • We watched fireworks on the 4th of July.
    (私たちは7月4日に花火を見ました。)

書き方のバリエーション

数字表記とスペルアウトの違い

数字で書く場合スペルで書く場合
4th anniversaryfourth anniversary
4th gradefourth grade
July 4ththe fourth of July

📌 補足:
フォーマルな文書やスピーチでは「fourth」とスペルアウトすることが多く、カジュアルな場面では「4th」と数字で書くのが一般的です。


間違った使用例と修正

誤った表現正しい表現解説
4nd anniversary4th anniversary「nd」は2番目のみに使う
the 3th floorthe 3rd floor「3番目」は「rd」が正しい
July 4rdJuly 4th「4番目」は「th」が正しい

実践ポイント💡

  • SNSやメールで使うときは、文脈に合ったスタイル(数字表記 or スペルアウト)を選ぶ
  • スピーチやプレゼンでは、「フォース」と正しい発音で使うことが大切
  • 数字+thのルールを守るだけで、英語力が一段とアップして見える!

「4th」と「フォース」の使い分け

英語の辞書

日本語で「フォース」と聞くと、「第4の」という意味の4th(fourth)のほかに、「力・エネルギー」の意味であるforce(フォース)も思い浮かぶかもしれません。この2つは発音が似ているため混同されやすいですが、英語としてはまったく別の意味と用法を持つ単語です。

この章では、英語学習者がつまずきやすい「fourth」と「force」の意味・使い方・発音の違いについて、しっかり整理していきましょう。


意味の違い

単語スペル意味用途
4thfourth第4の、4番目の順番・順位・日付・記念日など
forceforce力、勢力、強制力物理の力、軍事力、意志の力など

例:

  • the 4th floor(4階)← 順番
  • a strong force(強い力)← 物理的または抽象的な力

発音の違い

発音記号とカタカナ表記:

単語発音記号カタカナ表記発音のポイント
fourth/fɔːrθ/フォース語尾の「th」は舌を軽く歯に当てて発音する
force/fɔːrs/フォース語尾の「s」は「ス」とはっきり発音する

💡違いのポイント

  • fourth:th音(θ) → 息を強く吐きながら「ス」に近い音(舌を歯に軽く当てる)
  • force:s音(s) → 舌は歯に当てず、「ス」と明確に発音

発音を聞いてみると…ネイティブの発音を聞くと、はっきりと区別されていることがわかります。特にスピーキングやリスニングにおいて、この微妙な違いが伝わるかどうかの鍵になります。


よくある混同例と正しい表現

誤用正しい表現解説
May the 4th be with you.(映画の言葉風)本来は「May the Force be with you.」「フォースの力(force)」を意味する名言
I felt a strong fourth.I felt a strong force.「強い第4」ではなく「強い力」が正しい
He is in the force grade.He is in the fourth grade.「フォース学年」は意味不明

実践での使い分け練習

以下の文の空欄に入るのは「fourth」か「force」か?考えてみましょう。

  1. This is the ______ time I’ve seen this movie.
    → ✅ fourth
  2. The police used unnecessary ______ during the arrest.
    → ✅ force
  3. May the ______ be with you.
    → ✅ force
  4. He lives on the ______ floor of the building.
    → ✅ fourth

このように、文脈から意味を判断する習慣をつけることが、正しく使い分けるコツです。

「4th」の類語や関連語

勉強

「4th(fourth)」は「4番目の」「第4の」といった順序を表す言葉ですが、英語では文脈によってさまざまな言い換えや関連表現が使われます。この章では、「4th」と意味が近い言葉や、同じ場面で使われる類語・関連語をまとめてご紹介します。


類語・言い換え表現

✅ next(次の)

  • 意味:次に来るもの、次の順番のもの
  • 使い方
    • "He will speak next."(彼が次に話します。)
    • ※ただし、「4th」=「next」というわけではなく、「next」は現在の位置から見て1つ先を指します。

✅ subsequent(その後の/次に続く)

  • 意味:〜の次に続く、以降の
  • 使い方
    • "In subsequent years, the company grew rapidly."
      (その後の年に、会社は急成長した。)

✅ following(次の/後に来る)

  • 意味:「次の」に近いが、「特定の出来事の直後」を意味することも多い
  • 使い方
    • "On the following day, we visited the museum."
      (翌日に、私たちは博物館を訪れた。)

✅ ordinal(序数の)

  • 意味:序数に関する(形容詞・名詞)
  • 使い方
    • "Fourth" is an ordinal number.
      (「Fourth」は序数詞です。)

「4th」に関係する単語・表現

表現意味備考
four数字の「4」「4th」は「four」の序数形
fourth place4位スポーツや順位でよく使う
fourth grade4年生(学年)小中学校などでよく登場
4th quarter第4四半期(会計用語)ビジネス英語で頻出
Fourth of Julyアメリカ独立記念日アメリカの祝日名(7月4日)

「4th」を含む熟語や言い回し

📌 the Fourth of July

→ アメリカの独立記念日。花火大会やパレードで有名。

📌 the fourth dimension

→ 4次元(物理やSFでの概念)。空間+時間のような意味で使われることも。

📌 the fourth estate

→ 第4の権力(報道機関・メディア)。政治、司法、行政に次ぐ社会的役割を指す表現。


英語学習に役立つ豆知識:基数詞 vs 序数詞

タイプ用途
基数詞(cardinal numbers)one, two, three, four…数量を表す(1個、2人など)
序数詞(ordinal numbers)first, second, third, fourth…順序を表す(1番目、2位など)

「4th」はこのうちの序数詞(ordinal number)に分類されます。

  • 「4th」の類語には、「next」「following」「subsequent」などがあるが、意味や使い方は微妙に異なる
  • 数字としての「four」と区別し、順番を表す場合は「fourth(4th)」を使う
  • 関連表現を覚えることで、より自然な英語表現が可能になる

「4th」を使った例文

ノートとペン

ここでは、これまで解説してきた「4th」の使い方を実践的に身につけるために、日常会話・ビジネス・学校・イベントなど、さまざまなシーンでの例文をご紹介します。実際に使えるフレーズばかりなので、英会話やメール、SNSでもすぐに役立ちます!


誕生日・記念日に関する例文

  • Happy 4th birthday to my little princess!
    (私の小さなお姫様、4歳のお誕生日おめでとう!)
  • This year marks our 4th wedding anniversary.
    (今年は私たちの結婚4周年です。)
  • We're celebrating our 4th year in business.
    (創業から4年目を祝っています。)

日付・イベント

  • The event will be held on the 4th of June.
    (そのイベントは6月4日に開催されます。)
  • The Fourth of July is a big celebration in the United States.
    (7月4日はアメリカの大きな祝日です。)
  • Please submit the report by the 4th at the latest.
    (遅くとも4日までに報告書を提出してください。)

順位・成績

  • She came in 4th place in the competition.
    (彼女はその大会で4位に入りました。)
  • Our team finished 4th overall.
    (私たちのチームは総合で4位でした。)

学校・教育に関する例文

  • My son is in the 4th grade this year.
    (息子は今年、小学4年生です。)
  • The 4th-grade students are going on a field trip.
    (4年生の生徒たちは遠足に行きます。)

ビジネス・職場

  • Sales increased significantly in the 4th quarter.
    (第4四半期に売上が大きく伸びました。)
  • This is the 4th version of the software.
    (これはそのソフトの第4版です。)
  • We plan to launch the product on the 4th of August.
    (私たちはその商品を8月4日に発売する予定です。)

その他の表現

  • This is the 4th time you've asked me that!
    (それを聞かれるのはもう4回目です!)
  • He lives on the 4th floor of the building.
    (彼はその建物の4階に住んでいます。)

ポイントまとめ

  • 「4th」は誕生日や記念日、順位、日付など、幅広い場面で使える万能な表現。
  • 日常会話だけでなく、ビジネス文書やメールにも使える。
  • 「4nd」などの誤表記に気をつけて、正しく「4th」と使おう!

他の誤用「3nd」「5nd」

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「4nd」が誤用であるのと同様に、英語の序数詞には他にも間違えやすい表現がいくつかあります。特に「3nd」「5nd」「6rd」など、数字と接尾辞(nd/rd/st/th)の組み合わせミスによる誤用がSNSやブログなどで散見されます。

この章では、こうしたよくある誤用とその正しい表現をまとめてご紹介します。


「3nd」→ ❌ 間違い(正しくは「3rd」)

誤用例:

  • ❌ She won 3nd place in the race.
  • ❌ This is our 3nd meeting.

正しい表現:

  • ✅ She won 3rd place in the race.
  • ✅ This is our 3rd meeting.

解説: 「3番目」は「third」で、正しい接尾辞は -rd
「nd」は「2番目(second)」専用なので、「3nd」は完全な誤用です。


「5nd」→ ❌ 間違い(正しくは「5th」)

誤用例:

  • ❌ Welcome to our 5nd anniversary party!
  • ❌ He finished 5nd in the competition.

正しい表現:

  • ✅ Welcome to our 5th anniversary party!
  • ✅ He finished 5th in the competition.

解説: 「5番目」は「fifth」なので、接尾辞は -th
「nd」は2ndにしか使えません。


他にもある誤用パターン

誤用正しい表現理由
1nd1st「1番目」は「first」、接尾辞は -st
6rd6th「6番目」は「sixth」、接尾辞は -th
11st11th「11」は例外で「th」を使う
13rd13th「13」も例外で「th」

なぜこうした誤用が起こるのか?

誤用の原因は以下の通りです:

  • 数字の末尾だけを見て判断してしまう
    例:13 → 3で終わってるから「13rd」と誤解
  • 英語の接尾辞ルールを正確に知らない
    → nd, rd, st を何となく「それっぽい」で使ってしまう
  • 見た目や響きでなんとなく選んでしまう
    → SNSや翻訳アプリで見かけた表現をそのまま信じる

正しい序数詞のルール(おさらい)

数字序数詞接尾辞発音
11st-stfirst
22nd-ndsecond
33rd-rdthird
4〜20(例外除く)数字+th-thfourth, fifth...

11〜13は例外で、すべて「th」を使います(11th, 12th, 13th)


覚えておくと便利な語呂合わせ

  • 1st → すたーと(st)
  • 2nd → なんで?(nd)
  • 3rd → さんど(rd)
  • それ以外はするっと(th)

まとめ

  • 「3nd」「5nd」「6rd」「11st」などの表現はすべて誤用
  • 序数詞はルールに沿って接尾辞を使い分ける必要がある
  • 数字の「意味」でなく「形」だけで判断しないよう注意
  • 正しくは:「3rd」「5th」「6th」「11th」など

「4nd」は誤用!正しくは「4th」

ポイント

ここまでの章で、「4nd」が間違いである理由、正しい序数詞のルール、「4th」の使い方、そして他の誤用例までを詳しく解説してきました。この章では、改めて『4nd』が誤用である根拠と、正しい表現である『4th』を正しく使うポイントを総まとめしておきましょう。


「4nd」が誤用である理由

  • ndは「2nd」専用の接尾辞
    → 「4番目」には使えない
  • 「4nd」という単語は存在しない
    → 英語ネイティブにも通じない
  • 「4th」が正しい英語の序数詞
    → 「fourth(フォース)」と読む
  • 発音的にも意味的にも間違い
    → 「4nd」はネイティブにとって意味不明

「4th」が正しい理由

  • 「4」は順番で言うと「第4番目」=fourth
  • 接尾辞「-th」は、4以上の数字に基本的に使われる
  • 「4th anniversary」「4th grade」「July 4th」など、幅広いシーンで使用される

よくある誤用との比較表

誤用正しい表現間違いの理由
4nd anniversary4th anniversaryndは2ndだけに使う
3nd place3rd place3番目は「rd」
5nd birthday5th birthday5番目は「th」、ndは誤用
11st grade11th grade11は例外で「th」を使う(11th)

SNSでの誤用に注意!

「4nd anniversary」といった表現は、SNSでよく見かける誤用です。
可愛らしいフォントやテンプレートに乗せて使われていることもあり、見た目で正しいと思ってしまいがちですが、英語としては完全に間違いです。

> 📌 「見たことある=正しい」ではない!
言語はルールに基づいて使うもの。目にした回数ではなく、正しい知識が重要です。


正しい使い方のポイント

  • 「4th」は「第4の」ことを表す
  • 読み方は「フォース」(fourth)
  • 「nd」「rd」「st」はそれぞれ特定の数字にのみ使用
数字接尾辞序数詞
1-st1st
2-nd2nd
3-rd3rd
4-th4th
5〜-th5th〜

まとめ:正しい英語を使うために

  • 「4th」= 正しい表現(第4の)
  • 「4nd」= 誤用(意味が通じない)

正しい表現を使うことで、英語力が上がるだけでなく、ビジネスやSNSでも信頼を得られるようになります。
とてもシンプルなルールだからこそ、しっかりと身につけておきましょう。

まとめ

本記事では、「4nd」という誤った英語表現について詳しく解説してきました。「4nd」は、「2番目」を意味する「nd」を4に誤って付けたもので、英語の文法上、存在しない間違った形です。正しくは「4th」であり、「第4の」「4番目の」といった意味を持ち、読み方は「フォース(fourth)」です。

序数詞には明確なルールがあり、「1st」「2nd」「3rd」の後はすべて「th」が基本となります。「4th anniversary」「4th grade」「July 4th」など、日常やビジネスで広く使われる表現も多数あります。

一方、「3nd」「5nd」などの誤用もよく見られますが、これらもすべて接尾辞のルールを理解すれば簡単に防げます。SNSや翻訳アプリの影響で広がってしまった誤用を正し、正確な英語を身につけることが、自信ある発信につながります。

ぜひこの機会に、序数詞の正しい使い方を覚え、もう「4nd」で恥をかくことのないようにしましょう。